5月12日、防災・震災対策調査特別委員会が行われました。
案件は、
1.平成28年熊本地震への対応について
2.8区による客引き対策会議について
3.委員会の1年のまとめ
【1.平成28年熊本地震への対応について】
熊本地震への本区の対応についての報告がありました。
先日のblogでもご報告しましたが、改めてご報告をさせていただきます。
4月14日（木）21:26に熊本地方で最大震度7（M6.5）の地震が起き、4月16日（土）には再び最大震度7（M7.3）の地震（のちにこれが本震だったという発表あり）が起きるなど、震度1以上の地震は5月11日時点で1800回を超えています。
5月11日時点で、死者は68名、行方不明者1名、住家被害は72954棟、避難者は11886人となっています。
（避難者は5月8日時点で13883人だったので、少しずつ減っています）
本区では、4月18日に危機管理対策本部会議を実施し、支援職員派遣、支援物資搬送の準備、義援金受付、広報臨時号発行、熊本城再建支援金等について、区としての対応を決定しました。
◆熊本への支援内容（5月12日時点）
１.人的支援
(1)応急危険度判定業務（熊本市）
4/20～30の間に実施、3個チーム計12名派遣
(2)罹災証明発行業務支援（熊本県庁）
・被災者生活再建支援システム運営支援のため、幹部職員2名派遣
・5/2～9、9～16に各1名ずつ
(3)罹災証明発行業務支援（熊本市）
・罹災証明発行業務にかかる職員4名を派遣（4/28特別区長会における保健師・罹災証明関係業務職員、ケースワーカーの派遣の決定を受けて対応）
・5/17～24に4名
２.物的支援
(1)生活支援物資の提供
・4/22 4tトラック2台（4/23日通福岡中央支店に搬入。5/7に熊本市内の支援物資集積区域へ搬入完了）など
・物資は、ブルーシート、紙おむつ（大人用、子供用）、生理用品、粉ミルク、ウェットティッシュ、使い捨てほ乳瓶、乳児用肌着
(2)罹災証明システム機材の貸出し
・豊島区（2台）、千代田区、葛飾区、練馬区、から合計5台の機材を熊本県庁へ貸出し
・4/29に搬入完了
３．義援金等
(1)熊本地震災害義援金（日本赤十字社） 4/15～6/30
詳細は区のHPへ⇒コチラ
(2)熊本城修復豊島区支援金 4/28～6/30
詳細は区のHPへ⇒コチラ
(3)その他
・熊本地震支援に関する各種広報（4/25に広報臨時号を発行）
⇒4/25広報としま臨時号
私からいくつか質問をしました。
Q:今回の熊本地震は巨大な地震が連続で起こるというものだった。防災計画上の地震の想定の見直しはあるのか？
A:今回のようなパターンは東京では考えられないもの。地震の想定は東京都と合わせているため、東京都が見直さない限り防災計画の想定は見直しをかけない。
Q:罹災証明発行業務の支援で職員を派遣しているが、豊島区と同じシステムを使っているのか？
A:同じではなかったが、今回の震災をきっかけに同様のシステムを導入することとなった。
⇒防災サミットの時にも私から要望をしましたが、防災協定を結んでいる自治体など協力体制をとる可能性がある自治体とは、このようなシステムを統一化しておくことが大事だろうと私は考えています。
Q:本区で備蓄している救援物資を送ったあと、物資の補充はどのように行っているのか？
A:送付後速やかに補充をしている
⇒地震など災害が連動して起きそうな場合には、救援物資を送ったあとに本区自体が被災する可能性もある。この辺の見極めを完璧に行うのは難しいことですが、適切に判断してほしいと要望しました。
Q:救援物資の荷捌きが難しくなっているようだ。物流が滞留した理由はどのように考えられるか？
A:ルート、輸送網の不備が考えられる。これは九州だけの問題でなく、全国的にもそうなのだろうと考える。
今回の震災の教訓として、物流体制の見直し、ルートの確保など体制を整備する。
⇒この問題を教訓ととらえ、体制の見直しを考えるとの答弁がありました。
造幣局跡地の防災公園がこの役割を果たすことになりますが、防災公園を整備することを機に周辺の物資輸送の体制などを再検討していただきたいです。
【2.8区による客引き対策会議について】
4/12の委員会で報告があった内容の補足がありました。
各区との意見交換の内容などについてです。
内容については前回のBlogをご覧ください
⇒4/12防災・震災対策調査特別委員会Blog
【3.委員会の1年のまとめ】
1年間の審議のまとめがありました。
今回で1年間の特別委員会が終了です。
5月25日に行われる臨時議会にて、委員会の新たな構成が決まります。
◆委員会審議
H27.6/9 災害時における社会福祉法人等との協力協定の締結について
H27.7/14 平成27年度豊島区総合防災訓練の実施について
H27.9/10 10/18総合防災訓練の実施、11/10防災サミットの開催について
H27.11/6 豊島区帰宅困難者対策訓練の実施について
H28.1/12 地域防災計画の修正についてなど
H28.4/12 サミット開催期間中の警備体制についてなど
◆委員会視察
H27.12/17 委員会視察 被災者生活再建システムなど 岩手県庁視察
H27.12/18 委員会視察 被災者被災市街地区画整理事業など 名取市役所視察
◆委員会関連
H27.8/6 治水対策の促進！ 東京河川改修促進連盟総会及び促進大会
H27.10/18 平成27年豊島区総合防災訓練が行われました
H27.11/10 防災サミット開催 豊島区と防災協定を締結している都市が集結
案件は、
1.平成28年熊本地震への対応について
2.8区による客引き対策会議について
3.委員会の1年のまとめ
【1.平成28年熊本地震への対応について】
熊本地震への本区の対応についての報告がありました。
先日のblogでもご報告しましたが、改めてご報告をさせていただきます。
4月14日（木）21:26に熊本地方で最大震度7（M6.5）の地震が起き、4月16日（土）には再び最大震度7（M7.3）の地震（のちにこれが本震だったという発表あり）が起きるなど、震度1以上の地震は5月11日時点で1800回を超えています。
5月11日時点で、死者は68名、行方不明者1名、住家被害は72954棟、避難者は11886人となっています。
（避難者は5月8日時点で13883人だったので、少しずつ減っています）
本区では、4月18日に危機管理対策本部会議を実施し、支援職員派遣、支援物資搬送の準備、義援金受付、広報臨時号発行、熊本城再建支援金等について、区としての対応を決定しました。
◆熊本への支援内容（5月12日時点）
１.人的支援
(1)応急危険度判定業務（熊本市）
4/20～30の間に実施、3個チーム計12名派遣
(2)罹災証明発行業務支援（熊本県庁）
・被災者生活再建支援システム運営支援のため、幹部職員2名派遣
・5/2～9、9～16に各1名ずつ
(3)罹災証明発行業務支援（熊本市）
・罹災証明発行業務にかかる職員4名を派遣（4/28特別区長会における保健師・罹災証明関係業務職員、ケースワーカーの派遣の決定を受けて対応）
・5/17～24に4名
２.物的支援
(1)生活支援物資の提供
・4/22 4tトラック2台（4/23日通福岡中央支店に搬入。5/7に熊本市内の支援物資集積区域へ搬入完了）など
・物資は、ブルーシート、紙おむつ（大人用、子供用）、生理用品、粉ミルク、ウェットティッシュ、使い捨てほ乳瓶、乳児用肌着
(2)罹災証明システム機材の貸出し
・豊島区（2台）、千代田区、葛飾区、練馬区、から合計5台の機材を熊本県庁へ貸出し
・4/29に搬入完了
３．義援金等
(1)熊本地震災害義援金（日本赤十字社） 4/15～6/30
詳細は区のHPへ⇒コチラ
(2)熊本城修復豊島区支援金 4/28～6/30
詳細は区のHPへ⇒コチラ
(3)その他
・熊本地震支援に関する各種広報（4/25に広報臨時号を発行）
⇒4/25広報としま臨時号
私からいくつか質問をしました。
Q:今回の熊本地震は巨大な地震が連続で起こるというものだった。防災計画上の地震の想定の見直しはあるのか？
A:今回のようなパターンは東京では考えられないもの。地震の想定は東京都と合わせているため、東京都が見直さない限り防災計画の想定は見直しをかけない。
Q:罹災証明発行業務の支援で職員を派遣しているが、豊島区と同じシステムを使っているのか？
A:同じではなかったが、今回の震災をきっかけに同様のシステムを導入することとなった。
⇒防災サミットの時にも私から要望をしましたが、防災協定を結んでいる自治体など協力体制をとる可能性がある自治体とは、このようなシステムを統一化しておくことが大事だろうと私は考えています。
Q:本区で備蓄している救援物資を送ったあと、物資の補充はどのように行っているのか？
A:送付後速やかに補充をしている
⇒地震など災害が連動して起きそうな場合には、救援物資を送ったあとに本区自体が被災する可能性もある。この辺の見極めを完璧に行うのは難しいことですが、適切に判断してほしいと要望しました。
Q:救援物資の荷捌きが難しくなっているようだ。物流が滞留した理由はどのように考えられるか？
A:ルート、輸送網の不備が考えられる。これは九州だけの問題でなく、全国的にもそうなのだろうと考える。
今回の震災の教訓として、物流体制の見直し、ルートの確保など体制を整備する。
⇒この問題を教訓ととらえ、体制の見直しを考えるとの答弁がありました。
造幣局跡地の防災公園がこの役割を果たすことになりますが、防災公園を整備することを機に周辺の物資輸送の体制などを再検討していただきたいです。
【2.8区による客引き対策会議について】
4/12の委員会で報告があった内容の補足がありました。
各区との意見交換の内容などについてです。
内容については前回のBlogをご覧ください
⇒4/12防災・震災対策調査特別委員会Blog
【3.委員会の1年のまとめ】
1年間の審議のまとめがありました。
今回で1年間の特別委員会が終了です。
5月25日に行われる臨時議会にて、委員会の新たな構成が決まります。
◆委員会審議
H27.6/9 災害時における社会福祉法人等との協力協定の締結について
H27.7/14 平成27年度豊島区総合防災訓練の実施について
H27.9/10 10/18総合防災訓練の実施、11/10防災サミットの開催について
H27.11/6 豊島区帰宅困難者対策訓練の実施について
H28.1/12 地域防災計画の修正についてなど
H28.4/12 サミット開催期間中の警備体制についてなど
◆委員会視察
H27.12/17 委員会視察 被災者生活再建システムなど 岩手県庁視察
H27.12/18 委員会視察 被災者被災市街地区画整理事業など 名取市役所視察
◆委員会関連
H27.8/6 治水対策の促進！ 東京河川改修促進連盟総会及び促進大会
H27.10/18 平成27年豊島区総合防災訓練が行われました
H27.11/10 防災サミット開催 豊島区と防災協定を締結している都市が集結