アニメ『見える子ちゃん』第11話 遠野善という子供【ネタバレ感想】 | HYGGE 創作活動·読書感想

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本当に本当に終盤。ついに11話です。
原作でも屈指のシーン、ひとつの山場がついに!

第10話感想はこちら。
第11話予告編。
以下ネタバレ
前半パート
  • 過去パート。テストの名前欄に遠野善の名前。
  • 母役の中原麻衣さんの演技怖い。というか流石だなあ。ひぐらしのレナはもちろん、俺ガイルの姉役のときも冷たいオーラを放つときがとても"良い怖さ"なんですよね。声ってほんと心をハッキングする力がある。そういう声優は素敵だ。
  • 毒親に支配されていた善。公園で自暴自棄に要らなくなった包みを破り捨てているときに、善に近寄ってきた黒猫の姿。それを見返す善の目つき……。
  • 過去パートが終わり、現在の教室。遠野善の影響をもろに受け弱り果てている(※超空腹な)ハナ。その様子を見たミコはついに決意をする。
  • 道路に飛び出る猫。そして身を挺して助けたのは遠野善だった。
後半パート
  • 遠野善・過去パートの続き。「凶悪なオーラを持つ男が猫と関わりを持とうとする=きっと猫を虐待する人間に違いない」という今シーズンを通してのミスリードがここに結実する。
  • いわば遠野善という男の性(さが)はその名の通り"善"であったのだ。
  • 猫の霊が多量に取り憑いていた理由もきちんと説明されている。怪異に理屈がつく。こういうの好き。
  • 屋上で遠野善の過去について話を聞かされ、今度こそ本当にある決意をするミコ。いい背中。(いやもう、1話のときやたら臀部を強調するカットが多かったので不安だったけれど、良いよ。とても良い。魅せるべきところはとても格好良い)
  • 「もう自由にしてあげて」
  • 最後の「サンカイ」を発動させたら、その後ミコがどうなるかはわからない恐怖。しかしそれを乗り越えて、遠野先生のために最後のイッカイを、使う。
  • 「四谷みこ」という名前はまあ言うまでもなく、「四谷怪談」と「巫女」なのですが、今話ラストの役割は本当に「巫女」のようである。自分には視ることしかできない。闘うことは出来ない。それでも視ることが出来るという力を使って人を助ける。
  • サンカイが発動し、佳境。エンディングへ。次話へ続く。

今回は怖い・笑えるよりも、真実が明かされるカタルシス、そして決意を持つ格好良さ。お話としての滋味がある。物語は本当の終盤へ。おそらく次が最終話だが、果たしてどう締める?


アニメ連動原作PV第11弾。