縁 創建工房さんのおうちの特徴の一つが
軒裏の羽目板、レッドシダーじゃありませんか?

縁 創建工房さんの完成見学会とか施工例とかいくつか見ているうちに、住宅街の家の一つが「創建さんぽい家だな」と思ったりするようになるんですよね。
その時の確信ポイントが軒裏のレッドシダーだと思うんです。(笑)

白州そとん壁も、ウィルウォールも遠目には似た感じの家はありますけど(木目プリントとか)。
軒裏が羽目板(レッドシダー)は、ないんじゃないでしょうか?どうでしょう?


ところで、最近現場に若い大工さんが来なくなり、棟梁さん1人で大工仕事をされています。
どうしてだろうと思って聞いてみると、若い大工さんは他の上棟したばかりの現場に行ったとのこと。
棟梁さんと大工さんと2人いて早く進んでいる。と喜んでいたのですが、うちばかりが早く進んだりはしないようです(笑)
大工さん。ありがとうございました。次の現場頑張ってください。


棟梁さん1人になってから家の中があまり変わっていないなと思っていたら、
(電気配線はどんどん凄いことになっています)
いつの間にか軒裏にボードが張ってありました。
白い石膏ボートのようです。
この作業中、棟梁さんが端の方を2ヶ所くらい計って、ボードを切断しに戻られました。
邪魔してはいけない!と上の子を引っ張って道を開けたのですが、棟梁さんは余裕ですね。
少し離れたところでよちよち歩いていた下の子に「おいで」と手を広げて声を掛けて相手をしてくれました。
(下の子はまだ棟梁さんを警戒しているのですが、棟梁さんは下の子に必ず声をかけてくれます)
その後にそのままボードの切断作業をしていた棟梁さんです。
(私なら計った数字を忘れてもう一度計りに戻りそう)

(ベランダに掛かる軒裏です)
石膏ボード「真っ白かと思ったらアイスノンって書いてある!」と夫の前で言ったら「上の子と一緒やな。一文字増やさんで、よう読み。」と注意されました。
「アスノン」


そして数日後、棟梁さんがその白いボードに板を張っていました。
2メートルくらいある長くて薄い板に木工用ボンドをつけて、
それを石膏ボードに貼り付けていました。
(上の子に木工用ボンドを付けるのに手を添えてさせてくれました。ありがとうございます!)
それから当て板をして金槌でたたいて、場所をしっかり合わせてから
小さな釘が何かで留めていました。
小さな釘(?)は次の板で隠れる端だけに打つんですね。
板の長さは何種類かあり、棟梁さんは見比べて(色?長さ?そり?)選んで張ってくれているようでした。
端は切って長さを調節してから張ります。
この板がレッドシダーでした。
(ベランダの裏側です。廊下の写真をひっくり返したんじゃないよ)
でも、なんだか見学会で見たのより白い?
棟梁さんに聞いて見ると
「オスモのクリア塗ると、もっと濡れたような色になるよ」とのこと。
なるほど。よく見る赤っぽいレッドシダーの色はクリア塗装済みの色なんですね。
張ったばかりの白っぽいレッドシダーも素敵ですが、劣化防止にもオスモ塗装楽しみにしています。


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今日、棟梁さんから、
うちの前起こしの時に来てくれたクレーン車の運転士さんが亡くなられたと伺いました。

このクレーン車の運転士さんは、
梁の向きが反対になって柱の上におろそうとしていることを、クラクションを短く鳴らして大工さんたちに知らせてくれました。
接道部の少ないうちの敷地に大きなクレーン車を入れ、敷地の前に停まったトラックから電線を越えて木材を器用に搬入してくれました。
休憩の時に「(有名人)の家を建てる時も俺が行ってんで」と貴重な話を聞かせてくれました。

心よりご冥福をお祈りいたします。