夜の世界に見切りを付けて
ハワイに留学するまでのお話を
書いています
以前のものはザックリ書いたので
詳細を足しながらの再投稿です
ホステスを２０年間してきた私が
３７歳の時にすべてを手放し
ハワイに留学したお話
いつも読んでくださり
ありがとうございます
気軽にコメントくださいね 
最初から読んでみたい！と思ってくれた方は
こちらからどうぞ 
妻子持ちの望月くんとの関係が
始まってすぐ
頻繁に会社関係の席に同伴させられ
誰に会うかもわからない
お祭りに連れ出されたり
さらには、避妊の失敗まで....
浮ついた彼の態度に戸惑いながら
「彼とは早めに終わらせた方がいい」
と感じた....
そんなお話の続きになります。
お祭りに行ってから
そうまだ日数が経っていない頃
望月くんが仕事の合間を抜けて
平日の昼間のランチに誘ってきた。
その時の会話の内容が
え？ 突然、なんの話？
と、とても驚くもので....
彼は私と男女の関係になる前から
奥さんとはうまくいっておらず
離婚を視野に入れていた。
２6歳という私の年齢は
ちょうど結婚や出産に適していて
人生の転機になる時期。
俺との結婚を
真剣に考えて欲しいのだけれど
でも、俺と結婚となれば
すぐにお店を辞めてもらいたい。
そんなことを言ってきたので
ちょっ、マジで、なに言ってるの？
と一瞬、パニックになったけど
私の気持ちを試しているだけ
かもしれないし
この場ですぐに
拒否するような言葉は
言わないほうがいいかなと思い
この話に対しての返答を考えたいので
時間稼ぎの意味もあって
結婚したら、なんで私はお店を
辞めなきゃいけないの？
って、聞いてみたの。
そしたら
俺の稼ぎで不自由なく暮らせるし
贅沢もできる。君が稼ぐ必要はない。
それに、女房に仕事をさせてるとか
俺がまるで
稼げてない男みたいだろ？
世間っていうのは
そういう目で見るんだよ
って。
とりあえず
ふ～ん、そ～なんだ～
と、目の前のものを食べながら
軽く話を聞いている振りをしつつ
脳内での私の声は...
彼がもし、これを
本気で言っているのであれば
一刻も早く、逃げるしかない。
直樹を忘れるために
俺を利用すればいい
っていう言葉....
まさか
利用＝俺との結婚
だったってこと?
いやいや、望月くんはあの時
頻繁には時間は作れないけど
君が嫌じゃなかったら
俺が気を紛らわせてあげれる
お店のお客達と違って
君がゆいつ、気を許せる相手
俺がそれに
なれるんじゃないかなと思って。
ってことも、言ってたよね?
どーゆーこと?
この人、大丈夫? 
そんなことを考えながら
あ～今日は、このまま帰りたい
部屋に寄ってくとか言われたら
先約があると言えばいいか...
なんて、レストランを
出てからの作戦を頭で練っていたら
望月くんが
さらに真剣な様子で言ったの。
なぁ? 俺にはわかるんだよ...
女房が2回も妊娠してるから。
この間のお祭りの帰り
隣を歩いてるだけで
君の体温が
凄く高いのがわかった。
絶対に
妊娠してる
と思う。
冷え性で寒いって、いつも冷えてたのに
自分の体温が高いのに気が付かない?
今日、妊娠検査薬を
買ってきたから
このあと君の部屋で
検査をしよう
絶対に
妊娠してる
俺にはわかる
って。
この人ヤバっ
思い込みだけで先走り
現実はそっちのけで
妊娠物語まで
組み立てる男っ
まじで
暴走しまくりで
怖っっ
て、感じだったけども。
これを言われた瞬間に
私は、彼からどのように
フェイドアウトしようかと
既に考え初めていたので
まずは、妊娠がないことを
分からせてから
その後、露骨に
彼とは距離を置こうと決め
レストランを出てから
私の部屋へ行ったの。
部屋に着いた途端
望月くんは待ちきれない様子で
検査薬のパッケージをあけて
絶対、妊娠してるって
俺はわかるんだって
と、興奮しながら
何度も言っていて....
うわ... この人、ヤバい人だったね
って、心の中でドン引きながら
渡された検査薬を持って
トイレに行ったの。
そしたら、検査結果が
まさかの .....
ラインが2本!!!
陽性ってこと??
続く...
