黙示録的な世界食糧危機は既に始まっている
2022年5月27日(金) by: Kevin Hughes

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多くの人が警告してきた世界的な食糧危機は、すでに到来している。

 

黙示録的な世界食糧危機は、2022年にすでに始まっていると言われている。
 

世界中の何百万人もの人々が深刻な飢餓状態に陥るだろう。

 

しかし、今皆が経験して居る事は問題のほんの一部であり、年末までに事態はもっと悪化するだろうと、一部の専門家は述べている。

 

     


例えば、グロー・インテリジェンス社の、サラ・メンカーCEOは、国連安全保障理事会で、世界は「激震」の危機に直面しており、後10週間程で極めて苦しい局面を迎えると述べている。

 

 

メンカー氏によると、世界は食糧危機に対処する為の小麦を10週間分しか残していないという。

 

 

 

「『地震的』な危機だ」

「たとえ明日戦争が終わるとしても」

「食糧安全保障の問題は」

「協調して行動しなければ」

「直ぐには解決しない」

 

と、メンカー氏は国連安全保障理事会の特別会合で述べた。

そして、他の多くの人々も、既に同じ警告を発している。

 

 

ロシアの、プーチン大統領の最側近であるマクシム・オレシキン氏は、世界的な飢饉が「秋に近い時期に起こるだろう」と述べた。


「例えば」

「秋に近い時期に起こるだろう」

「世界的な飢饉の条件下で」

「今年の年末迄に」

「世界中でロシアが苦しむ事なく」

「十分に食料を供給される事が重要である」

 

と、オレシキンは述べました。

 

  


一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、自国での戦争が世界中に壊滅的な影響を及ぼすと警告している。

「ロシアは殆ど全ての港を封鎖し」

「謂わば食料を輸出する海上での機会」

「詰り我々の穀物、大麦、ヒマワリなどを」

「輸出する機会を奪っている」

 

「色々なものがある」

「世界には危機が訪れるだろう」

「ロシアが引き起こした」

「エネルギー危機の次の危機です」

「ウクライナへのルートを遮断し」

「これらの食品を必要とする」

「アフリカ、欧州、アジアの国々を助けなければ」

「今、食糧危機が起こるだろう」

 

と、ゼレンスキーは述べました。

 


世界の食糧不足は2011年よりも深刻です。

一方、国連世界食糧計画の責任者は、世界の食糧不足は、2011年当時よりも「悪化」していると述べた。

 

ウクライナ戦争が起こる前、私達は既に世界的な飢餓の危機に向かっていた。更なる紛争、気候危機の悪化、食料・燃料・輸送費の高騰がありました。今、戦争が原因で市場が大きく変動しています。何百万人もの人々が食べ物に手が届かなくなったら、どうなるのでしょう?


スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで講演した国連世界食糧計画の、デビッド・ビーズリー事務局長は、世界の食糧安全保障の状況は、10年以上前の「アラブの春」の時に目撃されたものより「悪い」と警告した。

 

    

 

彼は、特にウクライナからの輸出が無い事を懸念している。

 

何故なら同国は『通常4億人を養っている』からだ。

 

(関連記事:食糧危機到来。ウクライナ戦争で世界の食糧供給が脅かされ、5億人が飢餓の危機に瀕している

 


「通常4億人を養っている国」

「(ウクライナ)を」

「横取りしたらどうなるのか」

「世界の食糧安全保障に」

「壊滅的な打撃を与えます」

 

と、ビーズリー事務局長は言います。

 

 

この危機は本当に真実で、地球上の全ての人に影響を及ぼすことになります。

実は、ロシア・ウクライナ戦争が始まる前から、世界は恐ろしい程の食糧危機に向かっており、その原因は肥料の価格が高騰していることでした。

 

ロシアは通常、世界の窒素肥料輸出の20%近くを占めている為、戦争によって更に悪化したのです。

 


米国では、肥料価格の高騰が、米国の農家を異常に経済的に圧迫している。

 


欧米諸国では、殆どの農家が値上げに応じざるを得ないだろう。

 

しかし、世界の貧しい国々では、話は全く違う。

 

その国の農家の中には、今年は肥料を減らそうと考えている人、或いは全く使わないという人も出てくるだろう。

その為、食糧生産は減少し、世界の食糧供給は崩壊することになる。

飢餓の問題は地球の反対側だけの問題だと思っている人もいるが、実際には、既に裕福な国々にも通じ始めている。

最近の調査では、英国人のほぼ4分の1が既に「食事を抜いている」ことが判明した。

 

インフレによるストレスと食糧危機の悪化が統合され、イングランド銀行が消費者にとって「黙示録的」な見通しと呼ぶ事態になっているのだ。

 

食事を抜き、量を減らす - 英国人は「黙示録的」な食品価格の上昇に警告されている。
 

また、米国では、小売データ会社のデータセンブリー社が発表した5月15日に終わる週の粉ミルクの品切れ率が45%と、またしても驚くべき新記録を達成した。

 

データセンブラ社によると、粉ミルクの品切れ率は4月に30%を記録した後、月末には40%に跳ね上がった。5月上旬には、品切れ率が43%に上昇した。

以下のビデオで、食糧危機がどのように深刻化しているのかをご覧ください。

深刻化する食糧危機
 

 

※Gen

 

夏前のタイミングで始まると云う事は

もう既にそのゾーンに入って居る訳で

 

好くも悪くも所謂周回遅れの日本は

この意図的は食料危機は

もう少しタイミングがズレるんだろう。

 

その後、更に日本独自の事情での

農産物不足が顕在化して

食料自給率が限りなくゼロになる

タイミングが来るのかも知れない。

 

そのゾーンに入ったら

備蓄もへったくれも無い

パニック状態になるだろうし

国民の殆どは

その状態になるまで

全く気にも止めないのかも知れない。

 

尤も・・・

この『タイミングがズレる』のが功を奏し

世の中の大転換が来るかも知れないし

そうでないかも知れない。

 

いずれにしても

準備や備蓄品の定期点検をして

備える事を怠らなければ

なんとか乗り切れるんじゃないかと

思わないでもない。