2017年、訪日中国人の数は735万人を超え、国別訪日客ではトップとなりました。
インバウンドが活況となったことに加え、中国の越境ECも伸びに伸びました。
尖閣諸島の問題の頃を考えると、びっくりするような変化です。
政治リスク、越境ECの規制リスクなどありますが、これからまだまだ伸びしろがあるので、ぜひたくさんの企業さんに中国市場へチャレンジしてほしいなと思います。
そこで、どんな感じでうまくいっている企業さんは取り組んでいるのか流れをお伝えしたいと思います。
追い風に乗れている勝ち組企業さんは、例外ももちろんありますが、
============================
STEP1:インバウンドとかで認知度を上げて(上がちゃって)ブームになる。
STEP2:越境ECモール、現地モールに出品(卸)。
(この時点で一般貿易に向けた許認可取得の準備始めてもいいかも)
STEP3:自社旗艦店出店(天猫国際、京東国際、淘宝などなど)
STEP4:許認可取得・一般貿易開始
STEP5:オフライン店舗展開、現地天猫出店、(現地法人設立)
============================
(※化粧品、(健康)食品、日用品などのBtoC物販を想定)
上記のようなステップで中国展開をしています。
私も基本的にこの流れでいけるように必死こいてやっています。
うまくいっている企業さんはこのステップを猛スピードで駆け上がっていっています。
ポイントとしては、STEP1ですね。
多くの企業さんがここでギブアップしてしまいます。
私も「口コミ作りましょう」とか、「インフルエンサー使いましょう」とかそういうの苦手で、手っ取り早くモール出店とかしてプロモーションかけましょうとか言いたいんですが、STEP2、3から取り組むと失敗確率は高い傾向にあります。
ときどきいい代理店さんが「売らせて」っていってくるケースもありますけどね。
やっかいなのが、STEP1は大手企業さんでも苦戦しているところです。爆買い対象となっているブームの商品の多くは、
「たまたまマツキヨさんやドンキさんに置いていて、むちゃくちゃ売れるようになった」というものだからです。
よって、次なるブランドを当てようと思っても再現性がないため、失敗する確率が高い。もしくは当たっても持続性がないということになってしまいます。
それでもSTEP1からやった方がいい理由としては、「殿様商売ができるから」です。
ブームになっていない、認知度がないままタオバオなどに出店するのは、100%当たらないわけではないですが、辛い。とにかく辛い・・(笑)
基本的に現地のショッピングサイトやそれに紐づく代理店などは「中国人に売れてる商品、売れ始めてる商品」にしか興味がないため見向きもしてくれません。これは現地オフライン展開時も同様です。
なので、STEP1である程度当てて、STEP2以降では向こうが「売らせてください。出店してください」状態を作り出すのが理想的です。
ということで、これから取り組み始めたい方はSTEP1からの流れは意識して取り組んでいただけると幸いです。
簡単じゃないです。でも意識しておくだけで全然違います。
PS:文章どこで切ったらいいかわからない・・読みづらくてごめんなさい。
続きはまた今度。
つづく。