D-sub(DE-9)のハンダ付けテンプレートを作成する | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

基板でカード状のテンプレートを作るの続編です。

 

Blog内リンク:基板テンプレートの話

 

 

 

 

 

Blog内リンク:D-subの話

 

 

 

細かい話は上記リンクを読んでください。

今回はD-sub 9ピンです。日頃より、老眼でD-sub 9ピンのアサインの番号が見えない!と嘆いている方を身近で見ていまして、それならば・・・と補助具を作成しました。

音響映像設備施工業でD-sub 9ピンのハンダ付け・・・というとビデオプロジェクタが未だに残ります。そんなもんとっくにイーサネットだろう、と思われるかもしれませんが、HDBaseTポートとEthernetポートが共用、PJLinkが使えない、シリアル制御しかないなどなど、ゼロにはなりません。

ということで今回のコンセプトは下記。

 

  1. 老眼対策としてD-sub 9ピンのアサインを拡大する
  2. ハンダ付けの補助具としてコネクタが保持できる
  3. 「プロジェクタ側」で作業する際に必要な情報を記載しておく

 

設計は筆者、基板データ化はいつもの通り @magicarchtec さんです。今回はフォントデータをそのまま基板にシルク印刷する事にチャレンジしていただきました。

 

 

基本寸法。IEC・MIL規格から寸法を持ってきた

 

 

デザインの意図を伝える為の資料も作成した

 

 

音響映像設備施工の現場ではプロジェクタ本体が来る前に端末処理を行うケースが多々あるため、プロジェクタの代表メーカのピンアサインを記載しました。困ったことにオス・メスがメーカで異なるため、その間違いも極力少なくするために工夫もしました。

※同一メーカでも時期によっては異なる場合があります。(統一してくれよ)

 

 

NECのシリアルポート説明

 

 

EPSONのシリアルポート説明

 

 

Panasonicのシリアルポート説明(型番によりオスメスが変わるケースもある)

 

 

SONYのシリアルポート説明(型番によりオスメスが変わるケースもある)

 

 

仕上がりイメージ

 

 

そして完成!!名称はDE-9 SOLDER HOLDER for PROJECTOR RS-232C

 

 

参考使用例1

 

 

参考使用例2

 

 

めちゃくちゃニッチなものですので特に販売などは考えていません。

こういったツールを設計し、施工の品質を上げて行きましょう。