昨年の春に次男と奈良・京都の世界遺産巡りをして以来の奈良観光です。
前回は法隆寺を見て東大寺の大仏殿から奈良公園・興福寺といういわゆる修学旅行コースでしたが、今回は私がまだ行ったことのない世界遺産巡りをしてきました。
最初の目的地は薬師寺です。
誰もが日本史で必ず出てくる有名な寺で、天武天皇が後に持統天皇となる皇后の病気の平癒を祈り創建したと習いました。
昨年見た平城京跡を思い出させるような色彩です。
道路を渡って別の敷地には玄奘三蔵院伽藍があり、今日は平山画伯の手による壁画の展示とありました。写真撮影は不可でしたが、見応え充分でした。
こちらも鑑真の創建したお寺として有名で、日本史の必須知識の一つです。
この写真でもわかると思いますが、さながら苔の大海原という感じです。
最近は苔マニアという人たちがいるそうですが、そのような人たちにとっては必見かもしれません。
唐招提寺を出て、近鉄尼ヶ辻駅へ向かう途中には垂仁天皇陵があります。
かなり大きな前方後円墳で、濠に囲まれた陵は海に浮かぶ島そのものです。
一方、日本人の高齢者の団体客が目立ちました。皆さん、奈良の街歩きをゆっくり楽しむという感じでした。
全体的に観光客の年齢層が高めのためか、どこも静かな雰囲気で観光することができました。
やはり薬師寺や唐招提寺は奈良観光が2回目、3回目という人たちが中心になり、いわば通好みの観光スポットなのかもしれません。