神戸市中央区、垂水区で英語リトミック教室と
英語絵本の広場を主宰しています
Hop on Pop講師のキディ先生 こと 木戸あきこです
以前、私の色彩知育の師匠、ホンディ先生に会った時に
オランダの教育の話が出まして、すごく気になっていました
ホンディ先生はパワー溢れるとっても素敵な先生で
会う度に色んなお話を聞けて勉強させてもらっています
三田でこども色彩知育教室と中国語のサークルを開講されています
(→ホンディ先生のブログ)
先日図書館で予約して、こちらの本を読みました
オランダで広く普及している教育
「イエナプラン教育」について詳しく書かれています
教育について、もっと皆さんに考えて欲しいという思いと
自分自身への健忘録として記事にしておきます
イエナプラン教育は
ドイツの教育哲学者ペーター・ペーターセンが提唱した
子供一人ひとりの個性を尊重し、
自立性と共同性の育成を目指した教育法です
日本の学校では一斉授業が行われていますが、
イエナプラン教育では
一人ひとりの子供がそれぞれ違う課題をこなす
個別教育が行われています。
一斉授業では先生が一方的に生徒に話しかける場面が多くなりますが、
個別教育では生徒の方から先生に話しかける場面が増え、
先生と生徒の間でコミュニケーションが取りやすくなります
生徒が自分の意見を言ったり
先生に気楽に質問できる環境なんですね
教師は未熟な子供たちに対して上から一方的に教える存在ではなく
あくまで対等に語り合える立場として存在しているとのこと。
個別指導を行うことで、どこでつまずいているかをすぐ把握でき、
その子に合わせた教材や教具を選び、
全ての子に対し、同じ目標に到達できる支援ができるのです。
また、早く課題をこなした子供は自立学習を行います。
・遊び感覚でできる教材をする
・難しい問題、追加課題に挑戦する
・種々のゲームを友達とするなどして過ごせるので、
主体的に学習できる環境があります
同じ歳の子供でも
理解力や学ぶペースはそれぞれ違います
日本のような一斉授業は平均的な子供を基準にしているので
進度の遅い子はついていけなくなり、早い子には退屈になり、
学びの機会を奪い去ってしまう事になります
また、日本の教育と違う点では
初等教育は4~12歳の8年間です。
幼児段階から小学校段階への
子供の成長が遮断されずに教育できるメリットがあります
日本では小学校入学後の1年生が
先生のお話を聞けない
集団行動に馴染めない
授業中ずっと座っていられないなどの
小1プロブレム(小1問題)が問題になっていますが、
子供自身や家庭教育の問題ではなく、
教育システム自体に問題がありますね
さて、イエナプラン教育の話に戻りますが、
自立学習だけを重視して行うのではなく、
他の子供たちと関わり、役割分担の仕方を学ぶために
共同学習も重視しています
特徴的なのはイエナプラン教育の学級は
学年の違う子供たちを混合して編成される異年齢学級です。
更に5~6人のグループに分かれて共同学習をしますが、
異年齢の違った面のある子供たちを同じグループに入れ、
子供同士が学び合い、教え合い、理解し合う機会を作っています。
また、興味深いのは
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/093.png)
![!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/092.png)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
物事をどう見るか
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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学校が自由に教育方針を決めて良いことから
親は自分の教育観に合わせて学校を選びます
自由に教育法を選ぶ権利があるんです
学校の教育方針も多種多様で
イエナプラン教育の他に
シュタイナー教育
モンテッソリー教育
ダルトンプラン教育
フレーネ教育や
宗教も様々、独自の教育法を行っているそうです。
イエナプラン教育のことだけでなく、
オランダの教育の歴史なども知ることができ
なかなか興味深い本でした
調べてみたら
日本にもイエナプラン教育を実践している小学校がありました
今年度開校された新しい学校のようです
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
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