夜の世界に見切りを付けて
ハワイに留学するまでのお話を
書いています![]()
以前のものはザックリ書いたので
詳細を足しながらの再投稿です
ホステスを20年間してきた私が
37歳の時にすべてを手放し
ハワイに留学したお話
いつも読んでくださり
ありがとうございます
気軽にコメントくださいね ![]()
最初から読んでみたい!と思ってくれた方は
こちらからどうぞ ![]()
元彼、直樹が心底嫌っている先輩
望月くんと関係を持てば
直樹が私との復縁を望むことは
もうないだろう....
自分の苦しい気持ちに決定的な
とどめを刺す意味もあり
私は望月くんとの関係を持った。
そんなお話の続きです
この先、不倫等のセンシティブな話が続きます
そういう話題が苦手な方は
ここから先は読まずにそっと閉じてくださいね![]()
私が妻子持ちの男性と関係を持ったのは
後にも先にも彼が最初で最後。
お店の女の子や友達の中には
いわゆる「愛人」をしている子もいたし
本妻が探偵に依頼して関係を暴かれ
慰謝料を請求される....
みたいな話もよく聞いていたから
私のほうから望月くんに
連絡をすることは一度もなかったの。
お互い時間が合うのは
私の店が休みの日曜日か
平日に彼が飲みに来て
そのあと、少しだけ私の部屋に寄っていく
でもそれは本当にレアケースで
数えるくらいしかなかった。
決して、頻繁に会っていたわけではなく
トータル3ヶ月間くらいの関係。
当時、まだ私が20代半ばだったので
彼が気を使ってなのか
アミューズメントパークへのデートや
買い物に連れて行ってくれて
彼は「何でも買っていいよ、大丈夫だよ」
と言っていたけど
いやいや、クレジットカードの履歴から
女性もののショップで買い物をしたら
奥さんにバレるでしょ、と思い
メンズのスポーツブランドで
靴や服を買って貰うなどして
私なりに気を付けてはいたんだけど...
私たちの関係が始まって、すぐの頃から
望月くんは、私のことを
会社の取引先の人の集まりに連れていった。
彼の仕事関係の人達は
私のことを「愛人」と認識するわけで
なんでこんなところに私を連れてくるの?
と、心地が悪かったのを覚えてる。
あと、関係が始まって
すぐに違和感をかんじたのが
『なんで俺に相談しないの?』
という、彼の言葉。
例えば、私が
ハワイに行くことにしたので
航空券を抑えた。
アム〇ェイをしてるお客さんの奥さんから
化粧品を買った、とか
そのような話をすると
なんで決める前に
俺に相談しないの?
と言う。
てか、私個人のことだし
自分で決めるから、相談する内容じゃないし
なんで相談してほしいのかも理解できない。
なのでそのまま、私の疑問を伝えると
付き合ってるんだから
普通は相談するんだよ
と言われたり。
ある日、望月くんがかなり酔ってた時に
奥さんの愚痴を言っていたことがある。
掃除、洗濯をしない、整頓が出来ない
だらしない、酒乱...
洗濯、アイロンが出来ないのであれば
クリーニング店に持って行ってくれるように
頼んでも、朝、着るシャツがない
キッチンと玄関には
奥さんの飲んだビールの缶や瓶があふれていて
ゴミ出しも出来ない、しない....等
ま、そのような話を聞いても
ふーんというか
お金があるんだし、業者に頼めばいいじゃん
奥さんも何かに不満があるんじゃないの?
って思うだけで、別に
気にもとめていなかったんだけども。
そして、ある日
最悪な出来事が起こった![]()
望月くんとの関係が始まって
まだ1ヵ月月くらいだったと思う
身体を重ねた直後に、彼が言ったの
ごめん
外れてたっ
て。
私は、元彼直樹と5年間同棲していたけど
避妊なしでのセックスをしたことは
一度もない。
理由は、妊娠は絶対に望んでないし
自分が子供を持つことも想像も出来ない。
それに、もの凄い生理不順だったので
毎月、ハラハラするのも嫌だし
だったら、避妊をする
の一択。
外れてたって聞いた時
あ、この人
わざと失敗したのかも
って直感で思ったんだよね
でも、驚いた様子だけを演じて
露骨には怒りを出さなかったんだけど
望月くんは、私が焦っているのに
気が付いたようで
おどけながら平謝りをしていて...
なんか、それが凄く嫌だった![]()
![]()
翌月のこと。お祭りに誘われたの。
お祭りってさ
人が大勢集まる場所でしょ?
奥さんの友達とかに
見られる可能性だってあるのに
なんでよりによってそこなの?って思って
「いや、遠慮しておくよ」と
一度は断ったんだけど....
仕事関係の社長連中が集まっててさ。
きっと君のお店のいいお客さんにもなるよ
なんて言うものだから
結局、しぶしぶ行くことにしたの。
でもその時も心のどこかで
どうしてこんなにいろんな場所に
私を連れ出そうとするんだろう…
既婚者なんだから
もっと慎重に行動したらいいのに...
って、思ってたよね。
望月くんと時々一緒に
過ごすようになってからも
私の感情が彼に傾くことはなくて...
一歩二歩引いたところから見ているような
頭の中は、いつも冷静なままだった。
そして、お祭りの帰りみちを歩いていたら
彼が突然、興奮気味に私に言ったの
なあ!
絶対、妊娠してる![]()
は?なんの話? 誰のこと?
君だよ
絶対に妊娠してる![]()
望月くんは、私より8歳も年上
もっと大人で割り切った関係に
なると思っていたのに
言動が軽率というか
浮ついているというか
この人とは
早めに関係を終わらせたほうがいいなと
そんなことを思った日だった。
続く


