電気自動車の為のリチウム採掘は、信じられない程、環境を破壊し、あなたが想像できる限り「グリーン」から遠い。
2022年9月21日(水) 記入者: ランス・D・ジョンソンTags: agriculture, aquifers, badpollution, clean water, climate alarmism, deception, Ecology, ecosystems, environment, evironment, green tyranny, irrigation, lithium mining, poison, toxic chemicals, toxic water, toxins, water quality, wildlife
電気自動車は『気候変動』と戦う為の解決策として推進されている。
政府は現在、化石燃料産業を罰する一方で、電気自動車の生産にインセンティブを与えている。
しかし、電気自動車の為のリチウムの採掘は、環境を破壊するものであり「グリーン」とは程遠いものである。言うまでもなく、現在生産されているリチウムイオン電池の殆どは中国産で、オーストラリア、アルゼンチン、チリの自然環境を破壊する、水を大量に消費する採掘作業が必要です。
採掘の過程で地下水が枯渇し、有毒な排水が残って田畑を汚染し、野生生物に危害を加えます。
又、採掘の過程で二酸化炭素が発生しない訳ではありません。
リチウム1トンを採掘する毎に、1万5千kgの二酸化炭素が排出されるのです。
リチウムイオン電池の生産に必要なリチウムの採掘には、深刻な環境リスクがあるのです。
塩田からリチウムを取り出すには、塩田に穴を開け、塩分とミネラルを含んだ塩水を汲み上げなければならない。
鹹水は大きなプールに入れられ、水が蒸発するようになっている。
かん水が蒸発すると、カリウム、マンガン、ホウ砂、リチウム塩等の汚泥が残るので、これを更に濾過しなければならない。
この工程は、近隣の帯水層を汚染し、水位を下げ、地域環境の水源に支障をきたす。
リチウムの抽出プロセスには数ヶ月を要し、貴重な水資源を奪い、地域環境に有害な廃水の痕跡を残します。1トンのリチウムを生産する為に、約50万ガロンの水が必要です。
鉱山会社がチリの様な国に向かうと、その地域の水の大半を使い果たし、小さなコミュニティーに不当な影響を及ぼします。
エネルギー研究所によると、チリのアタカマ砂漠は地球上で最も乾燥した場所のひとつですが、鉱山会社はこの地域の水の65%を使い果たす事が許されています。
塩田から塩水が取り除かれると、自動的に水位が下がり、井戸や農業に必要な水の自然な流れが阻害されます。
このような大規模な破壊は、常に「気候変動」のせいにされ、リチウム採掘産業は環境破壊を顧みず突き進んでいる。
水質、野生動物、農作物等、リチウム鉱山がもたらす悪影響
ブラインを抽出する為に使用された有毒化学物質は、最終的に地域の環境に廃棄され、川や作物、野生生物、地域の生態系を汚染します。
塩酸を含む有毒化学物質は、蒸発プールから漏れ出し、近隣の水源を汚染します。
更に、大規模な露天掘りでは、ヒ素が近くの小川や河川に流出し、やがて農地に堆積して作物に取り込まれることになります。
この下流域の汚染は、野生動物にとっても危険です。
例えば、2016年5月、江州栄達リチウム鉱山によって茘枝川が汚染されました。
川には魚やヤク、牛の死骸が上がってきた。
アタカマ砂漠のリチウム採掘では、毎秒1,700リットル以上の、リチウムを多く含む塩水が排出されています。
その為、湖が縮小し、流域の食物と繁殖に依存している地元のフラミンゴの個体群が減少しています。
フラミンゴ減少
アルゼンチンでは、リチウムの採掘によって、家畜の餌や農作物の灌漑に使われていた、近くの小川が著しく汚染されました。
アルゼンチンのリチウム鉱山
ムエルト塩湖の住民は、地下水の流れが変化し、水資源が消失していることに気付きました。
又、淡水が塩分を含んだ塩水で汚染され、地域の生態系を不安定にし、先住民のコミュニティが経済的に依存している鳥の移動と、リャマの個体数に悪影響を及ぼして居る事にも気付きました。
2009年に、チリ大学でリチウムの問題について講演したギジェルモ・ゴンザレスは、
「他の採掘プロセス同様」
「リチウムは、侵襲的で」
「景観を傷付け、水位を破壊し」
「大地と地元の井戸を汚染する」
「これはグリーンな解決策ではなく」
「全く解決策ではないのです」
と、述べました。