何か最近、jazz聞いてないなー、と年末辺りから無性に思ってた。
具体的な計画なかったが、仕事が20時半ごろ終り、ふとTwitterを見ると前から一度聞きたいと思ってたjazzボーカリスト、よしださらが「やってるから皆さん来て~♪」と呟いてる。今夜は遅いので、ライブは予定してなかったが、これ幸いと地下鉄で向かうことに。
箱は初めての浅草・舵輪(Darling)
。浅草の松屋前で地上に出ると偶然?知り合いが。目的地は同じで、連れだって店へ。3ステージのうち、1stステージの最後の1曲が始まるタイミングに滑り込む。jazz barらしい落ち着いて、おしゃれな店内。バーボンが似合いそうだが、まずはハーフ&ハーフで喉を潤す。
今夜の出演者名はSARAになってる。ものんくる、というユニット名や個人名で出ていることが多いが、今夜は学校のjazz専攻の同級生カルテットを率いて、SARAとしてのステージだ。
学生らしく、初々しい。声も素直で伸びやか。そして、唸ったり上手く裏を当てたり、初めて聞いたが技術的にも、なかなか。リーダーとして、ステージを引っ張る姿も様になっていて、経験を感じる。
ただ、jazzの魂の表現者としては、若い!こればっかりは年齢とか場数ではないんだよな~。
軽くて若々しい声の、有名な美人女性jazzシンガーが、確かに日本にはいる。日本人女性の平均的な声質が軽いから、逆にアニソンや幼いアイドル分野で、国際的に話題になる存在も出てくる訳で、そこが日本の得意分野となるのは、ある意味で
必然。
そういう声に生まれた時から慣れ親しんでる日本人が、そういう声のjazzシンガーを受け入れるのも分かる。ただ、僕は物足りないんだよね。
沙良ちゃんは、いままさに声を作っているところ。もっともっと歌いこんで、沢山のミュージシャンと競演し、スタンダードを血肉とし、様々な経験を積み重ねて欲しいな。きっと、どんどん吸収し、成長できる素材だと思うから。やがて、体を切れば、jazz色の血が流れるような、魅惑的なボーカリストになった姿をみたいね。
5年後、Body&Soul辺りで、Emilyと競演するステージとか見たいね。楽しみだー。
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本日2本目は代官山ノマド。gee-geのトリ、やもとなおこを見終えて、物販でひとしきり挨拶したら、脱兎のごとく飛び出す。時刻は20:40。目指すは21:00に始まる渋谷めぐみの2012年初ステージ@代官山ノマドだ。電車に乗ってる暇はない。
一気に公園坂を下り、駅を突き抜け、地下道をくぐり抜け、乙やDESEO前を早足で突っ切る。突き当たったら右へ折れ、側道をがーっと上がればもう代官山。15分でノマドに到着、おおーっ!意外に近い。走れば、もっと時間短縮できたな。
ちょうど前のアーティストが終わるところ。物販にいた渋谷めぐみや高田さん、三井さんにひとしきり挨拶して中へ。混んでないので、転換時に最前列を確保。
さて、渋谷めぐみの2012年を今夜のライブで占ってみるか。そんな思いで見つめた今夜のステージ、めちゃくちゃ良かったぞ!総合的に言えばまだまだな所も多いのだけど、ステージングに関して、彼女と客席のコミュニケーションが格段に良くなったのだ。
それは、彼女の代表曲である「ユメオチ」で、サビに振りをつけたことがきっかけだったかもしれない。昨年末、三井さんの提案でお客さんも一緒にやってもらおうと始めたのだ。
ユメオチのサビはこんな歌詞だ。
今夜は飲み明かそう 時を忘れるくらい 今日という特別な日 今しかないのさ 今夜は歌い明かそう 声が枯れるまで 今日だけは弾けるのさ 熱い夜に乾杯!
♪こんやーはー♪というところで手を大きく左から右へ振り、♪飲み明かそう♪でくぃくぃっと杯を傾け、♪歌い明かそう♪ではマイクを右手にこぶしを利かせるよう握り締め、最後はかんぱーいとグラスを持った手を突き上げる。これを「一緒にやってください」と曲前にお客さんと練習してから本番に。するとお客さんも手拍子を送って、彼女を盛り上げ、サビで拙くてもやってくれるんだよね。
「ユメオチ」は曲自体がとても格好良い。酒場で織り成す男と女のドラマが、女の夢という形で、アップテンポなジャズ風のアレンジにぴたりとはまっている。それを、ややハスキーで力強い声で、渋谷めぐみが大人の雰囲気たっぷりに歌いあげる。お客さんも、おおっ、と見入ってしまう魅力があった。
ただ、昨年前半ぐらいまでの彼女のステージは、せっかくお客さんが前のめりになっていても、視線を客席に向けることさえしないような、そっけなさ。初めて渋谷めぐみを見たお客さんも、そこで突き放されてしまい、積極的に応援しよう熱気は削がれていた。
どの曲でも、いつのステージでも、彼女にはそういうところがあって、お客さんの心を自らつかみにいき、自分のファンになってもらうことを、ずっとためらっていた。例えば、彼女はロックなアッパーな曲が魅力なのだが、お客さんが手拍子をしてもいいかと思っていても、彼女が手拍子を求めるような素振りを一切見せず突き放すから、みな黙って曲を聴いてしまう。結果、どこか渋谷めぐみのライブは見ている側にも消化不良感を残していた。「だって、手拍子を強制された嫌でしょう」というのが彼女の言い分だ。「分かってないな~」とは言ってきたのだが。
多分、照れとか、こだわりとか、自分のキャラとか、色々な要因があって、なかなか殻を破れずにいたのだ。その結果、歌はかなりいいのに、MCやステージングが苦手で、ライブハウスの中をさ迷う気を自分に集めることができない。ぐだぐだのMCで客がどん引きになるなんて事も多かった。彼女自身、自分の持ち味や色をはっきり打ち出すことにも迷いがあったのだろう。
それが、昨年末ぐらいから開き直った(笑)それなりの年になり、何を隠す必要があるのだろう、と悟ったのかも。すると強い。それが色々なところに現れてくる。
例えばステージドリンクだ。これまでは喉によいお茶とか、水とか、当たり前のドリンクをステージでは飲んでいた。それがビールに変わった(笑)「飲みながらなんて、とんでもない!」という人は多いとも思うが、彼女はビールなら大ジョッキで15杯飲んでもまったく平気という酒豪であり、大のビール好き。ちょっとのアルコールで「私、酔っちゃったー」とかいうような可愛げは、ことアルコールに関していえば、彼女にはない(断言!w)
これまでも、出番前にビール飲んでからの方が良いステージになることは多かった。酒が入ると声帯が腫れて声が出なくなるものだが、彼女に関してはどうも逆の様子なのだ。だとすると、後はステージで飲むことがイメージに与える影響だ。
その点も問題はないのではないか。彼女の音楽世界は、もともと酒やタバコの臭いが濃厚にする、大人の夜が舞台だ。彼女自身もそんな空気を漂わす。そのために多分、人生経験の浅い20歳前後のアーティストは彼女に話しかけずらいだろう。ただ彼女自身も、初めてのお客さんもいるライブで、堂々と自分はアルコールが似合う女だと見せることをこれまで躊躇していた。
血がビールなのに、それを隠してライブしていれば、個性も打ち出しずらいもの。そのくびきを取り払った事で、彼女のステージに、少しずつはっきりとした「渋谷めぐみ」の色がついてきた。そのことを自覚しているからこそ、昨年末にリリースした新シングル「dejavu」は構想段階から、酒をテーマにして書くと宣言していた。案の定、できあがったその曲は、「頭も心も溶かされていく魅惑のアルコール♪」がテーマそのもの。まさに、今の渋谷めぐみに最高に似合う曲になっている。
個性が際立てば際立つほど、お客さんに取捨選択されやすくなるが、それでも好きだ、という客は間違いなくファンになっていくだろう。あいつのライブは面白いからまた見にいこう、と足を運ばせるには、それほどの吸引力が必要なのだ。
大前提は、歌が上手いこと。キャラが立っていても、お客さんも音楽を聴きにライブに行く以上、耳が喜ばなければ納得できない。例外があるとすれば、相当に面白いやつで、すばらしい笑顔で、見に行けば必ず幸せな気分にしてくれるような歌い手だろうか。そうなると、もはや単なる歌手ではなく、素晴らしい表現者という位置づけになるのだろう。
渋谷めぐみ、ひとつ殻を破ったな。
1)秘密
2)Deep
3)trap
4)magic
5)Dejavu
6)ユメオチ
en. 会いたい
今夜のセットリスト、怪しい「秘密」から「ユメオチ」まで、「これが渋谷めぐみです」と名刺をきるような彩りに満ちていた。アンコールの手拍子も自然に広がった。
それだけに、アンコールで歌った、純愛を描いたバラード「会いたい」が際立つ。全く違うカラーのこの曲に、初めてのお客さんは癒されることだろう。そして、ハードな本編と対比させ、渋谷めぐみの音楽の奥の深さを感じるのではないか。
そんな風に、彼女の音楽に惚れるファンが増えていくことを、切に望んでいる。彼女にはもっと脚光を浴びてもらいたいものだ。
一気に公園坂を下り、駅を突き抜け、地下道をくぐり抜け、乙やDESEO前を早足で突っ切る。突き当たったら右へ折れ、側道をがーっと上がればもう代官山。15分でノマドに到着、おおーっ!意外に近い。走れば、もっと時間短縮できたな。
ちょうど前のアーティストが終わるところ。物販にいた渋谷めぐみや高田さん、三井さんにひとしきり挨拶して中へ。混んでないので、転換時に最前列を確保。
さて、渋谷めぐみの2012年を今夜のライブで占ってみるか。そんな思いで見つめた今夜のステージ、めちゃくちゃ良かったぞ!総合的に言えばまだまだな所も多いのだけど、ステージングに関して、彼女と客席のコミュニケーションが格段に良くなったのだ。
それは、彼女の代表曲である「ユメオチ」で、サビに振りをつけたことがきっかけだったかもしれない。昨年末、三井さんの提案でお客さんも一緒にやってもらおうと始めたのだ。
ユメオチのサビはこんな歌詞だ。


♪こんやーはー♪というところで手を大きく左から右へ振り、♪飲み明かそう♪でくぃくぃっと杯を傾け、♪歌い明かそう♪ではマイクを右手にこぶしを利かせるよう握り締め、最後はかんぱーいとグラスを持った手を突き上げる。これを「一緒にやってください」と曲前にお客さんと練習してから本番に。するとお客さんも手拍子を送って、彼女を盛り上げ、サビで拙くてもやってくれるんだよね。
「ユメオチ」は曲自体がとても格好良い。酒場で織り成す男と女のドラマが、女の夢という形で、アップテンポなジャズ風のアレンジにぴたりとはまっている。それを、ややハスキーで力強い声で、渋谷めぐみが大人の雰囲気たっぷりに歌いあげる。お客さんも、おおっ、と見入ってしまう魅力があった。
ただ、昨年前半ぐらいまでの彼女のステージは、せっかくお客さんが前のめりになっていても、視線を客席に向けることさえしないような、そっけなさ。初めて渋谷めぐみを見たお客さんも、そこで突き放されてしまい、積極的に応援しよう熱気は削がれていた。
どの曲でも、いつのステージでも、彼女にはそういうところがあって、お客さんの心を自らつかみにいき、自分のファンになってもらうことを、ずっとためらっていた。例えば、彼女はロックなアッパーな曲が魅力なのだが、お客さんが手拍子をしてもいいかと思っていても、彼女が手拍子を求めるような素振りを一切見せず突き放すから、みな黙って曲を聴いてしまう。結果、どこか渋谷めぐみのライブは見ている側にも消化不良感を残していた。「だって、手拍子を強制された嫌でしょう」というのが彼女の言い分だ。「分かってないな~」とは言ってきたのだが。
多分、照れとか、こだわりとか、自分のキャラとか、色々な要因があって、なかなか殻を破れずにいたのだ。その結果、歌はかなりいいのに、MCやステージングが苦手で、ライブハウスの中をさ迷う気を自分に集めることができない。ぐだぐだのMCで客がどん引きになるなんて事も多かった。彼女自身、自分の持ち味や色をはっきり打ち出すことにも迷いがあったのだろう。
それが、昨年末ぐらいから開き直った(笑)それなりの年になり、何を隠す必要があるのだろう、と悟ったのかも。すると強い。それが色々なところに現れてくる。
例えばステージドリンクだ。これまでは喉によいお茶とか、水とか、当たり前のドリンクをステージでは飲んでいた。それがビールに変わった(笑)「飲みながらなんて、とんでもない!」という人は多いとも思うが、彼女はビールなら大ジョッキで15杯飲んでもまったく平気という酒豪であり、大のビール好き。ちょっとのアルコールで「私、酔っちゃったー」とかいうような可愛げは、ことアルコールに関していえば、彼女にはない(断言!w)
これまでも、出番前にビール飲んでからの方が良いステージになることは多かった。酒が入ると声帯が腫れて声が出なくなるものだが、彼女に関してはどうも逆の様子なのだ。だとすると、後はステージで飲むことがイメージに与える影響だ。
その点も問題はないのではないか。彼女の音楽世界は、もともと酒やタバコの臭いが濃厚にする、大人の夜が舞台だ。彼女自身もそんな空気を漂わす。そのために多分、人生経験の浅い20歳前後のアーティストは彼女に話しかけずらいだろう。ただ彼女自身も、初めてのお客さんもいるライブで、堂々と自分はアルコールが似合う女だと見せることをこれまで躊躇していた。
血がビールなのに、それを隠してライブしていれば、個性も打ち出しずらいもの。そのくびきを取り払った事で、彼女のステージに、少しずつはっきりとした「渋谷めぐみ」の色がついてきた。そのことを自覚しているからこそ、昨年末にリリースした新シングル「dejavu」は構想段階から、酒をテーマにして書くと宣言していた。案の定、できあがったその曲は、「頭も心も溶かされていく魅惑のアルコール♪」がテーマそのもの。まさに、今の渋谷めぐみに最高に似合う曲になっている。
個性が際立てば際立つほど、お客さんに取捨選択されやすくなるが、それでも好きだ、という客は間違いなくファンになっていくだろう。あいつのライブは面白いからまた見にいこう、と足を運ばせるには、それほどの吸引力が必要なのだ。
大前提は、歌が上手いこと。キャラが立っていても、お客さんも音楽を聴きにライブに行く以上、耳が喜ばなければ納得できない。例外があるとすれば、相当に面白いやつで、すばらしい笑顔で、見に行けば必ず幸せな気分にしてくれるような歌い手だろうか。そうなると、もはや単なる歌手ではなく、素晴らしい表現者という位置づけになるのだろう。
渋谷めぐみ、ひとつ殻を破ったな。
1)秘密
2)Deep
3)trap
4)magic
5)Dejavu
6)ユメオチ
en. 会いたい
今夜のセットリスト、怪しい「秘密」から「ユメオチ」まで、「これが渋谷めぐみです」と名刺をきるような彩りに満ちていた。アンコールの手拍子も自然に広がった。
それだけに、アンコールで歌った、純愛を描いたバラード「会いたい」が際立つ。全く違うカラーのこの曲に、初めてのお客さんは癒されることだろう。そして、ハードな本編と対比させ、渋谷めぐみの音楽の奥の深さを感じるのではないか。
そんな風に、彼女の音楽に惚れるファンが増えていくことを、切に望んでいる。彼女にはもっと脚光を浴びてもらいたいものだ。
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「新年から大塚でちょっとした贅沢な夜」@大塚All in Fun
出演:チャラン・ポ・ランタン →バロン →響レイ奈&イーガル
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あけましておめでとう!これが新年最初のブログだ。初詣で今年はライブ観戦、少し控えると誓おうかと思ったけど、やはり止めときました。今年も楽しい1年にしたいもんです。
さて、2012年ライブ初めに選んだのは響レイ奈&チャランポが出るスリーマン。
艷姿@Graffitiや郁彩企画@strobe cafe、Jiminyが出てるmorphなどなど、どれもかぶらなければ行きたかったんだけどね。新年早々悩ましい。それでも、個人的には大塚が正解だったと思うアフターでした。
大塚のAll In Funはライブ有りのダイニングバー。少し早めに到着して良い席を確保したら、まずはビールとここの人気メニュー、焼きチーズリゾット。navi cafeの焼きカレーも良いですが、こちらのリゾットもなかなか。難点はボリュームかな。
なかなか客の出足が遅いようで、予約は満杯なのに客席が埋まらない。そのため、スタートを少し遅らせているようで、ゆったりと会食しながら、今年の僕のライブ初めとなる彼女たちの出番を待つ。このゆとりがいい。
10分ほど遅れて、チャラン・ポ・ランタンの登場だ。しかし、彼女たちは遅刻したためリハしてないので、まずはサウンドチェックという名のリハをしばしw 小春ちゃんも「これは聞かなかったことにな。とか言いながら、新曲やるんで、練習するから、君たち2度聞けておいしいな」などとぶつぶつ。客席も爆笑しながら「サウンドチェック」を見守り、本番を待つ。やはり、年が明けても、チャランポはチャランポだった(笑)
それでも、本番となれば彼女たちの音楽世界の虜になってしまう。独特の昭和ノスタルジックな世界を超絶技巧の小春アコーディオンと、18歳とはとても思えぬ哀愁と唸りで圧倒するももちゃんの歌で、魅了してくれた。素晴らしい!
今夜も、ももちゃんは赤の昭和チックなワンピース、小春は黄色。二人の衣装と、音楽が見事に彼女たちならではの世界観を作り上げている。18歳と21歳?という若い姉妹だが、その完成度の高さは大道芸などのお金を取るプロの世界でやってきた厳しさが背景にある。甘えがないのだ。よく見かける、かわいさや若さに甘えて自らのステージの緩さを許している若い駆け出しとは、貫禄が違う。
新曲も良かったが、やはり「人生のパレード」を、2012年の滑り出しに聞けて嬉しい。
終わりのない人生 パレードは続くよ、どこまでも どこまで~も~
今夜は、ここAll In Funで10月に響レイ奈とチャランポが対バンした企画「大塚でちょっと贅沢な夜」の続編。タイトルに「新年から」「~した」を加えたように、今夜はツーマンではなくもう一組加えてスリーマンに。新年らしく、賑やかに大道芸的な見せ場をもつ「バロン」が2番手で登場だ。
軽やかなタップから始まって、ウオッシュボードならぬ、お手製「湯たんぽチャンチキドラム」で歌い、さらにウクレレまで。たった一人というのに、その多芸どれもが実に興味深く、お客さんはみな引き込まれていく。すごいな。
その真面目な顔してとぼけたトークが味わい深い。こういう魅力って、場数を踏んで磨かれるものなんだろうなと思わせる職人技。唸るってまうね。
さあ、そしてトリは響レイ奈&イーガル+バリトンサックスの秀雪の3人だ。秀雪はあのラ・しゃららで岡Pと組んでる彼だね。終わってから話すまで、気付かなかった。すまん!二人だけでもムーディーなのだが、今夜は低音サックスの甘い響きも加わって、レイ奈のステージもますます魅力的に。
「星降る丘」から始まり、「ピストルと女」ありで、やっぱレイ奈は美しいw さらに、念願のあのロマンチック3部作の完結編、ついに聞けて感激!朝の通勤電車の一幕をレイ奈とイーガルのデュエットで。3部作はどの曲も、可笑しい。そしてキッチュ。無表情な顔でふりをつけて歌うレイ奈が、魅惑的なのだ。
最後のアンコールは、なんとオールキャスト&響レイ奈とももちゃんのツインボーカルで、レイ奈の「悪い女」とチャランポの「カシスオレンジ」。グランドピアノは勿論イーガル、アコーディオン小春、バリトンサックス秀雪に、呼び込まれて即興で見せ場を作りまくった湯たんぽチャンチキドラムのバロンの競演。すごいね!
特に、ももちゃんの「悪い女」が良かったー。純真な乙女のようでいながら、性悪女を演じきるももちゃんが「あたしは悪い女~」って歌うシュールな感じ、いいねぇ。レイ奈はきっといま、悪い女を楽しんで演じていると思うが、ももちゃんは数年後には、男を騙す悪い女に本当になれるかもね。ちょっと楽しみ!
そしてラストの「カシスオレンジ」がまた(爆)
いつもは間奏で、ももちゃんがお客さんに絡み、「愛してるっていったじゃやない!」と恨みをぶつけるのだが、今夜はレイ奈と二人で掛け合い。「実はわたし、彼ができたの」「えっ、わたしも」「実は元旦から」「わたしは大晦日から」「音楽家なの」「それって私も知ってる?」「眼鏡かけてて」………
そして発覚する秀雪の二股疑惑。二人から同時に「愛してるって言ったじゃない」と責められ、目を白黒する秀雪。あー、面白かった(笑)
その後のお酒もすすみ、ビールとワイン5杯くらいは飲んだかなあ。いやいや、新年早々、楽しい夜はふけていったとさ。今年一年、良いことが起きそうな予感たっぷりのひとときでした。
「新年から大塚でちょっとした贅沢な夜」@大塚All in Fun
出演:チャラン・ポ・ランタン →バロン →響レイ奈&イーガル
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あけましておめでとう!これが新年最初のブログだ。初詣で今年はライブ観戦、少し控えると誓おうかと思ったけど、やはり止めときました。今年も楽しい1年にしたいもんです。
さて、2012年ライブ初めに選んだのは響レイ奈&チャランポが出るスリーマン。
艷姿@Graffitiや郁彩企画@strobe cafe、Jiminyが出てるmorphなどなど、どれもかぶらなければ行きたかったんだけどね。新年早々悩ましい。それでも、個人的には大塚が正解だったと思うアフターでした。
大塚のAll In Funはライブ有りのダイニングバー。少し早めに到着して良い席を確保したら、まずはビールとここの人気メニュー、焼きチーズリゾット。navi cafeの焼きカレーも良いですが、こちらのリゾットもなかなか。難点はボリュームかな。
なかなか客の出足が遅いようで、予約は満杯なのに客席が埋まらない。そのため、スタートを少し遅らせているようで、ゆったりと会食しながら、今年の僕のライブ初めとなる彼女たちの出番を待つ。このゆとりがいい。
10分ほど遅れて、チャラン・ポ・ランタンの登場だ。しかし、彼女たちは遅刻したためリハしてないので、まずはサウンドチェックという名のリハをしばしw 小春ちゃんも「これは聞かなかったことにな。とか言いながら、新曲やるんで、練習するから、君たち2度聞けておいしいな」などとぶつぶつ。客席も爆笑しながら「サウンドチェック」を見守り、本番を待つ。やはり、年が明けても、チャランポはチャランポだった(笑)
それでも、本番となれば彼女たちの音楽世界の虜になってしまう。独特の昭和ノスタルジックな世界を超絶技巧の小春アコーディオンと、18歳とはとても思えぬ哀愁と唸りで圧倒するももちゃんの歌で、魅了してくれた。素晴らしい!
今夜も、ももちゃんは赤の昭和チックなワンピース、小春は黄色。二人の衣装と、音楽が見事に彼女たちならではの世界観を作り上げている。18歳と21歳?という若い姉妹だが、その完成度の高さは大道芸などのお金を取るプロの世界でやってきた厳しさが背景にある。甘えがないのだ。よく見かける、かわいさや若さに甘えて自らのステージの緩さを許している若い駆け出しとは、貫禄が違う。
新曲も良かったが、やはり「人生のパレード」を、2012年の滑り出しに聞けて嬉しい。


今夜は、ここAll In Funで10月に響レイ奈とチャランポが対バンした企画「大塚でちょっと贅沢な夜」の続編。タイトルに「新年から」「~した」を加えたように、今夜はツーマンではなくもう一組加えてスリーマンに。新年らしく、賑やかに大道芸的な見せ場をもつ「バロン」が2番手で登場だ。
軽やかなタップから始まって、ウオッシュボードならぬ、お手製「湯たんぽチャンチキドラム」で歌い、さらにウクレレまで。たった一人というのに、その多芸どれもが実に興味深く、お客さんはみな引き込まれていく。すごいな。
その真面目な顔してとぼけたトークが味わい深い。こういう魅力って、場数を踏んで磨かれるものなんだろうなと思わせる職人技。唸るってまうね。
さあ、そしてトリは響レイ奈&イーガル+バリトンサックスの秀雪の3人だ。秀雪はあのラ・しゃららで岡Pと組んでる彼だね。終わってから話すまで、気付かなかった。すまん!二人だけでもムーディーなのだが、今夜は低音サックスの甘い響きも加わって、レイ奈のステージもますます魅力的に。
「星降る丘」から始まり、「ピストルと女」ありで、やっぱレイ奈は美しいw さらに、念願のあのロマンチック3部作の完結編、ついに聞けて感激!朝の通勤電車の一幕をレイ奈とイーガルのデュエットで。3部作はどの曲も、可笑しい。そしてキッチュ。無表情な顔でふりをつけて歌うレイ奈が、魅惑的なのだ。
最後のアンコールは、なんとオールキャスト&響レイ奈とももちゃんのツインボーカルで、レイ奈の「悪い女」とチャランポの「カシスオレンジ」。グランドピアノは勿論イーガル、アコーディオン小春、バリトンサックス秀雪に、呼び込まれて即興で見せ場を作りまくった湯たんぽチャンチキドラムのバロンの競演。すごいね!
特に、ももちゃんの「悪い女」が良かったー。純真な乙女のようでいながら、性悪女を演じきるももちゃんが「あたしは悪い女~」って歌うシュールな感じ、いいねぇ。レイ奈はきっといま、悪い女を楽しんで演じていると思うが、ももちゃんは数年後には、男を騙す悪い女に本当になれるかもね。ちょっと楽しみ!
そしてラストの「カシスオレンジ」がまた(爆)
いつもは間奏で、ももちゃんがお客さんに絡み、「愛してるっていったじゃやない!」と恨みをぶつけるのだが、今夜はレイ奈と二人で掛け合い。「実はわたし、彼ができたの」「えっ、わたしも」「実は元旦から」「わたしは大晦日から」「音楽家なの」「それって私も知ってる?」「眼鏡かけてて」………
そして発覚する秀雪の二股疑惑。二人から同時に「愛してるって言ったじゃない」と責められ、目を白黒する秀雪。あー、面白かった(笑)
その後のお酒もすすみ、ビールとワイン5杯くらいは飲んだかなあ。いやいや、新年早々、楽しい夜はふけていったとさ。今年一年、良いことが起きそうな予感たっぷりのひとときでした。