夜の世界に見切りを付けて
ハワイに留学するまでのお話を
書いています
以前のものはザックリ書いたので
詳細を足しながらの再投稿です
ホステスを20年間してきた私が
37歳の時にすべてを手放し
ハワイに留学したお話
いつも読んでくださり
ありがとうございます
気軽にコメントくださいね
◆最初から読んでもいいよ
という方はこちらからどうぞ
私のことを「ママ」として
雇っていた社長は
お客さんや
働いてくれている従業員への
「感謝の気持ち」というものが
全くないような人でして。
彼にとって、お店とは
自分が一番
気持ちよくなれる
場所
それ以外、なにものでもない
みたいな....
そんなお話の続きです
店での社長の
身勝手な振る舞いに
イライラは、するものの
でも、お酒が入っていることだし
モテたい願望というか
俺をもっと大事に扱えよ!
みたいな気持ちがあっても
寂しがり屋で
気が小さい男だし
ま、そのような要求も
仕方ないのかな...
と、やり過ごしていたんですが。
ある日、社長がまだ素面の時に
許しがたい言葉を放ちました
.....
って、その事を話す前に
ある女の子との
出会いに触れないと、なので
良かったら読んでください
私が雇われママになって
1年過ぎたあたりかな
彼氏と訪れたお寿司屋さんで
ある女性に出会ったの
その子は、20歳で
名前は静香ちゃん(仮名)
彼女は旦那に連れられて来ていて
横には2歳くらいの女の子が
座ってたんだけど
めちゃくちゃ物静かというか
自分の存在を意図的に
消しているかのように
母子で本当に大人しく
座っていてね
私の彼氏と静香ちゃんの旦那は
最近、居酒屋で出会ったらしく
彼氏がその男性に
仕事を紹介するとかで
その後も
私は彼らの食事の席に
何度か同席したんだけど
毎回、彼女と子供も来ていてね。
で、3度目に気がついた事があって
彼女たちに会った3回とも
彼女も子供の服も
全く、同じなんだよね
子供が着てる服なんかは
サイズが小さいのが明らかで
毛玉がいっぱい付いてて
ヨレヨレで....
彼女の旦那っていうのは
ペラペラとよく喋って
俺、凄いけど?
みたいな振る舞いの
田舎のドヤンキーみたいな男でさ
高金利の金融機関から
借りたお金が返せず
借金取りの攻撃から逃れるため
夜逃げをしてきたらしい

夜逃げって....
で、その男は
今日、食べるものを
買うのも大変な生活....
とか言ってるくせに
俺、墨(刺青)
いれたいんすよね~
みたいなことを言っててさ
(マジで呆れるわ...)
ねぇ、なんでこんな男と
一緒にいるの
てか、あなたは良いとしても
子供はどうするの
最低限の衣食住を
子供に与えられるの
って、彼女に対して思ったけど
その時は彼女に
なにも言えるはずもなく....。
なんかね、直感で
静香ちゃんと初めて会った時から
この子、悪い子じゃないなっ
っていうは、わかってたの
全然、喋らない人だけど
子供にも愛情があるのも
感じれたし
で、なんか苦しそうだなって。
で、その年のクリスマスにね
お店で3日間の
パーティを企画していたので
彼女に手伝ってくれないか?
と声をかけたの
あれ以来、会ってないし
連絡先なんて知らないし
彼女は携帯も
持ってななさそうだし
なので
彼氏づてに伝えて貰った。
そしたら、静香ちゃんの
ドヤンキー面の旦那が
いきなり、店に来てね
あいつは
水商売は未経験っす
それでもいいっすか?
使えそうですか?
いくら貰えるんっすか?
みたいなことを聞いてきてさ。
(お主は来なくてよい
彼女から連絡が欲しいんじゃ )
そんなんで、ようやく
静香ちゃんに伝言が伝わり
ある夜の
お店が始まる前の時間に
彼女が子供と来てくれて
経験もないし
服も靴もないと言うので
それらは
こちらで全部用意する
喋るのが苦手でも大丈夫
パーティーで女の子の
頭数が欲しいだけだから
お客さんの横に
座っているだけでいいよと。
子供は旦那が見てくれるの?
と聞いたら
全く信用ができない人なので
旦那にはあずけられません、と。
(だよね~、わかるわ~)
ってことで
静香ちゃんの子供は
うちの母に預けることになり
クリスマスパーティ当日
緊張から顔が引きつってる
静香ちゃんだったけど
無事、5時間の勤務を終えたの。
そして、本当に助かった
ありがとうと
1万円を渡したら
静香ちゃんは
こ、こんなに貰えない...
お母さん(うちの母)には
いくら払えばいいですか?
と言うので
これが妥当な金額だし
うちの母は子供が大好きで
是非ボランティアで
と言ってくれてるので
甘えちゃいましょうと伝えてね。
で、その後、静香ちゃんと
私の実家に子供を迎えに行ったので
気になっていたことを
聞いてみたの、さりげな~くね
静香ちゃんの
旦那さんって
生活費くれてるの?
って。
そしたら、静香ちゃんがね
驚きの現状を教えてくれたの

(今なら
そんな環境で耐えてる人も
いるよね...ってわかるけど。
あの時は、私の知らない世界すぎて
マジでびっくりしました)
次回は、そのお話をします
読んでくれてありがとう
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