2012/1/10 SARA @浅草Darling | 音楽偏遊

音楽偏遊

最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

何か最近、jazz聞いてないなー、と年末辺りから無性に思ってた。

具体的な計画なかったが、仕事が20時半ごろ終り、ふとTwitterを見ると前から一度聞きたいと思ってたjazzボーカリスト、よしださらが「やってるから皆さん来て~♪」と呟いてる。今夜は遅いので、ライブは予定してなかったが、これ幸いと地下鉄で向かうことに。

箱は初めての浅草・舵輪(Darling)
。浅草の松屋前で地上に出ると偶然?知り合いが。目的地は同じで、連れだって店へ。3ステージのうち、1stステージの最後の1曲が始まるタイミングに滑り込む。jazz barらしい落ち着いて、おしゃれな店内。バーボンが似合いそうだが、まずはハーフ&ハーフで喉を潤す。

今夜の出演者名はSARAになってる。ものんくる、というユニット名や個人名で出ていることが多いが、今夜は学校のjazz専攻の同級生カルテットを率いて、SARAとしてのステージだ。

学生らしく、初々しい。声も素直で伸びやか。そして、唸ったり上手く裏を当てたり、初めて聞いたが技術的にも、なかなか。リーダーとして、ステージを引っ張る姿も様になっていて、経験を感じる。



ただ、jazzの魂の表現者としては、若い!こればっかりは年齢とか場数ではないんだよな~。

軽くて若々しい声の、有名な美人女性jazzシンガーが、確かに日本にはいる。日本人女性の平均的な声質が軽いから、逆にアニソンや幼いアイドル分野で、国際的に話題になる存在も出てくる訳で、そこが日本の得意分野となるのは、ある意味で
必然。

そういう声に生まれた時から慣れ親しんでる日本人が、そういう声のjazzシンガーを受け入れるのも分かる。ただ、僕は物足りないんだよね。

沙良ちゃんは、いままさに声を作っているところ。もっともっと歌いこんで、沢山のミュージシャンと競演し、スタンダードを血肉とし、様々な経験を積み重ねて欲しいな。きっと、どんどん吸収し、成長できる素材だと思うから。やがて、体を切れば、jazz色の血が流れるような、魅惑的なボーカリストになった姿をみたいね。

5年後、Body&Soul辺りで、Emilyと競演するステージとか見たいね。楽しみだー。








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