ブラジル大統領:ワクチン付きパスポートを非難『自由を失う位なら死んだ方がマシ』
2021年12月12日
ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領は、この差別的な措置がブラジルの連邦レベルで義務化されるのを阻止する為に政権が戦争を仕掛けている最中、ワクチンパスポートを犬の鎖に例えました。元軍人のボルソナロ氏は、火曜日にブラジリアのパラシオ・ド・プラナルトでメディアに向けて、自由を失う位なら「死ぬ」事を選ぶと語りました。
「私達は、何故健康パスポートなのかと尋ねました」
「ブラジルの人々に掛け様としている鎖は何ですか?」
「我々の自由は何処に有るのか?」
「私は自由を失う位なら、死んだ方がマシだ」
と、ボルソナロ大統領は語りました。
コロナのパスポートは「鎖」だとブラジルのボルソナロ大統領が発言
この発言を受けて、ブラジルのマルセロ・ケイロガ保健相は、政府が入国する旅行者にコヴィド19の注射証明書を要求することを帳消しにした事を確認し、
記者団に・・・
「人々はワクチン接種者と未接種者を」
「差別して制限を課す事はできない」
と、述べました。
「時には、自由を失うよりも」「命を失った方が好い場合もある」
と、ケイロガ保健相は付け加えました。
国の医療機関であるAnvisaは、外国人旅行者にワクチン接種を勧め、空港でワクチン接種の証明を提出する様に勧告していますが、ブラジル最高裁判所の判決により、政府は今週中に見解をまとめる必要があるとされています。
ボルソナロ政権は、Covidワクチンのパスを承認しない決定を発表しましたが、それでもワクチン未接種の旅行者は、PCR検査の前に、土曜日以降、目的地の希望する場所に隔離されるという新たな条件を設けました。
結果が陰性となれば、ワクチンを接種していない旅行者でも「素晴らしいブラジルを利用する事ができる」とケイロガ保健相は語った。
今の処、ブラジルの入国管理局では、PCR検査で陰性である事を示す必要があるだけで、検疫の必要はありません。
連邦政府がワクチンパスポートを拒否した事が新しい方針となる筈が、サンパウロ州がパスの採用を選択した事で、更に複雑な状況になっている。
ジョアン・ドリア知事は、12月15日以降、同州の空港に到着する外国人旅行者にワクチン接種の証明書の提示を義務付ける事を公然と主張している。
「ブラジルは否定派の」「観光パラダイスになってはいけない」
「この国の否定は、この大臣(保健省)と」
「大統領の頭の中にしか存在しません」
と、ボルソナロ政権がワクチンパスポートを拒否した事を受けて、ドリア知事は語った。
「12月15日までに」「連邦政府がパスポートを採用しなければ」
「サンパウロはパスポートを採用する」
と、付け加えた。
ボルソナロ大統領とドリア知事の対立は今回が初めてではなく、昨年、同氏はワクチンの義務化を擁護した事で知事を「狂人」と呼んだ。
ボルソナロ大統領は、2020年11月に
「ワクチンの接種を強制したり」
「ワクチン未接種者はパスポートを取得できない」
「公的な仕事に就けないと言ったりするのは独裁だ」
「それを擁護する者は独裁者か」
「他人の命を使って」
「ビジネスをする事を厭わない」
「偽りの独裁者だ」
と、述べました。
また、ボルソナロ前リオデジャネイロ州知事は、2020年7月にCOVID-19から回復した後、既に「最高の免疫力」を持っていると主張している為、ワクチンを受けない事を10月に発表しました。
「私はもうワクチンを受けない事にした」「新しい研究を見ていると.....」
「私は既に最高の免疫力を持っています」
「何の為にワクチンを受け様としているのか」
と、問いかけました。
「それは、2ドルを当てる為に」「10ドルの宝くじを買うのと同じ事だ」
「意味がない」
「私にとっては、自由が全てに優先します」「もし市民が予防接種を受けたくないのであれば」
「それは彼の権利であり、それで終わりだ」
と、ボルソナロ大統領は付け加えた。
2021年9月、ボルソナロ大統領は、屋内で食べるには予防接種カードが必要なニューヨークの歩道に立ってピザを食べている処を撮影されました。彼は国連総会の為にこの街にいた。
ワクチン未接種のブラジル大統領は、ニューヨークの歩道でピザを食べなければならなかった。
ワクチン義務化に反対するもう一つの力強いスピーチで、欧州連合議会議員のクリスティン・アンダーソンは『私は、実験薬を接種した単なるモルモットにはなりたくない』と、述べています。
ワクチンパスポートはコロナの感染率削減にはそれ程効果的ではない、とスペインの専門家は結論付けています。
この研究では、ワクチンパスポートはCOVID-19の蔓延を抑えるというよりも、人々に恐怖心を与え、コンプライアンスを遵守させている事が判りました。
ワクチンパスポートはCOVIDの蔓延を抑制するどころか、人々に恐怖心を与え、遵守させているとスペインの研究で判明
一方、アイルランドの独立系金融投資家であるMelissa Ciummei氏は、COVIDワクチンパスポートは、最終的に世界的な社会的信用システムが確立されるまで、あなたの人生をコントロールすることになると考えています。
ワクチンパスポートは、グローバルな社会的信用システムを導入する為のトロイの木馬なのか?
先日、ベルギーの裁判所は、ワクチンパスポートの仕組みを真っ向から違法とし、これを主張して課した地方政府に1日当り5,000ユーロの罰金を科すという画期的な判決を下しました。
ベルギーの裁判所がCOVIDワクチンのパスポートを違法とし、実施した地域に罰金を科すと脅した件について
これに先立ち、フランス上院は社会党の議員が提案した、フランスに住む全ての国民にCOVID実験用ワクチンの接種を義務付ける案を再決定しました。
これに違反した場合、135ユーロ(約150米ドル)の罰金が科せられ、再犯者には1,500ユーロが科せられます。
フランス上院、全員へのワクチン接種義務化を262対64で否決