少し前に「お塚信仰とは」というタイトルで記事を書きました。
こちらです。
説明が不十分だったので、もうちょっと詳しく書きますと、神社の「摂社」「末社」であるお稲荷さんは、お塚ではありません。
ですから、神社の公式サイトや、境内にある案内板などに、正式に書かれているお社は大丈夫です。
お塚というのは、どこかの誰かが、勝手に(もしくは神社に許可をもらって)、個人的に祠やお社を境内に置いたものです。
祠やお社ではなく、石碑、というパターンもあります。
お塚はよく見ると、個人の名前が刻まれていたりします。
たとえば、「識子大明神」とかですね。
このお塚がすべて、要注意というわけではありません。
たとえお塚でも、参拝者がいればまったく問題ないです。
伏見稲荷には、お塚から発展して、小さな神社にまでレベルアップしているところが何社かあります。
そこまでいかなくても、定期的に通っている人がいれば、大丈夫です。
定期的に通う人がいないところは……前回の記事に書いたような〝雰囲気〟になります。
独特の〝雰囲気〟です。
まず、前回の記事を見てもらって、「なるほど、こういう雰囲気なのね〜」と、雰囲気を感じていただき、それから、この下の写真を見てもらうと違いがわかりやすいです。
前回の記事はこちらです。
この写真は祐徳稲荷のものです。
並んでいるお社はすべてお塚です。
でも、祐徳お稲荷さんの眷属として働いているので、1回きりの参拝でも問題ありません。
2社、お塚が並んでいますが、右側は鳥居が新しく、しめ縄も新しいので、定期的に参拝している人がいるようです。
こういうお塚は参拝しても大丈夫です。
朝日乃森社です。
お塚ですが、ここのお稲荷さんは大変強い力を持っています。
眷属を多く従えていました。
その朝日乃森お稲荷さんが教えてくれたのが、こちらです。
並んでいるのはすべて、お塚です。
手前のお塚は定期的に参拝されているようです。
高波動が漏れていたのは、一番奥のお社からでした。
こちらですね。
見た感じは、遠慮したほうがいいのでは? というお社です。
正面から見たら、こう見えました。
しかし、中をのぞかせてもらったら……
2段になっている上の段に、大黒さんに宿った、パワーの強いお稲荷さんがいたのです。
大黒さんに宿っていますから、お金の願掛けに力を発揮します、と『あなたにいま必要な神様が見つかる本』に書きました。
この大黒さんについて、少し前にメッセージをいただきました。
読者さんが久しぶりに参拝をしたら、お社が新しくなっていたそうです。
さらに、中をのぞきこまなくても、大黒さんが見えるようになっていたと書かれていたので、どなたかがお社を新しくしたみたいです。
大黒お稲荷さんにお金の願掛けを叶えてもらって、そのお礼をしたのかもしれません。
↓ 下に貼っておきますが、祐徳稲荷の記事には、お塚の写真を多く載せています。
私が載せているところはお参りしても、まったく問題ありません。
お塚でも素敵なお稲荷さんがいますし、パワーあるお稲荷さんもいます。
けれど、前回の記事(お不動さんで表現しているのは、お稲荷さんを見本として書く勇気がないからです)に書いたような、独特の雰囲気が漂うところは、参拝しないほうがいいです。
私が本やブログに書いている神社で、参拝NGなのは「参拝しないほうがいいです」とハッキリ書いています。
将門さん北斗七星のひとつ「水神社」の本殿裏や、東京都中央区にある「於岩稲荷田宮神社」の 本殿右奥にあるキツネ塚 などです。(他にもあると思いますが、サッと思い出せないのでとりあえず2社を書いておきます。ちなみに新宿区にある「四谷於岩稲荷田宮神社」のお塚は大丈夫です)
それ以外はすべて、確認して、許可をもらって載せていますから、自分で判断するのはまだまだ自信がないという方は、参考にしていただければと思います。