スタッフのSORAです
本書はこれまでに院長が診察したがん患者さんとの
エピソードが収録されております
本当にあった『がんだけどちょっといい話』なので、
3回に分けてご紹介させていただきます
がんと共存 ちょっと癒される話一覧 |
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がんと共存 ちょっと癒される話① |
がんと共存 ちょっと癒される話② |
がんと共存 ちょっと癒される話③ |
がんと共存 ちょっと癒される話④ |
がんと共存 ちょっと癒される話⑤ |
がんと共存 ちょっと癒される話⑥ |
書籍情報
がんと共存 ちょっと癒される話 | |
【著者】 | |
保坂 隆 | |
【出版社】 | |
さくら舎 | |
【発売日】 | |
2020年2月4日 | |
【販売サイト】さくら舎書籍案内 |
当クリニックで、少し割り引いた価格で販売しております
1回目は
① 乳がんを打ち明けて、結婚にたどり着いた話
登場人物
- Aさん・・・女性看護師。Bさんと交際中、乳がんを伝えられないでいる
- Bさん・・・Aさんの彼氏
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Aさんの行動
- しばらく考えたが、自分の意志でBさんに伝えることを選択
Bさんの行動
- 沖縄で院長の乳がんの講演会などにAさんと参加
- Aさんの病気を詳しく知ろうとした
(受診に付き添い不明点を質問したなど)
その後二人は結婚し、産まれた赤ちゃんを連れて3人で来院しました
二人は主治医と相談して、
自己責任で1年間だけホルモン療法を中断
この間に念願の子どもを授かりました
AさんもBさんも自分で考え、 納得して力強く人生を歩んでいる姿に感心しました |
感想
がんによって素敵な人生の伴走者がみつかった
乳がんになったからといってBさんとの交際を諦めるのではなく、
Aさんは病気を告げるまでの間、葛藤する日々が続きました。
がんを告げられたBさんだけでなく、Aさんにとっても、
がんは試金石となったのだと思います。
二人で人生設計を描き、子どもを授かることができたのは、
Bさんが現時点での彼女(Aさん)だけでなく、彼女に今後待ち受ける未来全て
受け入れる決心をしたからだと思います。
不幸に遭っても明るい未来を持ち続けたい
不幸にも病気などの嫌な出来事に遭ったとしても・・・
- 病気に向き合うしなやかな思考を持つこと
- 明るい未来を思い描くこと
- 今を楽しもうとすること
これらを持ちづけていきたいと思います
脚注
- ^試金石とは、『物事の価値』、『人物の力量』などを見極める出来事
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