インドとロシアが国連安保理で論争的な気候変動に関する議案を阻止
2021年12月17日
月曜日、インドは拒否権を持つロシアと共に、国連安全保障理事会が気候変動に関する問題について協議することを認めるという物議を醸す提案を事実上阻止した。
インドの国連常任代表TS Tirumurtiは、同国は常に発展途上国の利益を守る積りであり、気候変動の「安全保障化」の為の努力に拒否権を行使するしかないと述べたとIndian Expressは報じた。
インドとロシアが気候変動を国連安保理に持ち込もうとする動きを阻止した理由
「インドは、気候変動対策と気候正義に関しては」
「他の追随を許さない」
「しかし、国連安保理は」
「この2つの問題を議論する場ではありません」
「実際、このような試みは、適切な場での責任を回避し」
「肝心な処で成果をあげようとしないことから」
「世界の目を逸らしたいと云う思惑が有るように思われる」
と、Tirumurtiは述べた。
更に、インドの気候変動対策へのコミットメントに疑いの余地はなく、常に「真の気候変動対策と真剣な気候正義を支持する」積りであると述べた。
Tirumurtiはまた、先進国に対し、できるだけ早く1兆ドルの資金を提供するよう求め、気候緩和と同じレベルの緊急性で気候資金を監視するべきだと強調した。
「先進国は約束を大きく破っている」とも述べた。
気候変動の武装化に反対するインドの抗議は、理事会が地球温暖化の課題に対処する為に強制的な行動を取る権限を使用している事を懸念するロシアと共通点を見い出しました。
ロシアの国連常駐代表であるVassily Nebenezia氏は、この決議には2つの異なるジャンルを1つにまとめる意図がある為、モスクワは支持する気はないだろうと述べた。
また、ネベネジアは、気候は世界の安全保障とは無関係であると強調した。
インド、気候変動対策を「安全保障化」する国連安保理決議案に反対票を投じ、ロシアはニューデリーを支持
「気候変動を国際安全保障の脅威と称する事は」
「理事会の議題となっている国々の」
「真の根深い紛争の理由から」
「理事会の関心を逸らす事になる」
と、Nebeneziaは述べた。
更に、気候変動の安全保障化は、紛争を積極的に助長したり、安全保障理事会の権限から離れたところで軍事活動を行ったり、単に発展途上国に必要な援助を与える気がない国にとって都合のよいものに過ぎない、と付け加えた。
「グラスゴーでのパリ協定の実施方法や」「気候変動との戦いに本当に必要な対策について」
「各国が合意しようとしている今」
「安保理メンバーの間で」
「明らかにコンセンサスが欠けているのに」
「この決議案を押し込もうとする試みは特に悲しい」
と、Nebeneziaは結論づけた。
COP26は、世界の指導者達が気候変動に最終的に取り組む会議として販売されてきた。
しかし、そのスポンサーである企業にとって、この会議は、利益の為に汚染を行うという彼らの慣行をグリーンウォッシュする機会なのです。
COP26の主催者自身が気候の危機を招いている件
世界で最も強力な民間金融機関は、COP26を隠れ蓑に、世界銀行の様な機関と融合して世界の金融システムを変革し、発展途上国の国家主権を更に侵食する為に利用する計画を練っているのです。
国連が支援するバンカー・アライアンス、世界の金融システムを変革する「グリーンプラン」を発表
一方、スウェーデンは、ビル・ゲイツが地球温暖化を逆転させる為にエアロゾルで太陽を遮断する地球工学実験を阻止した。
スウェーデン、ビル・ゲイツの地球工学プロジェクト(太陽を遮断する)を破滅的な結果のため中止。