音楽偏遊 -10ページ目

音楽偏遊

最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

Happy New Year!!!!鏡餅

2013年、あけましておめでとう!

それにしても、2012年、あっという間に終わったな。最近、時がたつのが早過ぎるね。

そんな新年早々から、またまた沢山のライブを見てしまいましたとさ。少し減らそうとは思っているのだけれどねー、はしごしたりで計20本に(笑)すごく見たいライブが同じ日に重なることが多いのだけど、特に見たいアーティストの出演時間が少しずれていたりするとね~。


今年の場合、4日に行った第一弾のライブが良過ぎて、ライブ行く回数を減らそうとかるーく決意してたのに、その薄い決意、軽く吹っ飛ばされてしまいました。ありがとう、首謀者の斉藤麻里ちゃん(笑)なんたってその企画ライブの出演者が、見田村千晴、ヒグチアイ、やもとなおこ、斉藤麻里という豪華な顔ぶれ。新春早々「だいぶやっちゃいます」というのだから。実力者ばかりの出演者全員が、2013年の竿頭を飾る力の入った見応えたっぷりのステージで、いいもの見させてもらいました。

当然、今月もそれだけじゃ終わらない!次々と楽しいライブが目白押しで、困ってしまうほどだったね。とりあえず、参戦ライブはこんな感じ。

音譜 音譜 音譜
<2013年1月の参戦ライブ>
4日(金)斉藤麻里企画『新春にだいぶやっちゃいます!』@渋谷gee-ge
斉藤麻里、見田村千晴、ヒグチアイ、やもとなおこ

10日(木)『2013 Happy New Yeah !! #4』大書初め大会四日目@下北沢MOSAiC
荒牧リョウ/ケバブジョンソン/音楽と女の子/サーティーン/はなし/はっか
ダウン
『ライブハウスで待ってるぜ!!』@下北沢CAVEBE
【弾き語り】ヒグチアイ、丸本莉子、二瓶寛史【お笑い芸人】チョイチャック、どぶろっく、リンシャンカイホウ、ニューヨーク、クチタマ80、ツーナッカン、鬼越トマホーク

11日(金)『鉄ロックフェスティバル!!! vol.117』~わんわんわんでスリーマンスペシャル!!!~@渋谷ygee-ge
樽木栄一郎、星羅、ヒグチアイ、


12日(土)“新春艶姿2013 Special 3days”@赤坂graffiti
坂本麗衣、斉藤麻里、伊藤サチコ、furani

13日(日)渋谷めぐみ、鈴木あいツーマン@西新宿navicafe

15日(火)『鉄ロックフェスティバル!!! vol.119』@渋谷gee-ge
KAYO、菅田紗江、永山夏希、谷口貴洋、トミタショウゴ、伊藤ひろの

17日(木)Daft Pixy presents『記憶の欠片vol.1』@渋谷O-crest
ヒグチアイ、Daft Pixy、THE LEAPS、Water Lily、mimic.、蟲ふるう夜に
ダウン
“Echo&Refrection #14”@赤坂graffiti
MEG-mi-TSUI、伊禮恵、Meiya、愛美

18日(金)『いい旅うた気分 ~2013新春スペシャル~』@代官山・晴れたら空に豆まいて
SHUUBI、我那覇美奈、ガナシュー
ダウン
~フラチナリズムpresents~『無重力シンパシー』@六本木morph
Lady,The Bitch、フラチナリズム、Voice of Mind、Mr.LADY、No.09

23日(水)『青春時代1.2.3!(プッチモニ)』@下北沢mona records
harmonic hammock、ルルルルズ、fasun、モコブランコ

24日(木)『モノノケ・サミット2013!新春!初踊りツアー』@下北沢GARDEN
ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、チャラン・ポ・ランタン
ダウン
『Bitter Sweets』@下北沢SEED SHIP
いつか、石原有輝香、飯田マキト

25日(金)『素敵songbook vol.38』@高田馬場・四谷天窓
荒牧リョウ、河野圭佑、加藤愛、五十嵐伸治、島田家

26日(土)『STEP BY STEP 君がいなきゃ世界はまるで意味を成さないんだ』@渋谷O-WEST
斉藤麻里ワンマン

28日(月)『鉄ロックフェスティバル!!! vol.120』@渋谷gee-ge
坂本麗衣、荒牧リョウ、竹井彩夏、SETA、吉田このみ、石原有輝香

29日(火)『West Moon Music』@渋谷O-WEST
Avaivartika、カムロバウンス、unsuspected monogram、the bootleg、アドバルーン
ダウン
『鉄ロックフェスティバル!!! vol.121』@渋谷gee-ge
カヨコ(大阪) / 星羅 / 森本真伊子 / 松室政哉 / 是澤寿美 / 鈴木 / 山田智子

31日(木)加藤愛企画『選りすぐっちゃいましたが何か?』@吉祥寺・曼荼羅
加藤愛、河野圭佑、詩~uta~、田中雄也


音譜 音譜 音譜

1月特筆の出来事といえば、4日に引き続き斉藤麻里のワンマン『STEP BY STEP 君がいなきゃ世界はまるで意味を成さないんだ』@渋谷O-WESTだ。昨1月26日に200人以上集め大成功に終わった渋谷O-Crestワンマンに続き、ちょうど1年後のこの日、今度は500人集めるというチャレンジに挑んだ彼女の決意のイベント。その覚悟が滲み出るような渾身のステージだった。

お客さんの実数は分からないが、あのO-WESTがほぼ満員御礼状態。スタンディングのフロアは移動するのも困難なほどぎゅうぎゅうで、よく彼女のライブでみかける見知った顔が何十人かいたが、それ以外のお客さんが圧倒的多数。階段を上がっていくというのは、こういうことなんだよな。

勿論、ライブは大盛り上がり!すごい楽しかったな~。コール&レスポンスの曲も多く、定番のあれとかあれとか(笑)、お客さんみんなを巻き込んで、会場の一体感と熱さは泣けてくるほど。この日、この場、この瞬間を共有できた幸せといったら。そんな感動を作り出してくれる斉藤麻里はやはり、今まさに旬の稀有なシンガーだ。


この1月に行った回数が多かったのは、斉藤麻里、荒牧リョウ、ヒグチアイが3回ずつ。星羅、坂本麗衣、加藤愛、河野圭佑が2回ずつ。みな好きなアーティストばかり。どのステージも楽しかったなー。その中で個人的に赤丸急上昇株は加藤愛だ。

4日の斉藤麻里企画、12日のグラフィティ恒例「艶姿」のような贅沢な女性シンガー勢ぞろいのライブも見応えたっぷりなのだが、現在は神戸を拠点に活躍するカトメグのソウルフルでアウトサイダーなステージは魅力に溢れていた。歌上手いし、格好いいし、気持ちが入っていてびんびん伝わってくるのだ。

特に31日に個人的には久し振りの吉祥寺曼荼羅で開かれた彼女主催企画『選りすぐっちゃいましたが何か?』は印象に残った。河野圭佑と歌うデュエット曲「僕の為に」http://youtu.be/4TXGt16tb8g はダイアナ・ロスとライオネル・リッチーの「Endless Love」のようで(笑)、思わず引き込まれてしまった。名デュエット曲だね。さすが圭佑!


ただ印象的という点で最も際立っていたのは、24日のソウル・フラワー・ユニオンの「モノノケ・サミット」だった!

初めて見たけど、いやー、日本にはまだまだ凄いアーティストがいるんだねー。ゲストで出たチャランポランタンは凄く良かったのだけど、その彼女たちがソウル・フラワーの前では霞んでしまうほどの強烈な個性!昭和歌謡やら都々逸、さらには大正のヒット曲までチンドンと共に歌い倒す、面白いバンドだった。

28日の鉄ロックで対バンした荒牧リョウと坂本麗衣の、大人のロック対決も見物で、二人とも熱くて興奮したなあ。



2013年、冒頭から多士済々の充実したライブばかり。うんうん、いい年になりそうだぜ!












2012年終わったね~。長かったような、短かったような。

この1年も色々なドラマがありました。別れもあり、新たな出会いもあり、新たな分野への挑戦もあり。もちろん、素晴らしいアーティストとの出会いや、興奮度MAXなライブなど珠玉の体験も数多く、No Music, No Lifeな充実した一年でした。

それでは、2012年、最後の備忘録として、見たライブをチェック!!

前回、矢沢洋子~大和田慧を梯子した12月11日までの7本のライブについて書いたので、その後からカウントダウン。数えてみれば計15本、つまり12月は計22本のライブに行ってた模様。そんなに行ってたかな?某W氏ほどではないが、うーん、ちょっと多すぎ(笑)

音譜 音譜 音譜

13日(木)見田村千晴レコ発ツアー『I handle my handle』-横浜編-@BBStreet
見田村千晴/The Soul Klaxon/wacci DJ:植松哲平

14日(金)『December Song Book'12』@赤坂グラフィティ
木下直子/飯田舞/渋谷めぐみ/郁彩

15日(土)『歌もん、ネタもん』@中目黒Bar OOPS!
池田夢見、渚around the round、三浦マサヒロ、三拍子、あきげん、モグライダー、マスダ社長、こもれび

18日(火)「あらためまして、こんにちは。~今年もお世話になりました~」@吉祥寺Star Pine's Cafe
チャラン・ポ・ランタン、蒸気青月楽団、なゆた

19日(水)池田夢見 初ワンマンライブ「夢見処開店!!in Tokyo」@渋谷 7th floor

20日(木)「東雲音楽工業忘年会」@下北沢 CLUB Que
キノコホテル、野佐怜奈、ザ・シャロウズ
  ダウン
同     「Xmas は◯◯◯で!! 」@下北沢CAVE-BE
ヒグチアイ、木村脩陸、Arisa Safu

21日(金)「この日は1組の持ち時間が40分になります day162」@代官山ノマド
郁彩/千佐都/金沢商店街。/平井ミエ/ヤスモトアキコwith Gt.sweet note

23日(日)X’mas Campaign in Tokyo Tower 2012 THANKS 54th Tokyo Tower Birthday & X’mas LIVE」@東京タワーフットタウン
蘭華

25日(火)「三大番長~東の陣~ 買って来いよ!番長にクリスマスプレゼント!」@渋谷gee-ge
ヒグチアイ(子番長大先生)、吉村かおり(裏番長)、マリエ(表音楽番長)

26日(水)DS Night's プレゼンツ 『女子な夜』 @渋谷7th floor
MEG-mi-TSUI、谷口深雪、久野友莉

27日(木)THE PERSUASIONS -KINGS OF A CAPPELLA-@丸の内COTTON CLUB

28日(金)「Loollipop Music」@渋谷 LOOP annex
hinaco、榎本くるみ、野上智子、響庭純、aoki laska

29日(土)坂本麗衣ワンマンライブ「ロードムービー第11章」@六本木1633
オープニングアクト:斉藤麻里

30日(日)「うたびとvol.2 ~晦日フェス~」@渋谷 O-nest
玉城ちはる / いいくぼさおり / 伊藤サチコ / KATA-KANA / 黒澤まどか / 多田葵 / 幸美美佳 / 吉村かおり

  音譜   音譜   音譜

では総括……

「やっぱ、野佐怜奈が一番ビックリマーク

以上



ってだけで1年を終わる訳にはいかないか~(笑)

この1年色々なアーティストのライブを見てきたけど、12月20日にライブを聞きにいって改めて、個人的な好みですが、野佐怜奈が一番お気に入りと再確認しました。ピチカートファイブの系譜を正統に受け継ぐ、渋谷系ポップスの極上品。そして、あのセンスと朗らかさを併せ持つ恥じらいある笑顔、スリムでおしゃれなスタイル、麗しさ!!そして、その歌声!響レイ奈の時代から彼女は、本当に音譜アバンチュール音譜な恋をしたくさせる存在。音譜アバンチュールに恋しよう音譜と歌う彼女の楽曲にはメロメロになってしまう。最新アルバムに収められた楽曲はどれも好きだな。ただ、響レイ奈時代のイーガルとの恋の3部作も良かっただけに、単独メジャーデビューであれが聞けなくなったのはちょっと残念だね~。


この日はキノコホテル支配人のマリアンヌ東雲のバースデーイベント。1番手の怜奈だけでなく、トリを努めるキノコホテルも目当てだったのだが、ふとtwitter見てたら同じ下北沢のすぐ近くのライブハウスCAVE-BEでこの後、ヒグチアイが歌うという。2番手のシャロウズを聞きながら迷ったが、キノコホテルの出番前にQUEを抜け出してCAVE-BEへ。支配人、誕生日を祝えず申し訳ない。

だけど、わざわざ見に行ったヒグチアイは、言うまでもなく凄味たっぷりの熱演。このところの彼女の進化のスピードには目を見張る。次々と生み出す独特の楽曲には、深く深く人間を掘り下げる衝撃作があると思えば、日常の出来事をすくいとり普遍的な感動を生み出す佳作も次々と生み出している。見るたびに新しい発見があるのがすごいな。



そのヒグチアイが、余興的なノリで時々ユニットを組む偉大なる先輩、見田村千晴のレコ発ツアーファイナルが13日、横浜BBStreetであったので、当然見にいく。彼女企画のこの日、ゲストがまた前からずっと見たいと思っていたThe Soul Klaxonというのだから期待値もかなり高かった。

The Soul Klaxonはご存知、横浜の姉御的なシンガーソングライターKAYOちゃんがボーカルを努めるアメリカンロックバンド。米中西部の田舎町の土の匂いさえ漂うようなアメリカ人のソウルミュージックテイスト溢れる楽曲には、ご機嫌にならずにいられない。ハスキーなKAYOのシャウトにはゾクゾクきてしまう。♪アメリカーナ♪ハイウェイ…などなど、心に響くフレーズがたっぷりで、懐かしくて堪らない。まだまだ荒削りなんだけど、そこも魅力なんだよな~。

そして、真打ちの見田村千晴の歌のすばらしさは、今さら言うまでもないところ。アルバム毎にテーマを変えることは不思議ではないが、新アルバム『I handle my handle』は、これまでの彼女にない表情がちりばめられている。聞いて特に感じるのは、彼女の歌の世界が大きく広がり、その表現手法がぐっと深くなったということ。一方で中島みゆきのカバーなど、彼女の学生時代の音楽の原点のような作品も含まれており、今まで頑なに隠していた内面を大胆にさらしているよう。「東京シネマ」「イス取りゲーム」etc.といった作品を、凛とした緊張感を濃厚に漂わせながら歌う姿は神々しくもある。益々、いい歌手になってきたもんだ。


12月は沢山のクリスマスから年越しまでの音楽イベントがあり、日程が許せば全部見たいところだったが、今年は日程的にも無理で数をかなり絞った形に。その中でやはり特筆ものは、30日に見たいいくぼさおり企画「うたいびとvol.2」だった。7th floorとO-nestで同時開催で総勢16組が出演していたので、両会場を行き来するのも乙だったが、今回はじっくりO-nestに腰を据えた。吉村かおりからKATA-KANA、伊藤サチコ、玉城ちはる、いいくぼさおりと聴きたいアーティストが目白押しだったからね。いずれ劣らぬ好演だったが、やはり特筆ものの大爆笑ステージとなった玉城ちはるが秀逸。2012年の締めくくりも姉御がやってくれました。お客さんをがばっと惹きつけ、そのスケール感たっぷりな歌で圧倒的な存在感を発揮。バックバンドと共にエンターテイメントなステージを見せてくれました。

そんな姉さんに決して引けを取らなかったのがトリのいいくぼさおり。ソロだったのにも関わらず、一声歌い始めただけで、彼女の音楽世界に引き込まれる。正当できれいな歌声と、圧倒的なピアノの技量、キャッチーな楽曲にたちまち虜になる。すでに十分実力派の彼女だが、今年1年でまた大きく伸びた事を痛感する。大きなステージや全国での数々のステージ、新しい試みに満ちた新曲たち。彼女を聞かずに、インディーズの女性鍵盤シンガーを語るなかれ、だね。


女性鍵盤シンガーといえば、もう一人、今月特にすばらしいライブで魅了してくれたのが坂本麗衣。29日に六本木The 1633で催したワンマン「Road Movie第11章」は、ロック魂を全開にして、熱く激しく、それでいて女性的な優しさに溢れた素敵なステージを堪能させてくれた。オープニングアクトの斉藤麻里の熱演&共演もあり、イッフィの興奮もののアコースティックギターもあり、何より飛び散る汗が象徴的な麗衣ちゃんの魂の発散に、ビリビリと痺れたね。


クリスマスシーズンは、久し振りに蘭華のライブを聞けて幸せな気分に。2013年に羽ばたくため蓄積中の彼女は、2012年はほとんどライブをしなかっただけに、東京タワーの足元で連日催されたクリスマスライブのひとコマに彼女が登場したのは、貴重なひととき。赤と黒をベースにした暖かそうなドレスがまたシックで、チャイナドレスや着物とはまた一味違った魅力たっぷり。寒かったけどホットワインをがぶ飲みしながら、その歌声に惚れ惚れしてしまった。彼女の2013年の活躍が楽しみだ。


他にも書きとめときたいライブが目白押しだったんだよな~。特に27日にみたアカペラの王様と呼ばれるThe Persuasionの来日コンサート@Cotton Club TOKYOは感動もの。さすがに主要メンバーはもう年寄りで往年の輝きはないかもしれないが、そのステージングの妙やツボにはまるコーラス、一人一人の歌唱力の高さには目を見張る。


そんな彼らに日本代表として対抗させるなら誰がよいか。個人的に面白いと思うのが、ちょっと搦め手だが、チャラン・ポ・ランタンではなかろうか。彼女たちのエンターテイメント性の高さ、楽曲のボーダーレスさ、醸し出す世界観は日本国内より海外の方が絶対受けると思う。すでにいくつもの海外公演で絶賛されている彼女たちが海の向こうで大ブレークして、日本に逆輸入されるのが楽しみなのだ。そんな存在ながら、彼女たちは他のどんなアーティストよりもライブ本数が多いかもしれない。年300本近いのでは。だから、いつでも日本で楽しめるのが何とも贅沢。18日の吉祥寺StarPine's Cafeのライブも、素晴らしくクオリティの高いステージに釘付け。彼女たちのライブには通ってないけど、毎月1回は見ておこうと決めている。いや、見ておかないと損するぞ。


今月後半はほかにも、池田夢見の初ワンマンや、hinaco、渋谷めぐみ & MEG-mi-TSUI、郁彩などなどの楽しいステージも。2012年を締めくくるにふさわしい、大好きなアーティストたちが華々しく彩る充実した音楽時間となりました。ああ、楽しかった。2013年へ向けて、パワーを貰えた12月でした。


それでは皆様も、素敵な2013年をお迎えください。



年の瀬が迫ってきたので、書ける時に書いておこう、という事でまずは12月上旬に行ったライブについて。

何といっても矢沢洋子のワンマンが最高だったね!今夏からレギュラーのサポートミュージシャン達と共に「矢沢洋子&PLASMARS」というアーティスト名でレコ初、全国ツアーを巡って、そのツアーファイナルが12月1日渋谷Milkywayでのワンマン。実は意外なことに、彼女にとっては初ワンマンだったのだ。

そして、そのステージは期待に違わず、熱く、熱く、熱く、ガンガンにロックで思わず踊り出さずにはいられないほどヒートアップし、満員のお客さんは大興奮させたものだった。間違いなく親父、矢沢栄吉の血を継いでいる歌姫ということを証明した。いや、親父は関係なく、矢沢洋子というロック歌手の魅力を存分に感じさせたね。

3年ぐらい前までは、代官山LOOPでアコースティックイベントをホストするなど、ロック路線では無かったのだが(その頃もよかったけど)、昨年の「HONEY BUNNY」発売と共にバンドライブ中心の活動にシフト。さらにPLASMARSと一体となってガンガンと階段を駆け上がっている姿はまさに旬。食べごろだ!今、聞いておかなきゃ損だね。

ライブが終わるころには、オリジナルタオルはぐちょぐちょに。汗かきまくり、声を張り上げ、腕を突き上げ続けたね。ああ、楽しかった。

ちなみに、この前日の11月30日は野佐怜奈のデビューライブ。2日続けて、大好きなアーティストの濃厚な時間を堪能できて、充実の限りだった。

では今月、ここまでに見たライブのラインアップダウン

1日(土) 矢沢洋子『ROUTE405~ナニヨ!キドッチャッテ!!~TOUR FINAL』@渋谷Milkyway
矢沢洋子&PLASMARS

4日(火) eggman×Avaivartika presents「MUSIC PLANETS Vol.3」@渋谷eggman
Avaivartika、The Great Escapes, Taro&Jiro, ガッツダイナマイトキャバレー

5日(水)『KAZU x Motion Blue yokohama 10th Anniversary Collaborate Live "10 x 10"』
KAZU(ds,per)、KOTEZ(hca,vo)、YANCY(p,vo)、Hiro-a-key(vo)、樽木栄一郎(g,vo)、
SARO(tap)、レオナ(tap)、阿部洋史(tap)、Rachel(vo)、オオニシユウスケ(g)、鈴木 渉(b)、金沢和寛(立体造形展示)

6日(木)『バースデイ前夜祭!ツーマンライブ!!』@赤坂グラフィティ
斉藤麻里 + いいくぼさおり

10日(月)『Grateful☆Girls vol.94』 @渋谷gee-ge
荒牧リョウ、星羅、菅田紗江、太田朝子、Copura notes、泉本麻美子

11日(火)『ONE! TWO!! FINISHi!!!』@下北沢CLUB Que
矢沢洋子&PLASMARS、wash?, LONESOME DOVE WOODROWS

~『COLORFUL』@代官山・晴れたら空に豆まいて
大和田慧、蔦岡大祐、はらかなこ、molls 【LivePaint】山形敦子/伊倉真理恵


    ★    ★    ★
12月上旬はまさに「ロック&アダルト」な豪華ラインナップ。いやいや楽しかった。年末進行で仕事が忙しかったり、忘年会だったりで行けなかったライブがいくつかあり残念だったけど、どのライブもとても楽しかった!

矢沢洋子は結局、昨日も行ったぜ。燃えた!そこから、はしごで晴れ豆の大和田慧へ。久し振りの慧ちゃんの歌声は相変わらずソウルフルでパッショナブル。ライブペインティングもあり、最後は出演者全員でのJohn Lenon"Happy Xmas (War Is Over)"ありで(といっても最後は男性陣をコーラスに回して、慧ちゃん目立ちまくりの大熱唱、笑)、芸術的で素敵な空間に酔いしれました。

しかし、素敵空間だったら負けてないのが、5日に横浜Motion BlueでのKAZU企画。この時期の横浜赤レンガ倉庫の雰囲気の良さといったら!その中で、KAZUが集めた選りすぐりのアーティスト達の共演は、それはそれはムーディーで、アダルトで、感動的で、そしてエキサイティング!タップダンサーとKAZUのパーカッションの競演に熱狂し、KOTEZ&YANCY のブルージーでニューオーリンズで、ちょっとレゲエなステージは、ピアノとボーカルの2人だけで、ビッグバンドにも負けない興奮を呼び起こす素晴らしいステージ。勿論、樽木栄一郎のカントリーでおしゃれなグッドミュージックと超絶ギターや、美しく柔らかく宵闇を染めたRachelの魅惑のボーカル、Hiro-a-keyのニューヨークを彷彿とさせるステージも最高だったね。

さらに、4日のAvaivartika企画の彼らのパフォーマンスは、今年、日本予選で優勝しドイツで開かれたインディーズバンドの世界大会に参戦したAvaivartikaの集大成のようなステージは感動もの。この1年で一段とスケールが大きくなった彼らの音楽、演奏のエッヂの鋭さと深さ、宇宙を体感させるような独特の世界観、そして前面に打ち出される一人一人の魅力を間近で感じ、なんか涙が出そうになった。最高のプログレッシブ?オルタナティブ?ロックバンドだね。

ロックということなら、10日の荒牧リョウも今年最高のステージだったか。この日は「ダークサイド」の荒牧リョウということで、ワイルドなロックンロールでgee-geを揺らした彼女。声もステージングも楽曲も攻撃的で魅力的!いいぜ。

この日はさらに、星羅がきれいで魅惑的なボーカルをフォークギターにのせて紡ぐ素晴らしいひと時あり、一声で虜にされてしまう菅田紗江のバンドライブもあり(モミジアオイではないが)、レベルの高い充実のブッキングに酔ったね。鉄ちゃん、ありがとう!

最後に、斉藤麻里さんといいくぼさおりさん の質の高い素晴らしいステージ、及び誕生日に、カンパイ音譜