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「Happy★ENTERTAINMENT」@渋谷TakeOff7
出演:clover&clover、the dawn, Trip Remon's、TOBYAS、二人目のジャイナ
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渋谷Star Loungeでガールズボーカルバンド4組聞いて、もうかなり満腹だったが、約束していたTakeOff 7へ。今夜のここの出演バンドの濃さは、Star Loungeの比じゃない。最初からここにいても、すごく楽しかったこと間違いなしだ。
ただ入ったのが21時前。ラスト2組を残すのみ。しかし、この2組がまた最高だった!
まずはTOBYAS。男性ばかりの骨太なロックを聞かせるバンドで、よくも悪くもボーカルが目立ちすぎるほどのスターだ。彼がとにかく、野太い声帯で、熊のような迫力で歌って歌って歌う。凄いパンチ力。
楽曲は正統な米西海岸ロックか。しかも70~80年代の香りがぷんぷん。聞いた瞬間、こいつはHewy LewisかBruce Springsteenだ!と感激したほど。これぞまさしく、自分が聞いて育った音楽なのだ。体が自然に反応してしまう。
当然のごとく、熱狂的な女性ファンが多数詰めかけ100人以上入ったTakeOff7は彼の音楽に、縦揺れ、横揺れ。轟く猛々しいボーカルに突き動かさる。今の草食系男子に爪の垢でも飲ませてやりたい男臭さ。そして緩むことない、ビートの効いた演奏。ドラムとベースのリズム感が素晴らしい。
俄然熱くなってしまった。好き嫌いは別にして、こういう質の高いロックを聞くと嬉しくなる。
余談だが、若いバンドが頑張っている姿は尊いと思う。だが、勘違いや自己満足でガチャガチャやってるだけのバンドも多く、そういう連中に当たると悲しくなる。動機は女にモテたいで全く問題ないので、より魅力的なバンドになって、千人、一万人の女をキャーキャー言わしたる位の意気込みと向上心で、取り組んでほしいよね。自ずとボーカルの歌唱力の重要性も認識できるはず。正しくトレーニングすれば、このTOBYASのように、個性的でも魅力的なシンガーになれるだろうから。
さあ、そして今夜の2番目の目当て「二人目のジャイナ」の登場だ。
スカパラのようなホーンセクションを抱えたビックバンド。編成は、ボーカル、ギター、ベース、ドラム、パーカッション、キーボードに、ホーンが3人―サックス、トロンボーン、トランペット。この編成で賑々しく、ダンサブルなアッパーな音楽で盛り上げる。
さらに、楽器プラスアルファの部分がとっても魅力的。それは、メンバー全員の遊び心や、音楽って楽しいー!って浮かべた幸せ一杯の表情。こんなにご機嫌に演奏されたら、聞く方も楽しくない訳がない。お客さんも、自然に足がリズムを踏んで、ジャイナと一緒に手を振り始める。若干、呆然と見上げている初めてジャイナを見るお客さんもいましたが(笑)
シルクハットを被り、ジャイナの作詞作曲も担当するボーカルの横澤雅裕が繰り出す音楽は、ハッピーなエンターテイメント。どの曲もお客さんと一体になって楽しもうという姿勢で、楽しい。ちょっと、サッカー日本代表の遠藤選手のような風貌でひょうひょうと、この個性派のグループを引っ張っていく。ギターの原田博史が少し目立っているが、後のメンバーはみんなそれぞれの個性で等しくジャイナに参加し、充実感を漂わす。
特にこのグループの道化役、トロンボーンの原田真之輔が、芋洗坂係長のようなコミカルな動きで、爆笑を誘う。それをサックスやトランペットがサポートしてさらに盛り上げていく。それぞれが、それぞれの担当で、生き生きとしていて楽しいのだ。
MCで「僕ら8人、4月から二人目のジャイナとしてやってきましたが、実は今夜のライブをもって ……………9人になりまーす!」と、悪戯心たっぷりにためて、キーボードの正式加入も発表。9人編成で一段と音の厚みと遊びを増して、いい感じだ。
<セットリスト>
1)ある夜の唄
2)雨の金曜日
3)スターリング
4)One Night Dancing
5)サマーチューン
6)CROWN
7)ジャイナニズム
en. 空中ラブレター
とにかく、最初から最後まで楽しい。スタンプカードも作っていたようだが、まだ4月の結成からライブは5、6回しかやっていないというのに、すでに3つスタンプ押してもらっている女の子も。あっという間に熱烈なファンをつかみつつあるのも、彼らのパフォーマンスや音楽レベルの高さを体感すれば納得。今夜、堂々のトリを勤めたのも当然とさえ思える。大きなアンコールの手拍子を受けて、最後まで楽しい夜を演出してくれた。
終演後は記念撮影。たくさんのファンの女の子が群がっていた。
それにしても、楽しい夜だった。
「二人目のジャイナ」の次のライブは、10月31日に六本木Club EDGEで開かれる渋谷めぐみ企画「ハロウィン祭り」だ。このライブには他にも「Lady the Bitch」という超エロかっこいい女性ボーカルバンドも出演。渋谷めぐみバンドの大人のムードたっぷりなロックな演奏と合わせ、楽しい夜になること必死だ。
さらにジャイナは、12月3日に初ワンマンも決定。ここTAKE OFF 7で派手ーに盛り上がるようだから、これは要チェック。入場料以上の笑いと興奮とカタルシスを間違いなく届けてくれるエンタテイメントになるよ、きっと。
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「ハロハロハロウィン!」@渋谷Star Lounge
出演:Claddagh Ring →Avaivartika →Rainy UNGLEBUN →Violent is Savanna →JOVO
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女性ボーカルバンドばかり集めたハロウィンイベント。、どのバンドもなかなか良くて、楽しい時間を過ごせた。
勿論、一番がAvaivartikaという評価は何ら変わりはないのだが、4番手に歌った「Violent is Savanna」はさすがメジャー。王道のポップロックで、見事にインディーズの水準をはるかに突き抜けている4人組だ。初めてだったのに聞き心地がとても良くて、聞いていて踊りだしてしまったくらい(笑)
特にボーカルの星花の声や歌いっぷりが、ジュディマリのYUKIやいきものがかりの吉岡聖恵に通じる華があって、とてもキャッチー。いいバンドだね。前向きで明るく、楽しい楽曲ばかり。ファンが沢山ついて、メジャー街道まっしぐらでなきゃおかしい位だ。
事実、昨秋にメジャーデビュー、今年の4月6日に初アルバム「SWING」を発売したところ。間違いなくこれから益々注目されていくだろう。
また1番手の3人組ガールズバンド「Claddagh Ring」のタテノリ全開の軽快なポップロック、3番手の「Rainy UNGLEBUN」はgt.&vocalのRayがmimikaのような幼さとポップさでかわいく、とても頑張っていて好感。彼女たちも、きっと好きな人にはたまらないタイプ。下手なバンドだと、聞いていられずライブハウスを出てしまうが、彼女たちのステージは最後まで楽しめた。
そんな素敵な対バンぞろいだったが、それでも、もう圧倒的にAvaivartikaが素晴らしかった。ファンの個人的な感想ですが(笑)
Avaivartikaは2番目、18:40からとかなり早い時間に登場だ。
ステージ前のスタンディングのお客さんは、アーティスト毎に入れ替わるため、見てると誰のファンが多いか一目瞭然。今夜はトリのJOVOに次いでAvaivartika が多かった。この2組、女性客が多い点が面白いことに共通してたが、違ったのは年齢層。JOVOの客はミッキーの耳をつけた女子高生のような幼さ。一方、Avaivartika の客は20代~アラサーまでの落ち着いたOL層。ファンを見れば、どんなバンドか分かるというが、今夜はそれがあまりに明白で可笑しかった。
JOVOは高校の学祭に出てきそうなノリの軽妙なポップロックバンド。それに対し、Avaivartikaはど本格派。ギター、ベース、ドラム、キー&シンセ、ボーカルの5人組が繰り出す音楽は単純なタテノリなどではない。高い演奏力のロックにエレクトロやラップなどの要素も取り込み、劇的なドラマ性と壮大なメッセージ性を、感動的なレベルの分厚い演奏で聞かせる。まさに大人が興奮できるバンドなのだ。
今夜も、そんな壮大なライブを聞かせてくれた。
最近のライブでは定番となった「止まない拍手のRaining」で幕開け。シンセのうねる様な音の中、ステージに現れた彼らが所定の位置につくと突然途切れるBGM。一瞬の静寂の後にキーボードとギターが走り出し一気にテンションが高まっていく。そのテンションが一定の水準まで高まったところで、宇治田愛のボーカルがはじけ、想像以上の疾走感で一気に音楽が、ボーカルが、リズムが走り出す。体中をアドレナリンが一気に駆け巡る。踊り出さずにはいられない衝動に突き動かされ、足はリズムを刻んでしまう。
その高いテンションのまま2曲目の「ノンフィクション」へ。シンセとギターの切なげな唸り、心臓の鼓動を少しずつ早めていくようなドラムのビート。不安感がじりじり高まっていく。
週刊誌開けば数え切れないスキャンダル~
出だしから社会性たっぷりの歌詞を抑えた調子で歌うボーカルが、その不安を煽る。そしてサビへ、低音から高音へ徐々にスケールを駆け上がっていき、再び爆発的な疾走感あるサビへ。そこからラップを挟んで、再び鳴き叫ぶギター。一転して音が止まり、キーボードにのって愛ちゃんのボーカルが緊張感を高めて、そしてラストの爆発へ。
そう、Avaivartikaの曲は単純ではないのだ。その息もつかせぬ展開に、緩急に、次第に心を奪われてしまうのだ。その刹那のカタルシスといったら、もはや並みのバンドでは満足できなくなる麻薬のようだ。狙い済ましたその音作りの緻密さに、驚嘆し惚れてしまう。
ギターいく君の作った新曲「イグリース」は、まさにギターとボーカルが競演するアッパーチューン。いやむしろ、ギターがメインのよう。そのギターは、あらゆる音を繰り出し、その音だけで惹きつける。足元に並ぶ10以上のエフェクターと、速弾きもタップもウィープなどのテクを自在に使いこなし、楽曲に多層的な表情をつけていく。
そして、このバンドが一番最初に作った、分かりやすいノリの「NS」で、一気に盛り上げ再びダンスモード。すでに痺れている頭が一段と痺れ、もう何も考えずその音楽に乗ってしまう。だが、それだけで終わらせないのが彼らだ。
ラストは、これも最近の定番の「終末のコンダクター」。現在、Avaivartikaの楽曲の中でもっとも壮大で、わくわくするようなドラマの劇的展開に心を奪われる代表曲だ。バラードのような序盤、愛ちゃんの歌う言葉が頭の中に入り込み、気分は大気圏外から青い地球を見下ろす宇宙飛行士のような気分に。ところがその地球が、途中で一気にスピードアップし激しい調子に変わる曲に突き動かされ、まさに「終末」の危機が迫りくるような切迫感に包まれていく。そして、バンドの醸し出すサウンドがぐいぐいと自分を地表から宇宙へと引っ張り上げ、そして最後は宇宙の果てへ放出されてしまうような錯覚に。ここまで稀有壮大なスケール感を持つバンドを、僕は他に知らない。
<セットリスト>
1)止まない拍手のRainning
2)ノンフィクション
3)イグリース(新曲)
4)NS
5)終末のコンダクター
出番が終わったら、みな仮装して物販へ。男性陣は長身が多い上に被り物。この集団、ひときわ目立ってたね。ベース榎ちゃんの魔女は大ヒット(笑)
昨秋に結成され、今年初から活動を開始。最初のうちはスタジオで自分たちの音を高めることに集中してきたので、本格的なライブを始めたのはこの夏以降だ。それなのに、もう熱狂的な女性ファンが多数。なぜ、男のファンが増えないのかな。ボーカルの愛ちゃんは、カリスマ性さえ感じる魅力ある女性なのだが、男前すぎるか(笑)
彼らは間違いなく世界を狙えるバンド。ますます目が離せないよ。
「ハロハロハロウィン!」@渋谷Star Lounge
出演:Claddagh Ring →Avaivartika →Rainy UNGLEBUN →Violent is Savanna →JOVO
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女性ボーカルバンドばかり集めたハロウィンイベント。、どのバンドもなかなか良くて、楽しい時間を過ごせた。
勿論、一番がAvaivartikaという評価は何ら変わりはないのだが、4番手に歌った「Violent is Savanna」はさすがメジャー。王道のポップロックで、見事にインディーズの水準をはるかに突き抜けている4人組だ。初めてだったのに聞き心地がとても良くて、聞いていて踊りだしてしまったくらい(笑)
特にボーカルの星花の声や歌いっぷりが、ジュディマリのYUKIやいきものがかりの吉岡聖恵に通じる華があって、とてもキャッチー。いいバンドだね。前向きで明るく、楽しい楽曲ばかり。ファンが沢山ついて、メジャー街道まっしぐらでなきゃおかしい位だ。
事実、昨秋にメジャーデビュー、今年の4月6日に初アルバム「SWING」を発売したところ。間違いなくこれから益々注目されていくだろう。
また1番手の3人組ガールズバンド「Claddagh Ring」のタテノリ全開の軽快なポップロック、3番手の「Rainy UNGLEBUN」はgt.&vocalのRayがmimikaのような幼さとポップさでかわいく、とても頑張っていて好感。彼女たちも、きっと好きな人にはたまらないタイプ。下手なバンドだと、聞いていられずライブハウスを出てしまうが、彼女たちのステージは最後まで楽しめた。
そんな素敵な対バンぞろいだったが、それでも、もう圧倒的にAvaivartikaが素晴らしかった。ファンの個人的な感想ですが(笑)
Avaivartikaは2番目、18:40からとかなり早い時間に登場だ。
ステージ前のスタンディングのお客さんは、アーティスト毎に入れ替わるため、見てると誰のファンが多いか一目瞭然。今夜はトリのJOVOに次いでAvaivartika が多かった。この2組、女性客が多い点が面白いことに共通してたが、違ったのは年齢層。JOVOの客はミッキーの耳をつけた女子高生のような幼さ。一方、Avaivartika の客は20代~アラサーまでの落ち着いたOL層。ファンを見れば、どんなバンドか分かるというが、今夜はそれがあまりに明白で可笑しかった。
JOVOは高校の学祭に出てきそうなノリの軽妙なポップロックバンド。それに対し、Avaivartikaはど本格派。ギター、ベース、ドラム、キー&シンセ、ボーカルの5人組が繰り出す音楽は単純なタテノリなどではない。高い演奏力のロックにエレクトロやラップなどの要素も取り込み、劇的なドラマ性と壮大なメッセージ性を、感動的なレベルの分厚い演奏で聞かせる。まさに大人が興奮できるバンドなのだ。
今夜も、そんな壮大なライブを聞かせてくれた。
最近のライブでは定番となった「止まない拍手のRaining」で幕開け。シンセのうねる様な音の中、ステージに現れた彼らが所定の位置につくと突然途切れるBGM。一瞬の静寂の後にキーボードとギターが走り出し一気にテンションが高まっていく。そのテンションが一定の水準まで高まったところで、宇治田愛のボーカルがはじけ、想像以上の疾走感で一気に音楽が、ボーカルが、リズムが走り出す。体中をアドレナリンが一気に駆け巡る。踊り出さずにはいられない衝動に突き動かされ、足はリズムを刻んでしまう。
その高いテンションのまま2曲目の「ノンフィクション」へ。シンセとギターの切なげな唸り、心臓の鼓動を少しずつ早めていくようなドラムのビート。不安感がじりじり高まっていく。


そう、Avaivartikaの曲は単純ではないのだ。その息もつかせぬ展開に、緩急に、次第に心を奪われてしまうのだ。その刹那のカタルシスといったら、もはや並みのバンドでは満足できなくなる麻薬のようだ。狙い済ましたその音作りの緻密さに、驚嘆し惚れてしまう。
ギターいく君の作った新曲「イグリース」は、まさにギターとボーカルが競演するアッパーチューン。いやむしろ、ギターがメインのよう。そのギターは、あらゆる音を繰り出し、その音だけで惹きつける。足元に並ぶ10以上のエフェクターと、速弾きもタップもウィープなどのテクを自在に使いこなし、楽曲に多層的な表情をつけていく。
そして、このバンドが一番最初に作った、分かりやすいノリの「NS」で、一気に盛り上げ再びダンスモード。すでに痺れている頭が一段と痺れ、もう何も考えずその音楽に乗ってしまう。だが、それだけで終わらせないのが彼らだ。
ラストは、これも最近の定番の「終末のコンダクター」。現在、Avaivartikaの楽曲の中でもっとも壮大で、わくわくするようなドラマの劇的展開に心を奪われる代表曲だ。バラードのような序盤、愛ちゃんの歌う言葉が頭の中に入り込み、気分は大気圏外から青い地球を見下ろす宇宙飛行士のような気分に。ところがその地球が、途中で一気にスピードアップし激しい調子に変わる曲に突き動かされ、まさに「終末」の危機が迫りくるような切迫感に包まれていく。そして、バンドの醸し出すサウンドがぐいぐいと自分を地表から宇宙へと引っ張り上げ、そして最後は宇宙の果てへ放出されてしまうような錯覚に。ここまで稀有壮大なスケール感を持つバンドを、僕は他に知らない。
<セットリスト>
1)止まない拍手のRainning
2)ノンフィクション
3)イグリース(新曲)
4)NS
5)終末のコンダクター
出番が終わったら、みな仮装して物販へ。男性陣は長身が多い上に被り物。この集団、ひときわ目立ってたね。ベース榎ちゃんの魔女は大ヒット(笑)
昨秋に結成され、今年初から活動を開始。最初のうちはスタジオで自分たちの音を高めることに集中してきたので、本格的なライブを始めたのはこの夏以降だ。それなのに、もう熱狂的な女性ファンが多数。なぜ、男のファンが増えないのかな。ボーカルの愛ちゃんは、カリスマ性さえ感じる魅力ある女性なのだが、男前すぎるか(笑)
彼らは間違いなく世界を狙えるバンド。ますます目が離せないよ。
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「この日は1組の持ち時間が40分になりますday91」@代官山ノマド
出演:前田絢子 →大黒美和子 →渋谷めぐみ →Soah i →吉崎硝子
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今夜のノマドは、ちょっと異色の、そしてその実力で全く飽きさせない個性的な歌手ぞろい。特に最初の3人を一度に聞けるなんて、こんな美味しいことはない。strobe cafeとか、他にも面白そうなブッキングライブは確かにあったが、躊躇なくこっちに。
ちなみにstrobe cafeは、篠木晋也、斉藤麻里や郁彩、noraなど、本当にいいアーティストが揃っていたが、知らない人は分からないだろうが、ノマド出演者も全く引けを取らぬ顔ぶれ。特にノマド初登場のSoah iは究極の秘密兵器だった(笑)
トップバッターは前田絢子。この6月に19歳になったと話していて、たまげる。その歌、その雰囲気はすでにハイトウェンティーズの貫禄。ど迫力のシャウトや唸り、落ち着きと才気、そして色気に、何度見てもぶっとぶ。
歌唱力が素晴らしい。おまえ黒人だろう、と思わず突っ込みたくなるようなR&BやSoulのグルーヴたっぷりな歌いっぷり。聞けば日本とフィリピンのハーフ。日本発のCHARICEになれる逸材だ。形だけでなく、歌力も伴うも格好よさ。洋楽もしっかり咀嚼し、自分の歌にしてから歌っており、彼女のパッションがびんびん伝わる。
日本のメジャーでは、彼女自身が好んでカバーしている福原美穂タイプといえよう。福原美穂もゴスペルからソウルまで、迫力たっぷりに素晴らしい歌唱力で聞かせる歌手。その後を追うような前田絢子のタレント性も、十分に上がっていけるだけの魅力がある。
今夜も、サポートにいつものギタリストARKと、サックスRJ。RJは、音楽を通じて意気投合するようになったという実の兄貴。息のあった二人を従え、のびのびと大好きな音楽を楽しんでる。
曲名は不確かだが、こんな感じ。
1)Break the Broken Road?
2)Make Me Wonder
3)ignorance
4)スマイル
5)LOVE YOU
6)恋はリズム (福原美穂カバー)
7)陰り
彼女のブログ左下にYouTubeの映像が貼ってあるから、ぜひ聞いてみて欲しい。すごいよ。彼女一人を見に行くだけの価値あるし、こんな風に彼女を気軽に見られるのも今のうちかもしれないぜ。
2番手は大黒美和子。
こちらも言わずとしれた抜群の歌唱力の持ち主。といっても、前田絢子とは全く違う、どちらかというとフォークのようなポップ。そして本人も認めるところだが、やや暗い(笑)しかし、その歌唱力は、若い前田絢子と違い、プロの演歌歌手として10年間も第一線で歌ってきた実績に裏付けられた、いぶし銀のような盤石さ。その発声、ピッチ、リズム、何をとっても揺らぐことのない安定感を誇る。
それでいながら、いかにも脆そう。多分にそれは、彼女の精神的な部分に負うのかと思うが、その繊細な感じがまた男心をくすぐるのだ(笑)そのはかなげだが、芯の揺らがぬ美しい声で、切々と歌うバラードは「泣ける」。本当に。今夜でいうなら、最後に歌った「To Live Without You」。涙がとまらなくなりそうな珠玉のバラードだ。
1)?(初めて聞いた曲。タイトル、教えてもらったが忘れてまったゴメン)
2)月が沈むまでの間に
3)初恋
4)真夏のエクスタシー(風味堂カバー)
5)悲しい星のうた
6)月の暈
7)To Live Without You
個人的には、本当にライブでは久しぶりに「月の暈」を聴けたのが嬉しい限り。「大黒美和子」として歌いだしたころにはよく歌ってたのだが、最近はほとんど聞く機会がなかったからね。
1曲目もタイトルを忘れてしまったが、彼女らしいバラードで、しっとりと引き込まれた。
そして2曲目の「月が~」も切ない曲だ。
そばに置いてくれますか、不安を悟られないよう強がってみても(略)毎晩泣いてます、あなたが欲しくて欲しくてたまらないのです この手にできないなら 殺めてください
その歌詞、もろ演歌だよね。それがまた似合っているのだ。何より驚いたのが、今夜のMCの中で、今度のライブでは演歌も歌ってみましょうか、と話したことだ。
10年やって見切りをつけた演歌に対して、昔は拒否反応のようなものがあったと思う。でも、最近、演歌もいいなあ、とようやく落ち着いて受け止められるようになった様子。それは素晴らしい事。すべての音楽が、今の彼女を形作ったのだ。その全ては決して無駄ではない、彼女だけの財産、彼女だけの宝物なのだから。彼女の演歌をいずれ聞けるのかと思うと、楽しみでしょうがない。
さあ、3番手に渋谷めぐみが登場だ。
前田絢子~大黒美和子と続いた素晴らしい流れを、彼女が断ち切る訳がない。心を奮い立たせる力強いパフォーマンスで魅了してくれた。
今夜はサポートギターに三井さん、キーボードにたまちゃんという強力な二人を迎え、acousticな箱でありながら、ロックなテイスト十分なステージ。特にたまちゃんのキーボードが激しく、1曲目の「ユメオチ」の前奏が始まった瞬間から一気にテンションを上げた。
熱いテンションを保ち「隠し事」。そしてシブメグのダークサイドをありありと堪能できる「trap」と続いた後に、なんと西野カナのカバー。10代ガールには絶大な人気だそうだが、大人の渋谷めぐみが歌うと、ちょっと違和感。
歌唱力はあるだけに、何でも歌いこなすが、アーティストとして持つ雰囲気や声質は、西野カナ向きじゃないかな。goosehouseで神田莉緒香が歌うなら合ってそうだが。むしろ、彼女の特異とするEgoWrappin'
やMISIA、中島美嘉、あるいは彼女のロッカーの素質を引き出せそうなSHOW-YAとか歌って欲しいな。
終盤はDEEP、東京とまさにロックなナンバーで再びのりのりに走り抜けた。これでなくちゃ。これだけアッパーな曲を作れる彼女もさすが。三井さんも、たまちゃんもacousticな箱なんて事をかんじさせない熱い演奏で、たっぷり楽しませてくれた。
そして、最後は歌に人生をかけた女の子が希望を持って生きる姿を歌い上げるバラード「奇跡」。彼女自身の姿と重なり、抑えていながら振り絞るよう出す彼女の声に、切なさが募る。何度聞いても、やはり彼女はいいシンガーソングライターだ。
1)ユメオチ
2)隠し事
3)trap
4)会いたくて会いたくて(カバー)
5)Deep
6)東京
7)奇跡
ライブ中の写真は撮れなかったので、終演後にビール片手にご機嫌なところをパチリ。
本人が公言してるので、秘密ではないが、大の彼女はビール好き。かつてコンテストでインタビューに答え、ジョッキで15杯なら軽くいけます、と答えて周囲を仰け反らせたという伝説も。
そんな訳で、三井さんかたまちゃんのどちらかが言い出したのだと思うが、最近、渋谷めぐみには「ビールの神様」という称号がついたとか(笑)
そして、三井さんが「トイレの神様」の替え歌を作詩(!)シブメグ本人が歌った音源が存在するとか、しないとか。その幻の音源が、10月31日に六本木EDGEで開かれる渋谷めぐみ企画ライブ「ハロウィーン祭り」に、仮装して来場した人の特典で配られるという噂が。
10月31日は、他の出演者も興奮もの。スカパラのようなホーンセクションを響かせ、ビックバンドの楽しさと分厚さで踊らせてくれるエンターテイナー「二人目のジャイナ」
、妖艶でエロカッコいい熱いロックバンド「Lady the Bitch」という二組だ。彼ら彼女らが仮装して、繰り広げるステージは楽しみな限り。
みんな、ハロウィーンは仮装して
六本木EDGEを目指せ!
4番手はSoah iが登場だ。彼女の登場で、それまでのノマドの雰囲気がガラッと変わった。
渋谷めぐみの後半辺りから、客席に身長170cmを軽々超えるような超美形のモデルやいかにもファッション業界人、Latin系美人といった顔ぶれが、ぞろぞろ客席の後ろの方に入ってきたのだ。
いまだかつて見たことがないノマド
の客席。ライブが始まると、その傾向は一段と強まる。ガラッと雰囲気を変えたそのステージに出てきたのは、やはり長身で長い黒髪をシャンプーのCMタレントのようになびかせながら、英語でラテンな曲を歌うSoah iだ。きれいなお姉さん、というより遊びを知ってる大人の女だ。
そもそも、入口の物販から違った。他のアーティストがCDを置いてる中で、美容関係の書籍を積んである。何?
彼女のステージは時を追うにつれヒートアップ。椅子席の後ろと入口周辺の彼女目当ての客は踊り出す。座ってるお客さんも立ち上がって踊ろうよ、と促す。前方の着席組は他のアーティスト目当ての客が多く、面喰らってる(笑)
そのうち、ブラジル人のような女性ーー仮にマリアとしておくwーーがごそごそ座席を掻き分け、空いていた最前列の一部椅子を勝手にかたずけ、ダンススペースを作り出し、客にカモン!って(笑)いいねぇ、この自由さ(^^)v マリアはそのまま、踊り回る。そう、それでこそラテン!といいつつ、僕は後ろで踊ってましたが。
続きは後で
「この日は1組の持ち時間が40分になりますday91」@代官山ノマド
出演:前田絢子 →大黒美和子 →渋谷めぐみ →Soah i →吉崎硝子
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今夜のノマドは、ちょっと異色の、そしてその実力で全く飽きさせない個性的な歌手ぞろい。特に最初の3人を一度に聞けるなんて、こんな美味しいことはない。strobe cafeとか、他にも面白そうなブッキングライブは確かにあったが、躊躇なくこっちに。
ちなみにstrobe cafeは、篠木晋也、斉藤麻里や郁彩、noraなど、本当にいいアーティストが揃っていたが、知らない人は分からないだろうが、ノマド出演者も全く引けを取らぬ顔ぶれ。特にノマド初登場のSoah iは究極の秘密兵器だった(笑)
トップバッターは前田絢子。この6月に19歳になったと話していて、たまげる。その歌、その雰囲気はすでにハイトウェンティーズの貫禄。ど迫力のシャウトや唸り、落ち着きと才気、そして色気に、何度見てもぶっとぶ。
歌唱力が素晴らしい。おまえ黒人だろう、と思わず突っ込みたくなるようなR&BやSoulのグルーヴたっぷりな歌いっぷり。聞けば日本とフィリピンのハーフ。日本発のCHARICEになれる逸材だ。形だけでなく、歌力も伴うも格好よさ。洋楽もしっかり咀嚼し、自分の歌にしてから歌っており、彼女のパッションがびんびん伝わる。
日本のメジャーでは、彼女自身が好んでカバーしている福原美穂タイプといえよう。福原美穂もゴスペルからソウルまで、迫力たっぷりに素晴らしい歌唱力で聞かせる歌手。その後を追うような前田絢子のタレント性も、十分に上がっていけるだけの魅力がある。
今夜も、サポートにいつものギタリストARKと、サックスRJ。RJは、音楽を通じて意気投合するようになったという実の兄貴。息のあった二人を従え、のびのびと大好きな音楽を楽しんでる。
曲名は不確かだが、こんな感じ。
1)Break the Broken Road?
2)Make Me Wonder
3)ignorance
4)スマイル
5)LOVE YOU
6)恋はリズム (福原美穂カバー)
7)陰り
彼女のブログ左下にYouTubeの映像が貼ってあるから、ぜひ聞いてみて欲しい。すごいよ。彼女一人を見に行くだけの価値あるし、こんな風に彼女を気軽に見られるのも今のうちかもしれないぜ。
2番手は大黒美和子。
こちらも言わずとしれた抜群の歌唱力の持ち主。といっても、前田絢子とは全く違う、どちらかというとフォークのようなポップ。そして本人も認めるところだが、やや暗い(笑)しかし、その歌唱力は、若い前田絢子と違い、プロの演歌歌手として10年間も第一線で歌ってきた実績に裏付けられた、いぶし銀のような盤石さ。その発声、ピッチ、リズム、何をとっても揺らぐことのない安定感を誇る。
それでいながら、いかにも脆そう。多分にそれは、彼女の精神的な部分に負うのかと思うが、その繊細な感じがまた男心をくすぐるのだ(笑)そのはかなげだが、芯の揺らがぬ美しい声で、切々と歌うバラードは「泣ける」。本当に。今夜でいうなら、最後に歌った「To Live Without You」。涙がとまらなくなりそうな珠玉のバラードだ。
1)?(初めて聞いた曲。タイトル、教えてもらったが忘れてまったゴメン)
2)月が沈むまでの間に
3)初恋
4)真夏のエクスタシー(風味堂カバー)
5)悲しい星のうた
6)月の暈
7)To Live Without You
個人的には、本当にライブでは久しぶりに「月の暈」を聴けたのが嬉しい限り。「大黒美和子」として歌いだしたころにはよく歌ってたのだが、最近はほとんど聞く機会がなかったからね。
1曲目もタイトルを忘れてしまったが、彼女らしいバラードで、しっとりと引き込まれた。
そして2曲目の「月が~」も切ない曲だ。


その歌詞、もろ演歌だよね。それがまた似合っているのだ。何より驚いたのが、今夜のMCの中で、今度のライブでは演歌も歌ってみましょうか、と話したことだ。
10年やって見切りをつけた演歌に対して、昔は拒否反応のようなものがあったと思う。でも、最近、演歌もいいなあ、とようやく落ち着いて受け止められるようになった様子。それは素晴らしい事。すべての音楽が、今の彼女を形作ったのだ。その全ては決して無駄ではない、彼女だけの財産、彼女だけの宝物なのだから。彼女の演歌をいずれ聞けるのかと思うと、楽しみでしょうがない。
さあ、3番手に渋谷めぐみが登場だ。
前田絢子~大黒美和子と続いた素晴らしい流れを、彼女が断ち切る訳がない。心を奮い立たせる力強いパフォーマンスで魅了してくれた。
今夜はサポートギターに三井さん、キーボードにたまちゃんという強力な二人を迎え、acousticな箱でありながら、ロックなテイスト十分なステージ。特にたまちゃんのキーボードが激しく、1曲目の「ユメオチ」の前奏が始まった瞬間から一気にテンションを上げた。
熱いテンションを保ち「隠し事」。そしてシブメグのダークサイドをありありと堪能できる「trap」と続いた後に、なんと西野カナのカバー。10代ガールには絶大な人気だそうだが、大人の渋谷めぐみが歌うと、ちょっと違和感。
歌唱力はあるだけに、何でも歌いこなすが、アーティストとして持つ雰囲気や声質は、西野カナ向きじゃないかな。goosehouseで神田莉緒香が歌うなら合ってそうだが。むしろ、彼女の特異とするEgoWrappin'
やMISIA、中島美嘉、あるいは彼女のロッカーの素質を引き出せそうなSHOW-YAとか歌って欲しいな。
終盤はDEEP、東京とまさにロックなナンバーで再びのりのりに走り抜けた。これでなくちゃ。これだけアッパーな曲を作れる彼女もさすが。三井さんも、たまちゃんもacousticな箱なんて事をかんじさせない熱い演奏で、たっぷり楽しませてくれた。
そして、最後は歌に人生をかけた女の子が希望を持って生きる姿を歌い上げるバラード「奇跡」。彼女自身の姿と重なり、抑えていながら振り絞るよう出す彼女の声に、切なさが募る。何度聞いても、やはり彼女はいいシンガーソングライターだ。
1)ユメオチ
2)隠し事
3)trap
4)会いたくて会いたくて(カバー)
5)Deep
6)東京
7)奇跡
ライブ中の写真は撮れなかったので、終演後にビール片手にご機嫌なところをパチリ。
本人が公言してるので、秘密ではないが、大の彼女はビール好き。かつてコンテストでインタビューに答え、ジョッキで15杯なら軽くいけます、と答えて周囲を仰け反らせたという伝説も。
そんな訳で、三井さんかたまちゃんのどちらかが言い出したのだと思うが、最近、渋谷めぐみには「ビールの神様」という称号がついたとか(笑)
そして、三井さんが「トイレの神様」の替え歌を作詩(!)シブメグ本人が歌った音源が存在するとか、しないとか。その幻の音源が、10月31日に六本木EDGEで開かれる渋谷めぐみ企画ライブ「ハロウィーン祭り」に、仮装して来場した人の特典で配られるという噂が。
10月31日は、他の出演者も興奮もの。スカパラのようなホーンセクションを響かせ、ビックバンドの楽しさと分厚さで踊らせてくれるエンターテイナー「二人目のジャイナ」
、妖艶でエロカッコいい熱いロックバンド「Lady the Bitch」という二組だ。彼ら彼女らが仮装して、繰り広げるステージは楽しみな限り。
みんな、ハロウィーンは仮装して
六本木EDGEを目指せ!
4番手はSoah iが登場だ。彼女の登場で、それまでのノマドの雰囲気がガラッと変わった。
渋谷めぐみの後半辺りから、客席に身長170cmを軽々超えるような超美形のモデルやいかにもファッション業界人、Latin系美人といった顔ぶれが、ぞろぞろ客席の後ろの方に入ってきたのだ。
いまだかつて見たことがないノマド
の客席。ライブが始まると、その傾向は一段と強まる。ガラッと雰囲気を変えたそのステージに出てきたのは、やはり長身で長い黒髪をシャンプーのCMタレントのようになびかせながら、英語でラテンな曲を歌うSoah iだ。きれいなお姉さん、というより遊びを知ってる大人の女だ。
そもそも、入口の物販から違った。他のアーティストがCDを置いてる中で、美容関係の書籍を積んである。何?
彼女のステージは時を追うにつれヒートアップ。椅子席の後ろと入口周辺の彼女目当ての客は踊り出す。座ってるお客さんも立ち上がって踊ろうよ、と促す。前方の着席組は他のアーティスト目当ての客が多く、面喰らってる(笑)
そのうち、ブラジル人のような女性ーー仮にマリアとしておくwーーがごそごそ座席を掻き分け、空いていた最前列の一部椅子を勝手にかたずけ、ダンススペースを作り出し、客にカモン!って(笑)いいねぇ、この自由さ(^^)v マリアはそのまま、踊り回る。そう、それでこそラテン!といいつつ、僕は後ろで踊ってましたが。
続きは後で