『グリーン』エネルギーの詐欺を暴くには、ロシアのウクライナ戦争が必要だった
2022年7月10日(日) 記入者: イーサン・ハフ

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欧米諸国は、信頼できる化石燃料エネルギーから「グリーン」な代替エネルギーへの移行を余儀なくされ、それが悲惨なものであることが証明されている。

 

そして、ウクライナ戦争のおかげで、西側諸国の経済はようやくその事実に目覚めつつある。

 

制裁とグリーン政策が見事に裏目に出て、石炭が勝利した。

 


 

EUは石油とガスの生産をグリーンエネルギーに移行させる予定であることは既報の通りだが、これはほんの1年前でも前代未聞のことだった。

 

EU、化石燃料と原子力を「グリーン」なエネルギー源とすることを宣言


ロシアのプーチン大統領は、ウクライナを代理国として残虐行為を行う深層心理を止める為に制裁を行い、それがエネルギー不足に繋がり、西ヨーロッパは、化石燃料の使用に戻さなければ、直ぐに消灯になる事を認識したのである。

長い間グリーンエネルギーを賞賛してきた企業支配のメディアでさえ、今では石油ポンプと掘削作業を開始した方が良いことを認めており、さもなければ冬には第三世界様式の崩壊が予想される。

「ロシアのウクライナ戦争によって悪化した」

「天然ガスと石油の不足によって」

「エネルギー不足の世界は石炭に目を向け」

「最も汚い化石燃料に国々が戻っている」

 

と、ジャーナル紙は報じている。

環境に優しい『グリーン』と云う事は、経済を破壊し、貧困に陥る事を意味する。

 

化石燃料は、環境保護主義者が長い間主張してきたような「汚い」エネルギー源である必要はないことがわかったのです。

 

地球を破壊する事なく、化石燃料を地球から引き上げ、企業や家庭、自動車などの動力源として利用する、クリーンで安全かつ効率的な方法が存在するのである。

EUは、化石燃料がクリーンで責任ある方法で生成されることを保証する為の政策を維持する予定であるが、以前の様に完全な段階的廃止や禁止の俎上に載せることはもうないだろう。

「クリーンコール」さえも、暖房を稼働させ、工場を成長させ、世界経済を動かす為に他の石炭と一緒に必要であるため、カムバックしつつある。

 

風力、太陽光、希望的観測だけでは、明かりを灯し続けるには十分ではありません。

「米国、欧州、中国など」

「世界の経済大国の多くは」

「気候変動対策として」

「石炭の消費を減らすと」

「事前に約束しているにも関らず」

「十分な電力供給を確保する為に」

「短期の石炭購入を増やしている」

 

と、別の報告書で説明されている。

実際に今、石炭に対する需要は非常に多く、世界市場での価格は劇的に跳ね上がっている -- 少なくともこれが、2021年初頭からずっと続いているグラフの大ジャンプの理由だと言われているのだ。

 


石炭のベンチマーク価格は今年、新記録に達し、その一例がアジアへの重要な供給地であるオーストラリアのニューキャッスル港でのスポット石炭価格である。そこでは先月、原油が史上初めて1トン400ドルを突破した。

「面白い事に」

「石炭を買い求めるのは欧州である」

「欧州は『グリーン運動』の拠点であり」

「冬に暖を取る為に」

「カメラの前で偽の美徳を燃やしたり」

「溶けたりする事はできないことに」

「やっと気付き」

「ロシアが大陸へのガス供給を削減した後に」

「家庭や工場への電力供給を確保する為に」

「石炭の購入を増やしている」

 

「少し前に、2030年までに」

「電力源として」

「石炭を排除すると約束したドイツは」

「現在、より多くの石炭を」

「輸入している国の一つです」

 

と、Zero Hedgeは報じている。

2030年までに完全に石炭を廃止するのではなく、その頃にはドイツはこれまで以上に石炭に依存している可能性があります。

 

原子力発電所も同様で、停止する予定だったものが、経済崩壊を避ける為に復活させ、再び使用する事になるのだ。