欧米には『冬』が来る、そしてそれは終末的なものになる
2022年6月27日(月) by: イーサン・ハフ

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ドイツ連邦ネットワーク庁のトップは、ドイツに近い将来起こるであろう事について、厳しい警告を発した - そしてそれは綺麗事ではない。

 

冬がやってくる。ドイツ政府機関トップが警告、ガス不足、倒産、大幅値上げで「国中に衝撃が走る」

 

燃料不足と物価の高騰は「国全体に衝撃を与えるだろう」と、ドイツの電気、ガス、通信、郵便、鉄道の市場を管轄するクラウス・ミュラー氏は言う。

 


ドイツの新聞 Rheinische Post によると、ミュラー氏はドイツに待ち受けているものについて、非常に暗い絵を描いており、それは黙示録的と言う他ならない。

 

そして、実を言うと、それは破壊の対象とされた西側全域のドイツの同盟国にも当てはまる。

「銀行は分割払いの融資を強化し」

「経営不振の企業は倒産に追い込まれる」

 

と、ミュラー氏は警告する。

 


ガソリン代は庶民の手に余るほど上がり続ける。

 

又、冬になるとガスが足りなくなり、大家が借主の暖房を止めるという事態も起こり得る。

「借家法では」

「暖房期間中は最低気温が」

「20〜22℃になるように」

「家主が暖房装置を」

「調整しなければならない」

「と定められている」

 

と、ミュラー氏は言う。

「政府は、家主の暖房条件を」

「一時的に引き下げることができる」

「政治家と話し合っているところです」

 


ドイツと西側諸国は崩壊しようとしている

ドイツは「グリーン」化の為にエネルギー・インフラを率先して破壊してきたのだから、経済的にデス・スパイラルに陥っているのも無理はない。

 

ドイツは、すべての原子力発電所を停止し、信頼性の低い風力と太陽光だけを残して、暗闇に入ろうとしている

 

ところで、これと同じ「グリーン」エネルギー政策が、実質的にすべての西側諸国で推進されている。

 

そして、もしそれが成功すれば(その様に見えるが)、全ての西側諸国はドイツと同じ危機に直面することになる -- そして勿論、全ての国がその原因をロシアに求め続ける事になるのだ。

ドイツは、生き残る為に石油を必要としているにも関らず、ロシアの石油の輸入を全て禁止するよう働きかけ続けている。

 

まるで、ドイツや西側諸国を指導する者達が、ドイツの破綻を望んでいるかのようだ。

「ドイツはロシアの石油輸入の」

「全面禁止を推進しているが」

「同国はロシアからの天然ガスに」

「大きく依存している

 

「もしロシアが冬の重要な時期に」

「ガスをカットしたり」

「供給を制限したりすれば」

「ドイツ経済に」

「致命的な損傷を与える事になりかねず」

「エネルギーの専門家は」

「既にこのシナリオについて警告している」

 

と、リミックスは報じている。

 


この問題に対するドイツの『解決策』は、消費者や産業界に何とかしてガスの使用量を減らすように懇願する事で、これは実行可能な計画とは言い難いものである。

 

それなのに、ミュラー氏は、ドイツの化石燃料インフラの拡大や、ドイツ国民を苦しめている反ロシア政策の中止といった真の解決策ではなく、この様な提案をしているのである。

「ガス割り当てを」

「自主的に放棄する企業には」

「プレミアムで報いる仕組みを作りたい」

「国家が直接介入するよりも」

「価格を介して」

「調整が行われる方が良いに決まっている」

 

と、ミュラー氏は言う。

 

 

国家の直接介入が理想的でないなら、何故ドイツは安くて豊富なロシアの石油の輸入に直接介入するのだろう、ミュラーさん?偽善の話だ。

 

しかし、それだけでは終わらない。

ミュラー氏は、ガス価格が高過ぎる事、そして常に高くなっていることは認めているが、ドイツ自身のエネルギー政策に責任がある事は認めていない。

 

それでも、彼はドイツ人に、もう直ぐやってくる事、そして既に動き出している事について警告を発している。

「個人家庭のガス料金は」

「戦前と比べると既に何倍にもなっている」

「高額のバック・ペイメントが発生した場合」

「テナントにとって」

「厄介なサプライズが発生する可能性がある」


ナチュラル・ニュースのコメントで、ある人が、ドイツは既に、停電になった時にどうしたら好いかと云う情報やアドバイスを書いたパンフレットを配って、この様な避けられない事態に国民を備えていると書いている。

 

※Gen

 

ドイツ人が只の抗議で終わるとは思えない。

打倒、国賊政府打倒を目指し闘うかも知れない。