遺伝子組み換えの魚の販売を検討している日本
2021年9月21日火曜日投稿者:メアリービジャレアルTags: badfood, badhealth, biotech, CRISPR, crispr gmo, crispr technology, food supply, genetic modification, gmo fish, grocery, gut health, Japan, raw food
日本では、鯛を遺伝子組み換えして筋肉を50%増量しており、近く政府の承認を得る見込みです。
しかし、多くの人がこの遺伝子組み換え魚の影響や消費者への影響を懸念しています。
真鯛の筋肉を増やすためには、筋肉の成長を制限するミオスタチン遺伝子を無効にする必要がある。
この遺伝子を無効にすることで、魚はより筋肉質になり、その結果、より肉付きが良くなるのです。
「飼料の供給や稚魚の補充に高いコストが掛る為、利益率が低くて苦労しているマダイの商業的な養殖事業も、肉付きの良い魚を育てることができるかもしれません」と報告されている。
日本の水産業が苦境に立たされている中、追加の飼料を必要とせずに肉厚に成長できる遺伝子組み換え魚は、結果的に養殖業の成果を向上させる競争上の優位性を持つことになります。
遺伝子組み換え魚は人間の健康に悪影響を及ぼす可能性がある
遺伝子組み換え技術は、将来性があると思われるかもしれませんが、人間の健康にとっては危険なものでもあります。
遺伝子組み換え作物を与えられた動物が死亡したり、深刻な被害を受けたりした実験結果もあります。また、早期分娩、流産、不妊などの問題も発生しています。
これらの結果を受けて、遺伝子組み換えされた種についても懸念されています。
スウェーデンのヨーテボリ大学動物学部のFrederik Sundstrom氏は、遺伝子組み換え魚が環境中の毒素に対してより耐性を持つことは、より多くの毒素を蓄積し、最終的に消費者にその毒素を移す可能性があるという点で問題であると述べています。
また、魚に含まれる成長ホルモンの量が増えることで、人間に悪影響を及ぼす危険性についても不安があると述べています。
クリスパーによる遺伝子改変
研究者によると、魚を改造する試みは今のところ成功しており、実験中に非改造の魚と同じ体重になることが示されている。
また、遺伝子組み換え魚は体長が短いことにも気づいた。
改造魚を試食したところ、研究者が気づいた唯一の違いは、肉質が柔らかくなったことだという。
(関連記事 CRISPRによる遺伝子編集は、何百もの「意図しない突然変異」を引き起こす事が判り、科学者達は警告している)
マダイに使われたゲノム改変ツールは「CRISPR-Cas9」と呼ばれるもので、マダイのミオスタチン遺伝子をノックアウトします。
CRISPR-Cas9は、動物の遺伝子を選択的に変更するためのツールで、新しいDNAセグメントを切り取ったり、加えたりします。
動物の遺伝子を変更するには、まず卵から始まります。
CRISPR技術は、受精後すぐに、最初のDNA複製が行われる前の卵に対して行われます。
この時点でDNAを編集するということは、動物が成長していく過程で、すべての細胞にその変化が現れるはずです。
しかし、必ずしもそうなるとは限らないので、CRISPRで修飾した魚が生後6カ月位の時に、DNAの塩基配列を調べて、変異の度合いを調べました。
そして、変異レベルの高い魚をワイドマダイと交配させて、子孫の何パーセントが変異を受け継ぐかを調べ、性成熟を生き延びた変異レベルの高い魚を交配させたのです。
CRISPRによる編集とDNA塩基配列の解析により、3世代で目的の変異を実現することができました。
バイオテクノロジーの専門家であるグレッグ・リコライ博士によれば、CRISPRの用途は主に3つあるという。
1つ目は、遺伝子をオンまたはオフにする操作である。
2つ目は、血液や特定の細胞を体外に取り出してCRISPRで操作し、それを元に戻すといった、注入可能な薬の作成です。
3つ目は、見落とされがちですが、農業に使われています。
危険性については、遺伝子を操作して細胞内に鎮座するゲノムに組み込み、それを生物に移植する「ジーンドライブ」の用途を挙げた。
これは、遺伝子を操作して細胞内にあるゲノムに組み込み、それを生物に移植するもので、一度移植されるとそのサイクルの一部となるため、遺伝子が環境の一部となってしまいます。
このような懸念に対して、研究者たちは安全対策を講じていると言います。
それぞれの魚には個体識別のためのタグが付けられており、自然界での異種交配を避けるために陸上のタンクで養殖されています。
今回のCRISPR改変マダイは、このツールの食品への実用化の始まりに過ぎません。
しかし、一般の人々がここまでの遺伝子操作を受け入れることができるかどうかは疑問が残ります。
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