夜の世界に見切りを付けて
ハワイに留学するまでのお話を
書いています
以前のものはザックリ書いたので
詳細を足しながらの再投稿です
ホステスを20年間してきた私が
37歳の時にすべてを手放し
ハワイに留学したお話
いつも読んでくださり
ありがとうございます
気軽にコメントくださいね
何の話?という方は
こちらから、読んでみてください
前回、静香ちゃんが
無事に離婚が出来たというお話を
しましたが
今日は当時のあゆちゃんのことを
お話したいと思います
静香ちゃんが
うちの店で勤め始めたとき
あゆちゃんは、まだ3歳前。
そして、離婚をした時が
もう5歳になっていたんだけど。
静香ちゃんは、離婚をする1年前から
昼間のパートにも行きだして
日中、あゆちゃんは保育園。
お店は週2回あるので
夜はうちの母のところで
預かってもらう。
あゆちゃんは
2歳で出会った時から
身体が大きい子で
どれくらい大きいかって言うと
園では、みなより
頭1つ分は余裕で突き出てる感じ。
そして、大食漢
3歳でもう、大人と同じ
分量を食べてたんじゃないかな
お菓子や飴なども置いてあれば
一袋、全部、食べちゃうし
うちの母といる時も
家にあるものをなんでも食べたがって
この子は早く
大きくなりたいんだよ
と、買い物好き、料理好きで
人に食べさせるのが大好きな母は
あゆちゃんが来る日は
喜んで腕を振るい
なんなら、お店がない日にも
静香ちゃんに用事があれば
あゆちゃんを預かってくれて
ごはんを食べさせてくれていた。
(あゆちゃんも「おばちゃん!」と
母のことが大好きでした)
静香ちゃんが、旦那の浮気相手の
麻衣子からの手紙を見つけて
しばらくは
気づいていないふりをしていたけど
後半は
旦那の携帯に麻衣子が出たり
麻衣子の誕生日ケーキを
彼女の店に持っていく旦那と
遭遇してしまったり。
旦那は、平然と
二重生活をしていたので
そりゃ、すぐに
バレるよねって感じで
そして、DV旦那なので
静香ちゃんが
女の存在を問い詰めると
うるせえ
と、暴力を振るわれて
ひどい時は
静香ちゃんの目の周囲に
アザが出来ていた時もあった。
その時期が、静香ちゃんにとって
一番、辛い時期だったと思う。
当時の私たちは、まだ20代で
子供の物事の理解力とか
子供ってよく聞いてるよね~
ってことをよく分かってなくて
あゆちゃんがいる時には
旦那や麻衣子の話を
しないようにしていたけども
気が付いたら、あゆちゃんが
麻衣子が~
とか、言うように
なっちゃっていて
やばいやばいってことで
それからは
もっと気を付けていたんだけど。
静香ちゃんが
離婚を決意したあとかな
彼女は
不安な気持ちを抑えながらも
団地の申し込みとか
引っ越し先の保育園の手続きとか
バタバタと動いていて
あゆちゃんは
そんな母親、静香ちゃんの心内を
察知していたんだろうね
私が毎回、あゆちゃんを
母のところまで連れて行く時
その車内で、あゆちゃんと
他愛のない話をするのが
楽しかったんだけど
ある日
あゆちゃんが私に聞いてきたの
ほうじ茶さん?
あゆは、これから
おばちゃんちの子に
なるの?
え、おばちゃんちの子にならないよ
誰かが、そう言ったの?
なんで、そう思うの?
じゃあ
あゆは誰の子になる?
あゆちゃんは、ずっとずっと
静香ちゃんと一緒にいるんだよ
あゆちゃんは
だれんちの子にもならないよ
そんなことがあったので
早く、あゆちゃんに
離婚のこと、お父さんとは
離れて暮らすことを伝えて
あの子の不安を取ってあげて
と、静香ちゃんに伝えるも
すごく言いずらくて....
なかなかタイミングが.....
と、考えすぎて不安症の静香ちゃんが
あゆちゃんに離婚の旨を
やっと伝えたのは
その出来事から
1ヶ月は経ってたかな。
私が初めて静香ちゃん親子に会い
彼女が離婚をして
あゆちゃんと団地に引っ越すまでは
3年半くらいの月日が
経っていたと思う。
私の父の会社で
私が小学生の頃から働いていてる
お兄ちゃん的な存在の
「お兄ちゃん」がいて
静香ちゃんたちの引っ越しを
手伝ってくれたんだけど
(私はあゆちゃんと公園に)
彼女たちの荷物は
ボロッボっロの
3段カラーボックス1つ
うすっぺらな布団のようなもの
あとは、紙袋が数個だけ
だったようで
子供がいるのに
親子ふたりの
荷物の量とは思えないほどの
すくない荷物だった.....
俺たちの想像よりも
あの子たちは苦しい
生活してたんだろうね
と、後で聞かされた。
読んでくれてありがとう
静香ちゃん達が
離婚前に住んでいたアパートは
ここまでボロくないけど
(画像はイメージ)
彼女たちの住む
3階部分が会社の寮になっていて
家賃不要、光熱費は自己負担。
一部屋飛ばした隣に
アルコール中毒だか、シャブ中なのか
一人暮らしの奇声をあげる
40代くらいの男が住んでいて
*素面の時にあうとありえないくらい物静かな男
日中でもひとりで喚きながら
3階の部屋から駐車場をめがけて
テレビやら扇風機を投げ落としたり
まじで危険極まりない環境なのに
クズ旦那は静香ちゃんたちを
そこに、放置して
自分は綺麗なマンションで
女とラララ~って言う
私の知る中でも
マジでクズっぷりが
半端ない男でした
続きのお話はこちら