米カリフォルニアの電力会社が、全ての人の電気自動車を、充電するのは、不可能である事を認める。
2022年8月26日(金) by:イーサン・ハフ
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ゴールデン・ステート(米カリフォルニア州の別名)では、2035年迄に全てのガスエンジン車の販売を段階的に廃止すると云う、新しい規定が制定されたばかりです。
唯一の問題は、米カリフォルニア州の、エネルギー網が、既に崩壊寸前であることだ。
専門家は、カリフォルニア州でガスエンジン車を段階的に廃止するためには、大規模な送電網への投資が必要だと指摘
何千万台もの自動車やトラック、更にはトラクタートレーラーが、送電網を破壊する事無く、毎日毎日、一斉に充電を開始し、州全体を暗闇に陥れる事は不可能なのである。
カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の研究者達は、この規則が施行された後、全ての車を充電するのに、十分な電力を供給する方法を考え出そうとしているという。
カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)の機械・航空宇宙工学の教授であるジャック・ブロウワー氏は、
「現在の送電網は」
「数百万台のバッテリー式電気自動車」
「或いは燃料電池式電気自動車を」
「追加する能力を持っていません」と、言う。
「だから、電気自動車を実際に走らせ」「上手く走らせる為に」
「送電網に適切な投資をする時間はあるのです」
約1400万人の顧客に電力を供給する電力会社、米サザンカリフォルニアエジソン社(SCE)は、今正に、そうした投資を行っていると云うが、実際に上手く行くのだろうか?
米サザンカリフォルニアエジソン社(SCE)の広報担当者であるポール・グリフォは、
「私達は、5年先、10年先に」
「必要なエネルギーを確保するために」
「今日、送電網に賢い投資をする為の」
「長期的なプロセスを持っています」
「実際、Southern California Edisonは」「電気自動車を含む」
「将来の顧客の追加ニーズに対応できるよう」
「送電網の近代化に」
「50億ドル以上を投資しています」と、言う。
皆が電気自動車を運転すれば、送電網は破綻する
ここ数年、カリフォルニア州は、明かりを灯し続ける事に、本当に苦労しています。
人が多過ぎるのにインフラが足りず、しかも、そのインフラは時代遅れで負荷が掛り過ぎています。
カリフォルニア州の大規模停電は、送電網がダウンしたときに電気自動車が役に立たない理由を思い起こさせます。
電気自動車の大量導入に対応する為に、現時点で車輪の再発明を行うのは並大抵の事ではないでしょう。
成功する見込みの無い、夢物語とさえ言えるかもしれません。
しかし、カリフォルニア州は、それに挑戦しようとしている。
水しか排出しない水素自動車を始め、様々な電気自動車(EV)の、プロトタイプが発表されている。
ジャック・ブロウワーは、これが成功する為には、バッテリー電気自動車だけでなく、様々なタイプの電気自動車にもっと注目する必要があると言う。
「この方向性で」
「バッテリー式電気自動車だけを」
「使おうとすると」
「失敗します」
「送電網は」「全ての交通アプリケーションを」
「充電する事はできません」
「バッテリー電気自動車と」
「燃料電池電気自動車の」
「両方に投資する必要があります」
2035年迄に、カリフォルニアの全ドライバーの半分が水素電気自動車を購入したとしても、送電網にそれ程、負担を掛けないだろうと、彼は水素電気自動車に注目しています。
CBS Newsは、
「これらの人々は」
「ガソリンスタンドによく似た」
「水素ステーションで」
「車に燃料を入れることができ」
「今後数年の内に」
「州内全域で利用できる様になる事を」
「期待しています」
と、報じている。
どう考えても、全てのガス自動車を完全に禁止して、何らかの形で電気自動車に置き換えようとする動きは間違いである。
選択肢を奪う事は、最終的にカリフォルニアの送電網を破壊する事になる。
全ての家庭や企業が、故障の無いソーラーパネルを使用しない限り、全ての人に電力を供給する為の十分な電力容量がないのです。
一般市民からエネルギーを奪う事で、国家統制の言いなりになることが目的だったのかもしれない。
※Gen
トヨタの先見性の方が正しい。