キューバミサイル危機2.0? プーチンは、NATOがロシア近辺に軍備をする為、極超音速ミサイルと軍隊をベネズエラとキューバに配置の可能性有り
2022年1月17日(月) by: JD Heyes
Tags: China, Cuba, Cuban Missile Crisis 2.0, Europe, hypersonic missiles, invasion, Kim Jong-Un, military infrastructure, national defense, national security, NATO, North Korea, nuclear war, Russia, troops, Ukraine, Venezuela, Vladimir Putin, World War III, Xi Jinping
世界は常に危険な場所だったが、地政学的に言えば、ジョー・バイデンと云う、殆ど会話も機能もできないので最高司令官にはなれない事を日々証明している大統領の「リーダーシップ」の下で、世界はより不安定になった。
ドナルド・トランプが大統領だった時、確かに彼は「意地悪なツイート」を発信したが、敵や同業者に近い競争相手から尊敬を集めていた事も、極めて明白である。
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は、それぞれ現在ウクライナと台湾を脅かしている様な、近隣諸国を脅かす事はなかった。
北朝鮮の金正恩委員長はトランプと会談し、核兵器開発を進めなかったが、その後再開している。
北朝鮮がさらに2発のミサイルを発射し、米国の制裁を「挑発」と呼ぶ。
イランも同様だ。バイデンの「戦略」は、実は、トランプを非難する事である。
バイデンが用意したイランとの新協定への言い訳
実際、バイデン政権は地政学や外交政策が苦手で、米国は今、キューバ・ミサイル危機2.0に直面している。
数週間前から、ロシアはウクライナの北部と東部の周辺に数万人の軍隊を配備している。
誰も本気にしない国務長官アントニー・ブリンケンが率いる不運なバイデン政権は、現時点では全てのカードを握っていて、それを知っているプーチンと、気の利かない「交渉」をしている。
木曜日、プーチンの遥かに優秀な外交官達は、バイデンホワイトハウスに砂を叩くように言った。
ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣は、もし米国とNATOが、プーチンの国を脅かす軍事行動を止めないのなら、モスクワは軍隊と新しい超音速ミサイルを、米国の歴史的影響圏内にあるキューバとベネズエラに配置できるとさえ示唆したのだ。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた引用の中で、リャブコフ外務副大臣は、もし米国との緊張が過去数週間のようにエスカレートし続けるなら、モスクワはこれらの国のいずれかに「軍事インフラ」を送る事を排除できないと指摘し、欧州での戦争の可能性はここ数十年で最も高くなったとさえ指摘するアナリストもいる。
ロシア、米国との緊張が高まった場合、ベネズエラやキューバへの軍事配備を示唆
リャブコフ外務副大臣は木曜日、モスクワで行われた民間のロシア語テレビ局RTViのインタビューで、
「私は何も確認したくないし、何も除外しない」
「...我々の米国の同僚の行動次第だ」と語った。
リャブコフ外務副大臣:NATOの拡大とウクライナ、米国との対話と戦争の脅威
プーチンは『この話題を含め、ロシアを完全に挑発し、我々への軍事的圧力を更に高める方向に物事が進んだ場合、ロシア海軍が取り得る措置について繰り返し発言している』とリャブコフ外務副大臣は述べ、
更にロシアはその様な結果を望んでいないが『外交官達は合意に至らねばならない 』と言及した。
そして先月、ロシアの外交官は、モスクワとワシントンの関係が1962年のキューバ・ミサイル危機の時と同じ様な状態になる可能性を否定できないと述べた。
これは、ロシアが再びキューバにミサイルを置く事を検討し、それは恐らく、核搭載可能とも考えられている最新の極超音速兵器であろうという警告を意味するものである。
1962年当時、ロシアの中距離弾道ミサイルは5分程度の警告で攻撃できたが、極超音速ミサイルはその3〜4倍の速さである。
リャブコフ外務副大臣はまた、現時点では米国や西側諸国と新たに協議する必要は無いとし、NATOがロシアへの拡大を続ければ、それは『ある程度、行き詰まりやアプローチの違いになる』と、付け加えた。
「私は、今後数日間、再び集まり」「これらと同じ議論を始める為に」
「座る理由は無いと思います」
と、リャブコフ外務副大臣は付け加えました。
同時に、欧州安全保障協力機構(OSCE)のロシア代表であるアレクサンドル・ルカシェヴィッチ氏は、米国とNATOとの今週の協議は「本当に残念なものだった」と述べたが、
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は更なる協議への扉を開いている様に見えた。
一方、西側の軍事アナリストの多くは、プーチンがウクライナ周辺に配備された10万人近い軍隊をいつまでも維持する経済力が有るとは思えないとエコノミックタイムズ紙に語っており、チャンスと見れば直ぐに攻撃すると云う事だろう。
ロシア南部のロストフ州にあるカダモフスキー射撃場で、部隊が訓練に参加する中、発射するロシア戦車T-72B3(2022年1月12日、水曜日)。ロシアは、ウクライナ付近の軍備増強に対する西側諸国の不満を拒否しており、自国の領土で必要と判断した場所にはどこにでも軍を配備していると述べている。
「防衛側を推測させ続ける」:ウクライナに対するロシアの軍事オプション