越境ec・インバウンド・中国snsコンサルブログ

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中国Web/中国越境EC/中国進出/インバウンド専門コンサル JUTOU株式会社 辻雄多郎 公式ブログ

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①立地が命

②「旅マエ」優先

③レビュー・口コミ対策は必須

④訪日客の名簿化

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今回は、③、④についてです。

 

③レビュー・口コミ対策は必須

中国は”口コミ”が重要です、というお話よく聞きますが、たしかに大切です。

 

 

特に旅行ポータルや口コミサイトに書き込んでもらうような施策は必要です。

個人的に最低限抑えておいた方が良いと思う、プラットフォームは、

 

 

①美团点评:中国の食べログで近時、日本旅行者向けの情報・広告を強化しています。

②トリップアドバイザー:定番

③马蜂窝:中国の旅行ポータル口コミサイト

 

 

プラスして、weibo,wechatでのモーメンツで記事を描いてもらえるように誘導したいですね。

 

日系の旅行ポータルや口コミはそれほど重視しなくて良いと思います。どこもあまりうまくアクセスが取れていない印象です。

 

 

 

④訪日客の名簿化

訪日客の名簿化は非常に重要です。特に自由旅行客の名簿は「宝」なので、名簿化することで、その後の越境EC、現地プロモーションを実施する際にも役立ちます。

 

 

名簿化していくのに、有効で楽なのはwechatの公式アカウントをフォローしていってもらうことかと思います。

 

 

フォローのさせ方は日本と一緒で、フォローしてくれたら何かプレゼント、割引してあげる、といった施策で大丈夫です。

 

ここで注意していただきたいのは、あくまでwechatはLINE@と同じで既存顧客向けに対して威力を発揮するものなので、新規集客にはあまり使えません。(例外的に、マツキヨさんとかは上手に新規集客もできていますが・・)

 

 

 

ざっくりまとめましたが、インバウンドのプロモーションを始めたい、やってるけどうまくいかないという方は、

 

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①立地が命

②「旅マエ」優先

③レビュー・口コミ対策は必須

④訪日客の名簿化

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を意識して取り組んでいただけると良いかと思います!

前回の続きです。

(前回の記事はこちら:https://ameblo.jp/hopers-tsuji/entry-12350851501.html

 

 

 

インバウンドマーケティングはまだ間に合う!

 

インバウンドブームが始まってから、

 

 

「団体旅行だとちゃんと観光できなかったからもう一度きちんと日本を観光したい」

「行った人の話を聞くと、日本良さそうだから行ってみたい」

 

といった感じで、自由旅行客、リピート客がかなり増えています。

 

 

最近「モノからコト商品、体験型」とか巷で言われていますが、簡単な話、自由旅行客が増えてまともに観光をする人が増えているということだと思います。

 

 

これまでメインだった団体旅行旅客と異なり、「自分の行きたい場所、食べたいもの、買いたいもの」を自由に選択できる自由旅行客が増えてくるということは、これからインバウンドに取り組みたいという方にとっては、アピールできるチャンスがまだまだあるということが言えます。

 

 

”これからの”中国のインバウンド4つのポイント

 

では、これから自由旅行客に向けてどのようにインバウンドプロモーションをしていくべきなのでしょうか?

まずは、以下の3つのポイントをおさえていただきたいです。

 

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①立地が命

②「旅マエ」優先

③レビュー・口コミ対策は必須

④訪日客の名簿化

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当たり前といえば当たり前のことばかりですね(笑)

 

 

①立地が命

リピーター、自由旅行客が増えればそれだけ主要観光都市以外にもチャンスは出て来ますが、それでも立地は命であることは変わりありません。

立地的にかなり不利なだと感じる場合は、とにかく商品・コンテンツを強化して、「ここに行かないと買えないもの、ここに行かないと体験できないもの」を作り上げ、中国国内向けのプロモーションをしっかりとする必要があります。

ぜひ、インバウンドプロモーションに取り組まれる方は、一度立地、商品について考えていただけると良いかと思います。

 

②「旅マエ」優先

私たち日本人と同様に、中国人も日本旅行の「旅マエ」に情報収集をしてきます。したがって、インバウンドのプロモーションに新たに取り組まれる方は、「旅マエ」でのプロモーションから強化していくことが望ましいです。

 

日本人の場合、結構旅行雑誌などの紙媒体を利用する方が多いですが、中国の情報収集チャネルは「WEB」です。

 

よって中国の検索エンジン対策ももちろんですが、旅行予約サイト、口コミサイトなどのポータルサイトの対策などもしていく必要があります。WEBを横断的に調べていくユーザーに対応するため、可能な限り多チャネル展開していく必要があります。

具体的なチャネルや方法などは、気が向いたら書きます。

 

 

次回は、③レビュー・口コミ対策は必須、④訪日客の名簿化についてお伝えしたいと思います。

 

 

ご購読ありがとうございました!

今日は中国のインバウンドの話をします。

あらかじめ断っておきますが、経験に基づく独断と偏見でものを申します。

 

 

初歩的な話で恐縮ですが、結構知らない方が多いのでまずこの話。

 

 

中国人観光客には大きく2つに分けることができます。

 

①団体旅行客(ビザ条件が緩い)

②自由旅行客(ビザ条件が厳しい)

 

です。細かい要件とかはご自分でググってください(笑)

 

 

団体旅行客は、日本への取得要件が緩く、団体ツアーでのみ渡航を許され、中国系の旅行会社のバスに乗っけられて弾丸ツアーしている方々です。2、3年前から見る「爆買い中国人」というのはだいたいこの団体旅行客です。2017年前半くらいまではこの方々がメインでした。

 

 

一方、自由旅行客は、一定の所得があり、厳しい審査を通過して、私たち日本人の海外渡航と同じように行きたい場所、食べたいものを食べることができる方々です。

 

 

 

2、3年前、これまでの私がインバウンド施策をどのようにしていたかというと、オンラインのプロモーションももちろんやったりもしましたが、「中国系の旅行会社(ガイド)を開拓する」ということを重点的にしていました。

 

 

 

なぜかというと、当たり前の話ですが団体旅行客メインのマーケットの中で、誰が店を決めるのか?誰がルートを決めるのか?というと中国の旅行会社だからです。

 

 

特に、中国の場合は結構適当で、旅行ルートは旅行ガイドが好き勝手組んでいたりしました。

したがって、彼ら、彼女にアピールをしたり、メリットがあるようにした方が断然旅行ルートに乗っかる可能性が高いのです。

 

 

 

団体旅行客は旅行ガイドが連れてきた場所で飯を食べる。お買い物をする。良いもの(もしくは良さそ)と思ったら感想をSNSで呟く。結果、その口コミを見た自由旅行の方々もとりあえず1回そこにいく。

 

 

という形でインバウンドで当たる循環ができていくのです。

 

 

もちろん、中国人を惹きつけてやまない商品、コンテンツがあることが大前提ですけどね。

 

 

以上のように、”これまで”の中国インバウンドプロモーションはかなりオフラインというか、ごりごり中国式商売が勝ち筋でした。

 

 

しかし、2017年に入ってから、かなり様相が変わってきています。

 

 

次回は”これからの”中国インバウンドについてお伝えします。

2017年、訪日中国人の数は735万人を超え、国別訪日客ではトップとなりました。

 

 

インバウンドが活況となったことに加え、中国の越境ECも伸びに伸びました。

尖閣諸島の問題の頃を考えると、びっくりするような変化です。

 

 

政治リスク、越境ECの規制リスクなどありますが、これからまだまだ伸びしろがあるので、ぜひたくさんの企業さんに中国市場へチャレンジしてほしいなと思います。

 

 

そこで、どんな感じでうまくいっている企業さんは取り組んでいるのか流れをお伝えしたいと思います。

 

 

追い風に乗れている勝ち組企業さんは、例外ももちろんありますが、

 

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STEP1:インバウンドとかで認知度を上げて(上がちゃって)ブームになる。

STEP2:越境ECモール、現地モールに出品(卸)。

(この時点で一般貿易に向けた許認可取得の準備始めてもいいかも)

STEP3:自社旗艦店出店(天猫国際、京東国際、淘宝などなど)

STEP4:許認可取得・一般貿易開始

STEP5:オフライン店舗展開、現地天猫出店、(現地法人設立)

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(※化粧品、(健康)食品、日用品などのBtoC物販を想定)

 

 

上記のようなステップで中国展開をしています。

私も基本的にこの流れでいけるように必死こいてやっています。

 

 

うまくいっている企業さんはこのステップを猛スピードで駆け上がっていっています。

 

 

ポイントとしては、STEP1ですね。

多くの企業さんがここでギブアップしてしまいます。

 

 

私も「口コミ作りましょう」とか、「インフルエンサー使いましょう」とかそういうの苦手で、手っ取り早くモール出店とかしてプロモーションかけましょうとか言いたいんですが、STEP2、3から取り組むと失敗確率は高い傾向にあります。

ときどきいい代理店さんが「売らせて」っていってくるケースもありますけどね。

 

 

やっかいなのが、STEP1は大手企業さんでも苦戦しているところです。爆買い対象となっているブームの商品の多くは、

「たまたまマツキヨさんやドンキさんに置いていて、むちゃくちゃ売れるようになった」というものだからです。

よって、次なるブランドを当てようと思っても再現性がないため、失敗する確率が高い。もしくは当たっても持続性がないということになってしまいます。

 

 

それでもSTEP1からやった方がいい理由としては、「殿様商売ができるから」です。

ブームになっていない、認知度がないままタオバオなどに出店するのは、100%当たらないわけではないですが、辛い。とにかく辛い・・(笑)

 

基本的に現地のショッピングサイトやそれに紐づく代理店などは「中国人に売れてる商品、売れ始めてる商品」にしか興味がないため見向きもしてくれません。これは現地オフライン展開時も同様です。

なので、STEP1である程度当てて、STEP2以降では向こうが「売らせてください。出店してください」状態を作り出すのが理想的です。

 

 

ということで、これから取り組み始めたい方はSTEP1からの流れは意識して取り組んでいただけると幸いです。

簡単じゃないです。でも意識しておくだけで全然違います。

 

 

PS:文章どこで切ったらいいかわからない・・読みづらくてごめんなさい。

 

 

続きはまた今度。

 

 

つづく。

時流もあって、越境ECやインバウンド関連が盛り上がっていますが、個人的には工業製品のメーカーさんや町工場の企業さんの方が海外で勝負しやすいなと思っています。

 

 

理由としては、日用品、化粧品などの一般消費者向け商品は、ブランド、や口コミ、価格をシビアに見られますが、工場系マーケットは「日本製」に対する信用も高く、良い製品であれば高くても買う傾向があるからです。

また、中国でいうと、最近現地のローカル企業は「安かろう、悪かろう」では他社との競争に勝てない可能性があるので積極的に技術を取り入れたり、良い製品は購入する動きが出てきています。

 

これは日本企業のメーカーにとってはチャンスです。

 

 

ただ、中堅・中小企業さまとなると、

「社内に海外担当がつけられない」

「海外へ行くほどお金がない」

「金かけて展示会には出て商談にはなるが仕事にならない」

「うちは加工業だから難しい」

といった様々な事情で海外展開を諦めてしまっている企業さんが非常に多いですよね。

 

 

そんな企業さんこそ「海外WEBマーケティング」に取り組むことをおすすめしています。

 

詳しくはまた次回書こうと思いますが、ポイントは以下です。

①WEB活用でターゲットが全世界になる。

②実際の問い合わせを取りながら、どこの国に需要がありそうかを調査できる。

③少ないコストで取り組める。

 

といった感じです。

 

 

1個目書いてますが、ブログ続く気がしません。でもがんばります。

はじめまして。

 

中国専門のコンサルタント 辻と申します。

 

7年くらい前から中国の日本企業の業績アップ、現地ローカル企業さんのコンサルティングなどを

続けてきました。

 

2、3年前からホットな越境ec,インバウンドだけでなく、現地展開、BtoBのダイレクトマーケティング

など、幅広いテーマ、業種、規模でサポートをしてきたので、結構中国に詳しいかと思います。

ちなみに嫁も中国人です。

 

これまでだらだら仕事をしてしまっていて、紹介だけでなんとか生きてこれていたのですが、

きちんと情報発信をすることの大切さに今更気づいたので、ブログなどできちんと情報発信していきたいと

思います!