昨年の次男との奈良観光の時は東大寺の大仏を見た後、奈良公園で鹿たちに鹿せんべいを食べさせ、興福寺の阿修羅像を見て帰りましたので、春日大社は飛ばしていました。
昨日はちょうど奈良国立博物館で「春日大社のすべて」を開催中だったので、ちょうど良いタイミングでした。
昼食後、近鉄奈良駅を出てまずは奈良国立博物館へ向かいました。
奈良国立博物館には初めてはいりましたが、さすが古都奈良にある国立博物館だけあって、外観、展示室とも非常に立派です。
展示内容は春日大社の持つ国宝・重要文化財が数多く並べられ、刀剣類や仏像に加え当時の生活雑貨に至るまでバラエティに富んでいました。
個人的には春日大社にまつわる曼荼羅が興味深かったです。実際に行かずとも春日大社に参拝できるよう、当時の貴族の屋敷に飾られていたようです。
数多くの絵柄があり、近くの興福寺と一緒に描かれているものなど様々でした。
さらに常設展である「なら仏像館」も見学してきました。
一つの木材から仏像が掘り出され、完成するまでの過程を説明しているコーナーなど、こちらも興味深い内容でした。
さて、国立博物館の後は左手に奈良公園のある交差点の右手から春日大社の参道に入り、上り坂を歩いていきました。
歩くこと約15分ほどで鮮やかな朱色の南門が現れます。
さらに特別参拝料500円を払うと中門・御楼を間近に見ることができます。
それぞれの建築物は朱色で色鮮やかではありますが、少しけばけばしいかな、という印象もありました。
午前中に薬師寺で同じような色彩の建物を見たせいかもしれません。
帰り道の参道では少し足取りも重くなってきたので歩数を確認すると2万歩近くになっていました。
帰りの阪神電車では爆睡してしまいましたが、貴重な梅雨の中休みの一日を有意義に過ごせたので満足しています。