埼玉/東京港を出発して3日目、四国2日目の2020年9月30日(水)です。
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前日の深夜2時過ぎに、雨のなか西条市の東予から今治にやってきた私とアドレス110。この日はゆっくり始動し9時過ぎにバンビーズ今治店を出発しました。いよいよ瀬戸内海を渡って広島県に向かいます。
遅めの出発の理由は片道移動なので走行距離が短いことと、雨の予報が出ていた関係で寄り道する時間がそう長くないと踏んでのこと。そうでなくとも、今治⇔尾道間を1日で往復しようとするとバタバタしますので、往路と復路で1日ずつ使うことをおすすめします。
そんなに寄るところや見るところがあるの と思うことなかれ。
アイコンだらけで何が何やら……という感じになっていますが、ルートや立ち寄った処(残念ながら訪問できなかった場所を含む)をマークしています。ね、多いでしょ?
四国2日目(今治→尾道)については、島々の西側を通る道と黄色いマーカーに注目していただければ幸いです。
さて、前置きが長くなりましたが、改めて聖地しまなみ海道“原付道”の旅がスタートします。始まりは四国と大島を結ぶ来島海峡大橋です。
なお、この場所を訪れる直前にサンライズ糸山という施設に立ち寄り、原付チケットを二組購入しました。
しまなみ海道の原付道は有料道路で、橋ごとに50円、100円、200円の通行料が掛かりますが、無人の料金箱にお金を投入する形式のためお釣りは出ません。
これをすべて小銭で支払おうとすると大変なので、50円チケット×10枚が1セットになった原付チケット(500円)が販売されているのです。実際に楽ですし、記念にもなりますので購入することおすすめします。
こちら糸山展望台からの風景。左に隠れているのが来島海峡大橋で、メインの道路は西瀬戸自動車道です。中央でぐるっとループしているのは歩行者/自転車道の接続部分。原付道はこれと入口こそ同じですが、すぐに枝分かれして橋の反対側に導かれます。
来島海峡大橋では双方とも高速の側道という位置づけですかね。下の動画の1分40分過ぎを見てもらえれば雰囲気は伝わるかと思います。橋のどの部分を通るかは、橋によってそれぞれ異なります。それもまたしまなみ海道・原付道の魅力のひとつです。
いきなり原付チケットを4枚も使って(通行料200円を支払い)大島にやってきました。雨合羽を上下着込んで「いつでも掛かってこや!」と雨に打たれる気満々でいました。しかし、この時点では降られていません。
大島北部、宮窪の急流です。その名のとおり潮の流れが速いポイントになっていて、まるで川のような勢いで海水が流れていきます。
悲しかな流れのない淀んだ川や、東京湾最奥の静かな海しか知らない人間にはとても新鮮な光景でした。動画の3:33~
道の駅伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた
続いてやってきのは伯方の塩でお馴染みの伯方島。「伯方の塩ソフトクリーム」が有名ですね。ここで待望の(?)雨が落ちてきました。それと同時にまずいことに気が付きました。
その1、傘を持ってきていない!
その2、合羽のフードも忘れてきた!
その3、荷物がいっぱいでリアボックスにヘルメットが収まらない!
せっかく降ってきてもらったところ悪いのですけど遠慮してくれます? という私の願いが通じたのか雨は5分程で雨は止みました。お天道様ありがとう。
3本目の橋、大三島橋(通行料50円)を渡って大三島へ。この島には台ダム(うてなダム)という比較的大きなダムがあり、大三島をはじめ伯方島、大島の大切な水源になっています。
訪れた日は貯水率100%でしたが、越流は見られませんでした……残念。
台ダムのご近所にある大山祇神社(おおやまづみ神社)と、その御神木である乎知命御手植の楠(おちのみことおてうえのクスノキ)です。ルビがないと読めない……。
伝承によれば樹齢はなんと2600年あまり! こちらには国宝・重要文化財に指定されている全国の武具の約8割が所蔵されているそうな。本殿や拝殿も国の重要文化財ですし、全国の山祇神社・三島神社の総本社という格式の高さは伊達じゃありません。
旅の安全を願った効果でしょうか。この頃には陽が差してきて気温も上昇 暑さで雨合羽を着ていられなくなりました。でもね、雨男は知っているのです。仕舞ったらまた降ってくることを……。
ところがどっこい、その後お日さまはふたたび雲の中に隠れたものの、雨粒が落ちてくる気配はありません。大山積神(おおやまづみのかみ)に感謝しながら次の橋、多々羅大橋に向かいます。
日本一の斜張橋。この多々羅大橋こそが個人的に“しまなみ海道のシンボル”だと思うのですが、どうでしょうか。大三島橋も捨てがたいですけど万人受けする美しさはやはりこちらかな、と。それに愛媛県と広島県の県境というところもポイントですね。
ちなみに原付道の通行料はチケット2枚分、100円です
多々羅大橋を渡った先の生口島と因島を結ぶ、同じく斜張橋の生口橋は50円。因島から向島に渡るこちらの吊橋、因島大橋も50円です。
こんなことを言うと愛媛の人に怒られてしまいますが、やはり広島側の島の方が栄えていますね。もっともそれは両県による差ではなく、各島における低地が占める面積が大きく作用したのでしょうけど。
因島大橋だけは車道の下を通ります。巨大構造物の内側を走ることができる。これもまた楽しい! それもレインボーブリッジのように道幅が広くないので、より一層ワクワクします 動画では11:45~
しまなみ海道最後の島、向島から尾道大橋(これはしまなみ海道の橋梁ではない)を渡れば本州です。東京港フェリーターミナルを出発した28日(月)以来、2日ぶりに本土の土を踏みました。
浄土寺山展望台
しかし、そこで3日目が終わりではありません。尾道といえばねえ、やっぱり高いところから尾道水道を眺めておきたい。それも夕暮れ時に来られたらいいな、と考えていました。
寄り道のしすぎで毎度のように帰宅予定時刻が2~3時間遅くなる私に、そんな時間調整能力があるのか
ない! 自信を持って断言しましょう
でも、この日は調整できてしまい日没前に目的地にたどり着きました。奇跡だ!!
その後、展望台に誰も来ないことをいいことに、この素敵な景色を独り占めしました。オレンジ色の光が徐々に増えてくる市街や、絶えず渡船が行き交う海峡というのは本当に良いものですね。
なお、帰りの山道は当然真っ暗で、前日の豊稔池堰堤なみに怖かったです(((;゚Д゚)))ガタガタブルブル
この日のお宿は全国チェーンの快活クラブ。事前に申し込んでいた鍵付き個室の利用予約時間まで余裕があったため、尾道から店舗のある福山に向かう途中で尾道ラーメンを初体験しました。
感想は……「2度目はないかな(苦笑)」というのが正直なところで、私の好みには嵌まらなかった。味の傾向がこのお店独自のものなのか、それとも尾道ラーメン全体の傾向なのかは別の場所でも食べてみないと分かりませんね。
そんなところで橋の紹介ばかりだった3日目も終了です。天気がいまいちだったのでね……。(言い訳)
次回は晴天に恵まれた4日目、しまなみ海道で四国に戻ります
10月5日(火) @神宮
ヤクルト 3-2 読売
辛勝。あぶねえぇぇ! マクガフ怖いよお~ なんとか先勝できましたけど野手陣よ、中押しとダメ押しもよろしく! ライアンはナイスピッチ
P.S.
サトテル爆弾がウチに回ってくる前に横浜で破裂してよかったです ここから打棒大爆発されても困りますけどね(苦笑)