スタッフのSORAです

 

本書はこれまでに院長が診察したがん患者さんとの

エピソードが収録されております

 

本当にあった『がんだけどちょっといい話』なので、

3回に分けてご紹介させていただきます

 


 

 


 

  書籍情報

 

がんと共存 ちょっと癒される話
【著者】
保坂 隆
【出版社】
さくら舎
【発売日】
2020年2月4日
【販売サイト】さくら舎書籍案内

当クリニックで、少し割り引いた価格で販売しております

 


 

3回目は

③ がん患者さん自身が治療の場を選べる時代

  • 患者例:リンパ節腫瘍(経過観察)の患者さん

 

当クリニック受診までの経緯

数年間経過観察だったが、治療する方針に変更があった

治療方針の説明は若い医師一名が伝えるだけなので不安を感じた

 

心療内科やメンタルクリニックを受診するも、

抗うつ薬、抗不安薬を処方されただけで、不安の本質は解決されなかった

 

2つの問題

  1. 大学付属病院の対応
    一人の若い医師だけで治療方針を伝えたこと
    セカンドオピニオン用の診療情報提供書を書くことを嫌がる
     
  2. メンタルクリニックの対応
    うつ病の薬処方→不安な状態であっても、うつ状態ではない
    5分診療→患者1人に5分しか診察しない  

 

2つの問題に対する院長の意見

①検査結果は患者自身の個人情報

検査結果は患者自身の個人情報であり、

病院に預けているだけである。(所有権は患者)

<中略>

セカンド(サード)オピニオンの受診目的は、
患者さんが自分に合った医師を決めるためです。

②一般メンタルクリニックの診療限界

一般のメンタルクリニックでは、

患者さんが多く、一人に多くの時間を割けない。

よって薬に頼りがちな現状である。
 

“死に関わる病気”をもった患者さんは、
専門機関でのカウンセリングが必要である。

 


 

 感想

セカンド(サード)オピニオンの受診は当たり前の時代になってきています。

心から信頼できる医師に巡り会うことが、

『心の安定』と『生活の質』の両立に繋がると思います。

 


 

 最後に

本著ではここで取り上げた3例以外に、たくさんの事例が紹介されています

  • がんは慢性病ととらえる16年間ステージ4の方の話
  • 女医が乳がんに罹患し、罹患した意味を考える話
  • 罹患をきっかけに、イラストレーターの学校に通い始めた話

自分の人生の主役は自分

それはどんな病気になっても変わりません。

しかし、家族や主治医を気遣うあまり自分の考えや生き方を

見失ってしまう事があるように思います。

 

保坂サイコオンコロジー・クリニックは、

患者さんが納得のいく人生や生き方を見つけられるように、

サポートさせていただくところです。

 

本の中の事例はほんの一部であり、当クリニックでは、

院長が患者さんやご家族と一緒に考え、患者さん一人一人に合った

オーダーメイドの診療を提供させて頂いております

 


 

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