メイン州の医療施設では、州がワクチン接種の義務化を始めた為、労働者が減少している。
2021年8月22日(日) by: Mary Villareal

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メイン州では最近、州内の医療従事者に対して命令を出しました。コロナウイルス(COVID-19)のワクチンを接種しなければ、職を失うことになります。このワクチン接種の義務化により、人手不足が続く中、行動医療機関や救急隊員の間で不安が高まっています。

 


この義務化で定義されている医療従事者とは、メイン州で認可された病院、マルチレベル医療施設、ホームヘルス機関、看護施設、住宅介護施設、知的障害者に雇用されている個人を指します。


COVIDの新規症例が急増し人手不足の問題が深刻化

 

メイン州のジャネット・ミルズ知事は、10月1日までに予防接種を義務付けることは、人手不足を防ぎ、患者の安全を確保するためであると述べました。(関連記事 数千人の医療・介護従事者が、職場でのワクチン接種義務化に伴う失業に直面している)

 

 

しかし、賃金で競合する医療業界では、労働者が不足するリスクが高く、多くの人が遵守するか辞めるかを考えています。

また、COVID-19のデルタ型が発生したことにより、メイン州をはじめとする米国内でCOVID-19の新規感染者が急増しているため、リスクも高まっています。医療従事者に対する知事の義務化は、代替案が見当たらない最も強力なものの一つでした。また、バイデン政権は先日、老人ホームが労働者にワクチン接種を義務付けなければ、重要な連邦政府の資金を失うことになると述べました。

この義務化によってどれだけの人が離職するかはまだ不明であり、反対の声も大きい。この義務化に反対する医療従事者や政治家は、ポートランド、バンゴー、オーガスタで集会を開きました。

バンゴーに拠点を置くOHIメインでは、380のポジションで82の求人がありました。この機関は、知的障害や自閉症の人たちに支援や直接介護のサービスを提供していますが、空席を埋めることができなかったため、グループホームのうち4つを閉鎖しなければなりませんでした。また、スタッフの中には、複雑なニーズを持つ担当者の世話をするために、ほとんどホームに住んでいる人もいます。

メイン州は全米で最もワクチン接種率の高い州のひとつで、医療従事者のほとんどがワクチンを接種しています。7月31日時点で、州内の病院勤務者の80%以上が完全に予防接種を受けていました。老人ホームと中間介護施設での接種率は、それぞれ73%と68%でした。

ポートランドに本拠を置く州最大の医療機関であるメイン・ヘルスでは、ワクチンによる離職者はまだ出ていません。ブリューワーにあるノーザンライト・ヘルス社では、広報担当者によると、多くの従業員がワクチンを接種しないことを選択したため、辞表を提出したとのことです。

ノーザンライト・ヘルス社の上級副社長兼最高人事責任者のポール・ボーリン氏は、「職業としての医療を辞めなければならないと感じている人を最小限にするために、従業員の質問に答えるためのサポートや教育、情報をできるだけ提供しようとしています」と語っています。


医療従事者は義務化に反対

 

医療従事者には、ワクチン接種を拒否する理由がそれぞれあります。ウォーレンに住む看護助手のエリザベス・ミンクさんは、ワクチンの開発が早すぎると感じていると言います。

バンゴー地区の看護師でオーガスタ近郊の病院に勤務するBrianna Jipsonさんは、ワクチンを接種する位ならクビになったほうがマシだと言います。 彼女は、多くの人がワクチン義務化に怒っていると付け加えました。(関連記事 医療従事者が危険なインフルエンザワクチンの義務化に反撃)

 


別の医療従事者はこう述べています。「私はアンチワクチンではありませんが、私たちは皆、選択肢を持つべきです。私たちはアメリカに住んでいて、自由の権利を持っているのですから、自分が納得できないものを強制的に摂取させられるべきではありません」と述べています。

ポートランドのメイン・メディカル・センターの外で約300人のグループを率いて抗議活動を行ったエミリー・ニクソンは、群衆に向かってこう言いました。「私たちは何かに反対しているわけではありません。ワクチンを接種する権利を支持します。選ぶ権利を支持します。"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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