BrightSignのGPSトリガの設定をしてみる | 音響・映像・電気設備が好き

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BrightSignのGPSトリガの設定をした事をまとめます。例によって細かい説明はナシです。分かりそうな人に分かってもらうために記事にします。※というか備忘録です(笑)

 

まず、BrightSignのGPSレシーバですが、GLOBALSAT BU-353S4がメーカから指示されているようです。が、USBシリアル通信でGPSのストリームを吐ければなんでもいい気がします。
一体これで何が出来るのかと言うと、GPSレシーバから緯度経度の座標をもらい、指定した範囲をBrightSignのトリガとして扱うことが出来ます。

 

 

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BrightSign Unit Setupです。今回はネットワーク経由でのパブリッシュを可能にするため、ネットワーク更新の設定も兼ねます。

 

 

Name Specification・・・ユニットの名称で、ネットワーク更新時に表示されます。ラジオボタンは上にすると設定した名称だけ、下にすると名称の後にユニークIDが付加されます
Advanced Network Setup・・・ユニットのIPアドレスを設定します。タイムゾーンとNTPサーバの設定もここで行います。
Enable local web server・・・上:WebブラウザでのBrightSign Applications用のログインです。※Webブラウザ経由でスクリーンショットが撮れます。下:ネットワークコンテンツ更新の可否。※真ん中を選択する
Logging・・・各動作のロギングの可否※GPSでは必須

 

 

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Advanced Network Setupの詳細画面。BrightSignはBonjor対応なのでひょっとしたらDHCPサーバがなくてもIPの疎通が取れるかもしれません。※未確認
ここでは固定IPにします。
これらの設定をSDカードに書き込み、本体に設定します。

 

参考リンク:

 

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BrightAuthorのPresentation Propertiesで、Interactive設定でSerial Portの2を選択後、GPS Receiverのチェックボックスをオンにします。
この後、BrightSign本体のUSBポートにGPSレシーバを接続します。

 

 

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GPS Receiverチェックボックスをオンにすると、BrightAuthorのInteractiveコマンドでGPS Eventが利用できるようになります。

 

 

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GPSイベント用の座標はGoogleマップなどで取得できます。場合によってはその場所でGPSレシーバから座標をもらっても良いでしょう。
上の例は、東京駅です。東京駅は35.681220, 139.766880です。

 

 

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BrightAuthorのGPSイベントで緯度経度と範囲を入力します。上の例は東京駅から半径3km圏内に入ったら、というトリガです。

 

 

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適当ですが、Web表示がGPSトリガで写真になる例です。

 

 

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でもさ、実際にBrightSignが受信しているGPS座標が分からないと・・・と思うと思いますが、それはBrightSign Unit SetupでLoggingをオンにしているので、WebブラウザからBrightSignのIPを叩き、Logを表示させることで確認が可能です。

 

 

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上記のLogは一時的なものしか表示されませんので、詳細が知りたい場合は、SDタブからログを見ます。
当日中のログはcurrentLogに、前日のログはlogsに格納されます。

 

 

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GPSレシーバそのもののリアルタイム精度が知りたい場合は、パソコンを使用することで確認が出来ます。本例はWindowsの場合です。
ここで一つ問題があるのですが、近年の地図ソフトはWANから位置情報を割り出し、純粋にGPSレシーバだけの情報を地図上に表示するアプリケーションと言うものが少ないです
筆者は、UMPCで地図データを展開、PHSから位置情報を取得して地図上に自分の位置を表示させるなんて事から、GPSロギングまで趣味で経験していたので、GPS座標を純粋に表示する地図ソフトは有料版しかないと思っていたのですが、複数探す中唯一、Google Earth無償版がGPSレシーバのリアルタイムトラッキングに対応していました。
※皮肉な話なのですが、地図データをサーバから読み込む以上、表示されている自分の座標が、インターネット経由で取得された位置情報なのか、GPSで取得した位置情報なのか判別できないソフトが多数ありました。スマホなんかはもうどっちか分かりませんね。

 

 

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Google EarthのツールからGPSを選択。

 

 

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GPSインポートでリアルタイム追跡を開始する。これでGPS位置情報がリアルタイムで反映されるはずです。

 

 

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GPSレシーバは大抵の場合、上記のようなGPSストリームの確認ソフトが同梱されています。
なければHoluxのサイトからダウンロードしましょう。

 

 

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冒頭でUSBシリアルGPSレシーバと書きましたが、Windowsにとってもそれは同じで、パソコンからはシリアルポートとして認識されています。上記のデバイスマネージャ上ではCOM5にアサインされています。

 

 

細かい説明はとりあえず放置ですが、同じことで悩んでいる方の為にここに残します。どなたかの参考になれば幸いです。