前回の記事で、梅雨で

「湿度がーびっくりアセアセ

「シャッターが〜ガーン

「表札が〜ショボーン

などなど書きましたが。

良いところも少しはあります。

庭の植物への水やりをサボれるとか。


そして、

梅雨で木の香りが濃くなった気がします。


そういえば「匂い」については まだ まとめて書いていなかったと思うので、振り返って書いてみます。



そう、初めて縁 創建工房さんのモデルハウス「春日モデル」へ行った時。

築1年記念の時だったのですが、家の中はどこも木の香り満ちていました。

凄く良い香りで、呼吸しているだけで癒されるようでした。

(築1年って、今のわが家と同じ!?)


それから半年ほどして初めて縁 創建工房さんの事務所へ行った時も、事務所の中の木の香りに感動しました。

モデルハウスや、その後完成見学会に行ったお家ともちょっと違う、

「床の杉の香りなのかな?」と思わせる匂いに、何年経っても木の香りがちゃんとして素敵だなラブと思ったものです。



そして、わが家の建築中。

前起こしの時から近所まで木の香りが広がっていました。


下の子を抱っこ紐で固定して現場見学に行き、

下の子が何も触れることなく

前の家に帰っても。

その下の子から木の香りがするくらいでした。


が、棟梁さんは「鼻が慣れてわからんねん」と言っていました。



さて、そんな木の家に引越しして。

一晩寝た翌日。

びっくりなことに私の鼻も慣れてしまいましたびっくり!


前夜まであんなに感じたいた木の香りが、気になりません。

急に消えた!?って感じです。


それでも、思い返せば

しばらくは部屋を移動した時などに、香りの違いに気付くことがありました。

今でも長時間の外出から戻ると、玄関に入った時に木の香りを感じて深呼吸します。

(1〜2時間の買い物くらいでは、鼻が復活しません)



さて、そんな木の香りの中でも

1番最初にわからなくなったのがなんと

ヒノキ(桧)でした!

建築中1番感じていたのがヒノキの香りだったのに!

(1番好きな香りもヒノキだったのに!)

ヒノキは柱をはじめ、外壁の下地などにもなっていて、

わが家では1階の床もほぼヒノキです。

(↑リビング床、オスモ塗装 乾きたてでツルツルの時)

(他にも玄関の框や階段やロフトの木柵などなど、ヒノキは仕上げ部材としてもたくさん使ってくれています)

1番たくさん使っているからこそ早く鼻が慣れたのでしょうか?

それとも、慣れやすい香りなのでしょうか。


建築中、棟梁さんが外壁下地用の板を切っている時、

ヒノキの香りが凄くしていて、

私は それでヒノキだとわかったくらいでした。

ところが、棟梁さんにそう言うと先にも書いた

「鼻が慣れて(ヒノキの匂いは)わからん」という答えが返ってきたのです。

正直、その時はその答えに半信半疑でした。

だって!すっっっごく!ヒノキの香りでしたよ!

(ヒノキ風呂とか、雑貨屋さんとかであるヒノキのグッズとかのあの香りです!)

でも、外壁下地以外もヒノキですし、家中ヒノキですし、桧の家ですし。

ヒノキの香りがいつもより強い程度ではわかりにくいのかなぁ?くらいに思っていました。



ではヒノキよりもわかったのは、何の木かと言うと、
杉と桐とレッドシダーとカイヅカイブキです。


まず、杉。
わが家の場合、杉は玄関の壁と

浮造りの階段が杉です。

(他にも梁や窓台などに杉が使われています)

帰って来た時に感じる木の香りは、杉が強いと思います。

階段の方は、朝 寝室から出て下りる時に時々「今日は杉の香りを感じる〜照れ」と思うことがあります。
それが、特に最近の湿度の高い日が感じやすいのですキラキラ
(でも、1階に下りてもヒノキの香りはわからないんですよね(-_-))



次に「桐」です。
押入などに使われている桐の収納
こちらも、押入の襖を開けた時などに、今でも香りを感じます。
押入に入れているお布団などが守られているような気がして嬉しくなります。
ちなみに押入の桐は壁と棚です。
天井と床はシナベニアなので、そちらの香りと混同している可能性もあります。



屋外ですが、軒裏やベランダの裏に使われている
レッドシダーも、雨の日などの湿度の高い日には香りが分かります。
レッドシダーは、甘いような香りがします。
レッドシダーも建築中、棟梁さんが長さを計って切ってと加工されている時に凄く香りがしていました。
そして、棟梁さんも「俺もこの匂い好き」と言ってらしたので、レッドシダーの香りは棟梁さんも嗅ぎ分けてらしたんですね。

わが家はベランダの上の軒の出は、1.85mあるので、とても素敵な空間となっています。
(ヒノキの柱と杉の梁も見えていて最高です!)
雨の日など湿度の高い日は、家の中より屋外であるベランダの方が木の香りを感じる気がするほどです。
(この現象は、鼻が慣れる前の建築中でも感じました。
なので、木の香りと湿度は関係していると思うのです)



最後にカイヅカイブキです。
このブログのハンドルネームにも使っています。
わが家の床柱はカイヅカイブキです。

カイヅカイブキもレッドシダーと同じような甘い香りがします。

床柱のある和室で寝転がったりすると、

ふと、カイヅカイブキの香りを感じることがあるのです。




他にわが家ではクリとナラを床材として使っていますが、この2つはサンプルで試した時から香りは ほとんど感じられませんでした。

それから木ではありませんが、畳のイグサも普通に香りがしますね。
わが家は1階リビング横の和室と、2階寝室ともにイグサの畳を使った和室ですが、
ヒノキと違って鼻が慣れにくいようです。
引っ越してからも、寝室に入った時などにイグサを感じました。
今は畳の色も緑から黄色に変わり、香りも薄れたようですが、
時々閉め切っていた寝室を開けた時に旅館を連想する匂いがします。



最初に、「梅雨で木の香りが濃くなった気がします」と書きましたが、

(一週間くらいかけてブログを書いているうちに)

強めの木の匂いにも慣れてきたのか、またわからなくなってきていますショボーン


前はヒノキの端材を擦っていたら感じたヒノキの香りまでもわからないほどです笑い泣き

棟梁さんが「わからない」と言っていたのに、今なら同意できてしまう今日このごろです。


木の香りが好きで(特にヒノキ)

木の香りがする家に住んでいるのに

木の香りがわからない(特にヒノキ)という。


それでも、建築中は新居の中だと木の香りばかりだったのが、

今は料理の匂いや子どもたちの香りから異臭までちゃんと嗅ぎ分けられるのは

生活する上で助かっていることもあります。


人間の嗅覚って凄い(?)ですね。




関連記事(&リンク)


春日モデル

縁 創建工房さんと出会った、思い出のモデルハウスでした。


初めての 縁 創建工房さん事務所

キッズスペースあり、授乳室あり、たくさんのサンプルあり、トイレまで素敵な事務所です。

コロナが収まって機会があればまた行きたいです。



前起こし

上棟の前に、1階だけ先に組み立てる(?)前起こし。



引越し

今から約1年前。

荷物が多くて大変でした。



玄関

確か何かのチラシの影響を受けて、オプションでしたが、板張りの壁にしてもらった玄関です。



浮造りの階段

引越して1年。今では下の子も1人で上り下りします。



桐の収納

オープン収納にしたところは桐の壁じゃないので、ドアを付けるべきだったか?と後から思ってしまったほど、桐の収納は最高です!



ベランダ

洗濯物干し場ですが、ベランピングとかもしてみたい!素敵な空間です!



軒裏

軒裏(軒天?)などに棟梁さんがレッドシダーを張っていってた時の記事です。



塗装職人さん

レッドシダーなどの、屋外木部が塗装されるようす。

レッドシダーは「クリア色」塗装なのに色激変!



床柱はカイヅカイブキ

こちらの記事は大黒柱と一緒に床柱を選びに材木屋さんに行った時の話です。

のちにわが家の現場監督をしてくださる工務さんが一緒に見てくれました!



縁 創建工房

国産の木にこだわった、大阪府寝屋川市にある工務店さん。

スタッフの方も木の香りが分からないとブログなどで読んだことがあるのですが、

いつからわからなくなったのか聞いてみたいです。