従来のパワコンとは違い、活線挿抜可能な新パワコンのTRUE1シリーズの電源用ケーブルコネクタータイプ・パワーインレットの作成方法の紹介です。
こちらが袋の状態で、左がノイトリック NAC3FX-W、右が旧タイプのNAC3FCA-JAPANです
NAC3FX-W 適合ケーブル外径:φ6.0~12.0㎜、適合電線サイズ:1.0~2.5㎟(12AWG)
NAC3FCA-JAPAN 適合ケーブル外径:φ6.0~11.0㎜、最大電線サイズ:2.5㎟(14AWG)
NAC3FCA-JAPAN 適合ケーブル外径:φ6.0~11.0㎜、最大電線サイズ:2.5㎟(14AWG)
NAC3FX-Wは袋に組み立て説明が書いてあります。これを守らないと・・・と言うのは以下に記載します
こちらが袋から出した状態で、左がノイトリック NAC3FX-W、右が旧タイプのNAC3FCA-JAPANです
端子部分の拡大です。差し込み、回転させてロックが掛かります。
差し込んだ瞬間にアースがコンタクトし、回転させるとNLがコンタクトする仕組みで、この仕様は旧パワコンから変わっていません。活線接続が可能になった理由は明記されていませんが、刃のコンタクト方法が、単なる面接触から挟み込む形になった事に秘密がありそうです。
レセプタクルであるNAC3MPXと旧タイプのNAC3MPA-1との比較。カラーが黒になった事により、ポップな印象から変わりました
そして日本のPSE対応。筆者がInter BEEでこれを見てから、国内で販売されるまで実に1年半間が空いていたと記憶しています・・・ご事情察します・・・
つまりは、並行輸入の照明機材や、PSE取得前のTRUE1が国内で使用されている可能性はゼロではありません。もし、TRUE1が採用されている機材をお持ちでしたら、確認されることをお勧めします。
必ず、締め込む方向のみに応力がかかる位置まで持ってきてから分離させます
それを守らないと・・・・ブッシングが分解します(笑)これはブッシング内部に逆回転防止ラッチ(締め込むと素手では分解できないような工夫)が仕込まれている為です。分解してしまった場合に直せるように、パーツ構造を意図的に分解し見ておくことをお勧めします
N、Lが全長20mmの先端素線長8mm、アースが全長23mmの先端素線長8mmでストリップします。今回はヨリ線を単線扱いにできるスリーブ圧着工具を使用します
参考リンク:
圧着スリーブ端子は海外の規格の為、2.0㎟用が存在しませんので2.5㎟用を使用します
端子への結線はトルクスT-8を使用し、締め込むだけです。筆者はトルクスは六角ビットで揃えています
接続名もこのように分かりやすく記載されています
電材のトップシェアのパナソニックですとさらに色分けをするところですが、これは今後に期待ですね。
※このような特殊な部類に入る強電プラグやソケットは現場の職人が接続ミスをすることが多々あります。筆者の現場でもブレーカトリップした事があります。
※このような特殊な部類に入る強電プラグやソケットは現場の職人が接続ミスをすることが多々あります。筆者の現場でもブレーカトリップした事があります。
端子の接続まで終われば、後は組み立てるだけ・・・ですが・・・
ここで専用ハンドアッセンブリーツールHTACを使ってみます
ノイトリック製品のコネクタはほぼこの様なハンドアッセンブリーツールが提供されていますので必要に応じて用意しておきましょう。
締め込むと、ブッシング部分がこのように裏返ってしまう場合があります
※後述:これが現在は正解です
締め込むと顔を出すラッチ部分です。分解を行う際は、このラッチ部分をマイナスドライバで押し込む必要があります
完成!!!かっこいい!!