大豆油の需要増は、米国の大豆農家に新たなチャンスをもたらす
2022年3月18日(金) by: Kevin HughesTags: biofuels, crops, food supply, fuel supply, grocery, harvest, ingredients, organics, power, power grid, products, renewable diesel, soy checkoff, soybean, soybean oil, supply and demand, vegetable oil
様々な製品の原料として人気の高い大豆油の需要が高まっている。
長年、大豆ミールが需要チャートの上位を占める事に慣れ切って居た米国の大豆農家にとって、これは新たなルートを示しています。
米国農務省の生産・供給・流通データベースの2月版によると、大豆油の需要は過去1年間に増加しました。
前年のマーケティングイヤーでは、米国産大豆油の9%が輸出され、54%が食品、飼料、その他の工業用、37%がバイオ燃料に使用されました。
一方、今年度は、輸出が5%に減少し、バイオ燃料用の国内需要が42%に増加しました。
大豆油の需要急増
「米国では最近、大豆油の需要が急増しており」
「今後数年間は成長が続くと予測されています」
「これは、大豆油を原料とする」
「再生可能ディーゼル施設の」
「建設が推進されている為です」
と、大豆チェックオフと米国大豆輸出協議会のマーケットインテリジェンス担当副社長、マック・マーシャル氏は述べています。
マーシャルによると、米国産大豆油の第一の用途は引き続き食品ですが、大豆チェックオフのお陰で、他の市場セクターの需要も伸びています。
「チェックオフの投資により」「接着剤、潤滑剤、コーティング剤など」
「他の用途での大豆油の利用も進んでいます」
「用途の多様性は」
「大豆の多様性の証であると同時に」
「農家が長年に渡って行って来た」
「健全な投資の証でもあります」
と、マーシャルは付け加えました。
(関連記事:大豆油がついに有効活用される。グッドイヤーのタイヤは、大豆を使用する事でより強く、より丈夫になりました)
ミシシッピ州の大豆生産者で、5年目のチェックオフ農家リーダーであるフィリップ・グッド氏も同意見です。
「私達の大豆チェックオフは」「米国産大豆の品質と」
「持続可能性を伝える為に」
「大きな役割を担ってきました」
「私達のメッセージの共有は」
「将来の持続可能な解決策としての」
「米国内及び世界の地位に」
「影響を及ぼしています」
と、フィリップ・グッド氏は述べました。
大豆チェックオフは農家のグループが主導し、51万5千以上の米国大豆農家による投資を武器に、農家レベルでインパクトを与える事が予測されます。
「今年の作付面積の」「約50%は大豆で」
「残りはトウモロコシと綿花です」
「この多様性により」
「市場が変化しても」
「収入に影響を与える事無く」
「大豆の作付面積を増やす為の」
「強固な基盤ができます」
と、フィリップ・グッド氏は指摘します。
全米の殆どの農場で今年の作物構成は既に決まっていますが、大豆油の需要増は、より多くの農家が大豆の作付面積を増やし続ける原動力になり得ると、グッド氏は述べました。
実は、今年は大豆の生産量が再び増加し、油の需要と同じ方向に転じる可能性があるようなのです。
USDA Oil Crops Outlookによると、今年の世界の大豆生産量は2020/21年の生産量を630万トン上回りそうです。
「今、市場を牽引しているのは」「食品ではなく、大豆油です」
「この事は、他の多くの開発と共に」
「可能性を秘めた市場において」
「新たなレベルに到達した事を意味します」
「今は大豆市場にとって」
「興奮する様な時代です」
と、グッド氏は語りました。
再生可能ディーゼルの生産が米国産大豆の需要に火をつける
一方、有り得ない様なパートナーシップの形成や再生可能ディーゼル燃料の生産拡大により、米国産大豆の強い需要が喚起されると期待されています。
大豆油の需要急増の見込み
米国大豆輸出協会が、主催したウェビナーでは、大豆の需要と今後数年間の同製品の可能性に関する概要が発表されました。
「米国の大豆ファミリーや大豆業界では」「大豆をどの様に活用できるかを考える」
「興奮させる取り組みが沢山行われているのです」
「皆さんがご存知の様に」
「新しい使い道が沢山有ります」
「そして、大豆がもたらす」
「素晴らしい効果について」
「私達はどの様に」
「人々に伝えていけば好いのでしょうか」
「この分野には沢山のエネルギーと興奮が有り」
「世界中の米国産大豆のお客様と一緒に」
「仕事ができる事を心待ちにしています」
「米国と世界の市場は常に進化しており」
「世界の植物油コンプレックスと」
「世界の蛋白質コンプレックスの中で」
「状況は変化しています」
「再生可能燃料やバイオ燃料のシフト」
「持続可能な航空燃料の需要の増加等」
「これらの事が需給に影響を及ぼしています」
現在、米国では約30億ガロンのバイオディーゼルが生産されていますが、最近の再生可能ディーゼルを巡る発表で、今後、より大きな市場が期待されます。
再生可能ディーゼルの工場は、カリフォルニア州、ルイジアナ州、太平洋岸北西部の沿岸施設周辺にいくつか提案されている。
大豆油がなぜ体に入れるべきでないもののひとつなのか、以下のビデオでご覧ください。
大豆油は体に入れるには最も悪いものの1つです。摂取してはいけません - ラシード・ア・バタール博士
※Gen
色々、気に成る要素があるなぁ・・・
日本の大豆の輸入先は6割が米国。
この記事だと、早い話がバイオ燃料として
儲かりまっせと云う内容だろう。
だから大豆農家も盛り上がってるぜ、と。
トウモロコシのバイオ燃料工場は中国が絡んでいる。
大豆は?
絡んでいないとは言い切れないし言っても居ない。
で、燃料として使うのだから
遺伝子組み換えだろうが
バイオスラッジを使おうが
枯葉剤のグリホサートを使おうが
関係無い訳で
大量に生産できるならば
他にどんな農薬を使おうが
これもまた関係無い。
それらの内の何割かが
食品として輸入されてるのか?
・・・と、もの凄く危惧する訳で。
(流れて来ない訳が無いか・・・と)