USB&FireWire オーディオインターフェイス RME Fireface UCXを買ってみたで紹介したRME Fireface UCXのハードケースをARMOR(株式会社アルモア)で特注してみました。
まず、悲しい話なのですが、RME Fireface UCXには、Fireface 400、Fireface UCに付属してきたラックマウント金具がありませんでした。※UCX以降のハーフラック製品には世界共通で付属しない、という事だそうです。(RME公式サイトではUCXでも付いている状態で製品図が掲載されているが、それは間違いとの返答を国内代理店からいただきました。※2015/12 本家サイトからも金具写真は消えました)
RMEの公式サイトを見ても、ハーフラック用の19インチラックマウント金具(機器の左右をブランクにするタイプ)の型番があるだけで、Fireface UFXなどの通常のサイズのラックマウント金具の型番はなし・・・仕方がないので国内代理店のシンタックスジャパンへ問い合わせをし、購入させていただきました。※個人で発注できます。
RMEの公式サイトを見ても、ハーフラック用の19インチラックマウント金具(機器の左右をブランクにするタイプ)の型番があるだけで、Fireface UFXなどの通常のサイズのラックマウント金具の型番はなし・・・仕方がないので国内代理店のシンタックスジャパンへ問い合わせをし、購入させていただきました。※個人で発注できます。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/e9/4f/j/o0560029414425627067.jpg?caw=800)
というわけで非常に珍しいRME Fireface UCXのラックマウント耳付き状態。筐体への取り付け穴位置は400やUC、UFXと同じです。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/fd/09/j/o0560030514425627086.jpg?caw=800)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/87/17/j/o0560030814425627109.jpg?caw=800)
アルミダイキャスト製で、意外と複雑な形状をしています。
※幅は23mmなので、音響機器の何か(こちらは30mm)から転用しようと思ってもサイズが合いません。自作される場合はネットワーク機器などの耳から流用しましょう。
ラックマウント金具の発注と並行して、ARMOR(株式会社アルモア)さんへ寸法を伝え図面を起こしてもらいました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/b2/f4/p/o0560039514425627124.png?caw=800)
設計図面の抜粋。※Blog用にレイアウトを詰めました。
待つこと3週間・・・・・・
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/4d/e9/j/o0560038814425627140.jpg?caw=800)
来ました!!カワイイ!!!大きさ比較のために養生テープを手前に置きました。個人依頼のワンオフで対応していただき感謝です!!
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/b9/c8/j/o0560034414425627159.jpg?caw=800)
蓋を開けたところ。なかなかこのサイズの物は見ませんね・・・
上下の15mmのスペースは排熱用途です。DSP搭載のため、このサイズのオーディオI/Fにしては熱を持ちます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/3c/9f/j/o0560023214425627171.jpg?caw=800)
背面。現在は、ラックケース内部にスイッチング電源を組み込む算段を立てています。完成したら、追記します。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/54/79/j/o0560026714425627206.jpg?caw=800)
あまり見かけない、開口擦り切り位置でのマウント。さすがですね・・・ここまで前面にマウント位置が来るのは想像していませんでした。
ジョークで作ったハードケースですが、どなたかの参考になれば幸いです(笑)
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/33/66/j/o0560037914425627248.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/20/e6/j/o0560025014425627264.jpg?caw=800)
PAっぽい機材外観にしたく、テプラでマーキングをしました。模型の注意書きデカールを貼る楽しみを思い出しました(笑)尚、スイッチング電源はケースに穴をあけて外側から留めています。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/3a/08/j/o0560030614425627289.jpg?caw=800)
スイッチング電源の取り付け状態(背面より)DCプラグは同型の音叉受け口のL字コネクタを使用しています。取り付け方法は何度も何度も考えました・・・端子カバーは標準では付きませんので、加工取りつけを行っています。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/bf/ea/j/o0560030714425627318.jpg?caw=800)
ケース底面側にはTRSフォン→キャノン変換の8対ケーブルを納めるポーチを取り付けました。
こちらは恐らくWolfVisionのセミハードケース内にある添付部品を収納するポーチだったと思います。寸法がここに収まるためにあったかのように完璧にピッタリです。
※設備業あるある、何のケースだったか分からないけど取っておいて物入れにするヤツ
![イメージ 14](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/86/62/j/o0560036014425627344.jpg?caw=800)
こちらがTRSフォン→キャノン変換の8対ケーブル。使用ケーブルはカナレ MS202-8Pです。メス×2、コンバートコン×2、オス×4の組み合わせです。
![イメージ 15](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/82/1c/j/o0560037214425627369.jpg?caw=800)
コンバートコンを間に2つ挟むことにより、入力4、出力4の組み合わせと・・・
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/4a/50/j/o0560037214425627388.jpg?caw=800)
入力2、出力6の組み合わせが選択できます。
![イメージ 17](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/90/e0/j/o0560028914425627411.jpg?caw=800)
このケースの好きなところは、がさつに置いても、必ず放熱スペースが確保されることです。
正面から見て、上下が空き、浮いているように見える形が一番美しいと思ったので、電源のパワコン化、USBレセプタクルの取り付けは見送りました。※用意はしていた
これで運用が開始できます。
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