気候変動論者が2050年までの海面上昇を誇張、実際のデータの50倍になると主張

Climate alarmists hype sea level rise by 2050, claim it could be 50 times greater than actual data

気候変動論者が2050年までの海面上昇を誇張、実際のデータの50倍になると主張
2021年9月30日（木） 作成者：Mary Villareal

Tags: Antarctic Ice Sheet, badclimate, badscience, Climate, climate alarmism, climate change, Ecology, environment, fake science, global warming, Los Angeles, research, science deception, sea level rise, UN, United Nations

 気候変動論者たちは、2050年までにカリフォルニア州の沿岸部の海面が3.5フィート上昇する可能性があるというカリフォルニア州の「専門家」の主張を大幅に誇張して記事にしています。

カリフォルニア州の専門家による沿岸の海面上昇の予測は、国連の「気候変動に関する政府間パネル」のコンピュータ気候モデルのシナリオに基づいています。

また、カリフォルニア州の数多くの場所で記録されている沿岸部の海面上昇の潮位計を無視しています。

この潮位計は、海面上昇が過去の期間と一貫しており、主張にもかかわらず上昇していないことを示しています。

California “experts” hype sea level rise by 2050 50+ times greater than actual data shows

州の海面上昇の問題を取り上げたとされる報告書には、米国海洋大気庁（NOAA）の潮位計データ測定による実際の長い期間の評価がない。

これらのデータによると、カリフォルニア州沿岸の海面上昇率は、多くの場所で一貫しており、人々が信じようとしているような過去100年の間に上昇しているわけではありません。

ロサンゼルスにおける97年間の沿岸の海面上昇傾向を示すNOAAのデータは、1世紀に約4インチであり、30年足らずで3.5フィートも上昇していない。

2050年までに3.5フィート上昇するという州の「低い見積もり」は、サンディエゴ、ラホーヤ、ロサンゼルス、サンタモニカ、ポートサンルイス、アラメダ、サンフランシスコなど多数の沿岸地域におけるNOAAのデータと比較すると、平均速度の26倍にもなる。

これらの場所では、今後30年間で平均1.6インチしか沿岸の海面が上昇しないことが潮位計で示されています。6フィートの海面上昇という「高い見積もり」は、NOAAの潮位計の測定値の54倍にもなります。

(関連記事 海面上昇は2002年以降緩やかになっており、気候変動「科学」のシナリオとは完全に矛盾している)

Sea level rise has SLOWED DOWN since 2002, totally contradicting the climate change "science" narrative

2020年までに更新されたNOAA潮位計のデータによると、世界の海面上昇の絶対値は10年あたり約0.7インチと推定されており、カリフォルニア州の専門家が主張している値よりもはるかに低い値となっています。

気候モデルによる推測シナリオは、カリフォルニア州政府の政策を確立する上で不適切なものです。

カリフォルニア州政府は、政治的に推測されたものだけに基づいて、何兆ドルもの義務的な行動を約束しています。NOAAが測定したデータを意図的かつ体系的に無視している。

海面上昇の予測は実現しそうにない

2017年、氷河学者のロバート・デコントとデビッド・ポラードは、南極にあるいくつかの巨大な氷河が、当初考えられていたよりもはるかに不安定であると論文で発表しました。

極寒の西にあるこれらの氷河は、2100年までに世界の海面を3フィート以上上昇させ、世界の1億5000万人以上の人々の家を破壊する可能性があると予測されていました。

しかし、この結果を再検討した結果、21世紀の最悪のケースの予測をいくつか引き下げ、南極大陸は2100年までに約1フィートの海面上昇にしか寄与しないかもしれないとしている。

この結果は、研究チームが独自に開発した氷のモデルを改良したことによるもので、他の研究者による予測に近いものになったという。

A Terrifying Sea-Level Prediction Now Looks Far Less Likely

海面が急上昇するという最悪のシナリオは、今後10年以内に実現する可能性は極めて低いようだ。

デコントらは、西南極氷床が急速に崩壊する前に、地球の温度上昇の転換点があると研究で述べている。

Climate alarmists hype sea level rise by 2050, claim it could be 50 times greater than actual data

研究者たちは、「海氷-崖の不安定性」（MICI）と呼ばれるアイデアを提唱している。

これは、西南極の氷河が来世紀半ばまでに最終的に自重で崩壊し、そのメカニズムによって海面が急上昇するというものだ。

このアイデアには磨きをかける必要があるかもしれませんが、映画のような内容です。現在の南極氷河から浮いている棚氷を、やがて暖かい海水が噛み砕くことに焦点を当てている。

しかし、他の研究者たちは、この可能性をやや空想的なものだと考えている。

ブリュッセル自由大学の氷河学者であるフランク・パティーン氏は、ヨーロッパのモデラーたちはマリンクリフのアイデアに懐疑的であると述べ、そのような規模で観測されたことはないと付け加えた。

ローレンス・バークリー国立研究所の計算科学者であるダン・マーティン氏は、氷の崖は単に氷の物理学のコンピュータモデルを低解像度で実行した結果の産物である可能性があることを、自分たちの研究で示したと主張した。

また、米国航空宇宙局のエリック・ラルー氏は、地球自体の物理学が氷崖の急速な崩壊を打ち消している可能性を提示しました。

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