★サンタのゴマすり。
今日は、食育らしいクリスマスのエピソードをお伝えします。素敵なクリスマスプレゼントのヒントになるかもしれませんよ。
こんにちは。食育コーチの井上ききです。
きょう、ある専門学校の保育課程の授業のひとコマを担当させていただきました。
保育士さんの玉子くんたちと、玉子ちゃんたちへの食育講座です。
いや~。学生さんたち、熱心で素直で、一生懸命。こんなに、自分のモチベーションが持ち上げられるとは、期待してませんでした。
感謝です。みなさん、ありがとうございました。
こんな素晴らしい関係を、学生さんたちとの間に築かれているキャンディ先生を尊敬します。そして、正直めちゃめちゃうらやましいな~って思いました。
その、キャンディ先生が、教えてくださった、「サンタのゴマすり」というお話です・・・
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ある幼稚園でのクリスマス会の日。食育活動に熱心な園長先生は、サンタクロースからのプレゼントに、なんと
「すり鉢」を選びました。子どもたちは、それぞれ、すり鉢とすりこ木を受け取りました。
その日、子どもたちはサンタにもらったすり鉢を使って、みんなでゴマをすりました。
慣れない手つきで、一生懸命すったゴマは、そのうち、いい香りをさせす。
そして、その日の給食では、茹でただけの旬の野菜に、すりたてのゴマをかけて、みんなで食べました。子どもたちは、茹でてゴマをかけただけの野菜がおいしくて、大喜び!
「サンタさんに もらった すりばち~!!」
「ごま おいしいね~。」
そして、そのすり鉢を、それぞれのお家へ持ち帰り、お母さんに自慢げに「サンタさんの すりばちだよ。」と見せる。
そして、当然 お家でもゴマをすり、「おかあさん、 ゆでた だけの やさいを ちょーだいね。」なんて言うのです。
家族みんなで、サンタのすり鉢ですったゴマを野菜にたっぷりとかけて、いただいたのでしょうね。
自分ですったゴマは、特別な味。野菜をご馳走にしてしまったのでした。
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みなさんのお宅には、すり鉢はありますか?もしなかったら、それはラッキーです。お子さんに、自分専用のすり鉢をプレゼントすることができるのです。
私も、子どもたちがごはんを楽しく食べるためのプレゼントを考えようと思います。かわいいお皿にしようかな?それとも、お箸?
★治すな危険“ばっかり食べ”。
ごはんばっかりしか食べないんです。というお悩みをお聞きする事があります。“ごはんばっかり”は、「ばっかり食べ」の代表選手みたい・・・(笑)
きょうは、この「ばっかり食べ」について。
こんにちは。食育コーチの井上ききです。
すっかり更新が遅れていました。訪問してくださった方、ありがとうございました!
実は、長男がインフルエンザに感染。続いてわたしも。1週間は、インフルエンザと共に過ごしていました。
看病している時も、自分が病気のときも、お料理はあまりできませんでした。そんな時、週の初めに作った五目豆が、5日間ほど活躍していました。
こういうの、いつでも冷蔵庫に入っていると、助かりますね。
さて、「ばっかり食べ」で困っている方は多いですよね?ごはんしか食べない。とか、納豆ごはんしか食べない。パンしか食べない。
偏って食べていると、ちょっと心配になっちゃいますよね?
でも、これ、一時的なことです。多くの場合は、そのうち飽きて、他のものを食べ始めます。
なので、しばらく見守っていて大丈夫。子どもって、特別な病気でない限り、けっこうタフなんです。ばっかり食べでも、元気に生きれちゃう。
それでも、“ばっかり食べ”は何とかしたいもの。そんなときは、“ばっかり食べ”を否定するよりも、
「今日も いっぱい ごはんが食べられたね。」と“出来た事”の方を、承認してあげるといいですね。
認められていると、安心してこだわりを捨てられますが、認められていないと、いつまでも頑(かたく)なになる一方です。
今日は、我が家の次男、れんこんの金平が気に入ったようで、ひたすら蓮根を食べていました。けっきょく、ごはんもお味噌汁も残してしまいました。
こんな風に、好きなものばっかり食べちゃう時も多いものですが・・・残してしまった、ごはんやお味噌汁について伝えるとこうなります。
「ごはんも、お味噌汁も残しちゃったね。もったいないねぇ。」
一方、“出来たこと”について伝えると、「蓮根がいっぱい食べられたね。」です。
どちらの、言葉が次男の心の栄養になったでしょう?
★「これ、きら~い」と言われると、けっこう傷つくよね?
がんばって作ったお料理なのに・・・。子どもに「もう いらない・・・」とか「これ、きらい。」とか言われると、けっこう、傷つきますよね?
ここら辺の問題、ちょっと改善してみませんか?という話題です。
こんばんは~。食育コーチの井上きき@nightです。
次男のお誕生日パーティーのお料理です。次男の好きなメニューばかりです。が、彼はサンドイッチがすこぶる気に入った様子。食べたものは、結局サンドイッチのみでした。笑
ウインナーとたまねぎとコーンのスープ
ミニハンバーグ
サンドイッチ
サンドイッチなんて、何年振りかに作りました。
さて、本題ですが、我が家でも長男が、時々言います。「これ、まずい」とか、「これ、きらい ぼく たべない」って。
我が家では、“たべたくない”という気持ちを受け止めて、“おいししくない”という感覚をちゃんと認めるようにしています。
ですから、「そっか。美味しくないか・・・じゃあ、残していいよ。」とか「もう いらなかったら、ごちそうさましてね。」と言う程度ですが、
それでも、知らず知らず、口調が強くなったり、言い捨てるような話し方になってしまいます。
子どもたちに喜んでもらえるぞーと思った自信作の場合、それはそれはショックです。
ところが今日は長男がこんな表現をしました。スパゲティーを取ってもらって、少しだけ食べた後、「もう スパゲティーこれでいいわ。」
つまり、「もう スパゲティーはいらない。」という意味なのですが、なんてスマートな表現なの!?と驚いてしまいました!!
「もう スパゲティーこれでいいわ。」
お料理を否定することなく、しかも、否定語を使わず、肯定表現でシンプル!こんな言い方だったら、どうですか?それほど気持ちがヘコまないのではないでしょうか?
子どもたちが、「これ、おいしくない。」とか、「もう いらない。」と言ってしまうのは、この言い方しか知らないからです。
作った人を傷つけることなく、“もういらない”旨を伝える手段を知らないのです。ですから、丁寧に教えてやる必要がありますね。
我が家では、食事の最後に、「もう おなかが いっぱいなので のこして いい?」と言う。こんなルールがあります。(ルールを無視することも多々ありますけど・・・汗)
食事が始まったばかりなのに、いきなりお料理を否定されて悲しい気持ちで食事をするのは、嫌ですもんね。
こんな風に、具体的なフレーズと、それを言うタイミングを、時間をかけて教えてあげてくださいね。そして、うまく言えるようになるまで、見守ってあげてくださいね。
今日は素敵な表現をした長男を、いっぱい褒めてやりました。みなさんのお宅では、どんなルールを作りますか?
★具材を小さく切る。
今日は、「お料理のときの、食材の大きさについて」書きますよ!
こんにちは。食育コーチの井上ききです。
子どもたちの通う、保育園で撮影したひとコマです。↓
こんなふうに、その日の給食を展示してくださっています。
こんな物を食べてるんだ~って、わかっていい、というメリット以外にも、保育園の給食から学ぶ事がたくさんあって、うれしい配慮です。
このポトフですけど、
(おいしそう・・・)
園長先生に、「この給食、撮影して、ブログに載せてもいい??」ってきいたら、ラップまで外してくださいました~。ありがとうございます。
これ、ポトフにしては、かなり具材が小さく切られている。わたしたちが、ポトフを作ると、もっと具材が「ごろっ」と大きいものを作っちゃいません?
私たち大人の中には、「ポトフとは、こういうものだ。」と言う固定観念みたいなものがある。でも、子どもたち、口の大きさにあっていないと、極端に食が進まなくなります。
具材が、口にちょうど良かったり、まだ上手に使えない箸で食べるのに、ちょうど良かったり、スプーンですくうのにちょうど良かったりすると、
それだけで、食べる量が増えるんですね。
反対に、食材の大きさが大きすぎる、という理由だけで、子どもたちの口へ運ばれる量を、減らしてしまっていたのですね。
★嫌いなものは、ほんの少~し大作戦。
今日は、好き嫌い克服作戦として、
まずこんなことをやってみたら?という記事です。
こんにちは。食育コーチの井上ききです。
先日、子どもたちのおもちゃ箱の整理収納をしました。詳しくは、ひとつ前の記事をご覧くださいね。
このおもちゃ箱を見た子どもたち。なんと、長男が怒り始めました。
こんなにピカピカはいやだー!もうちょっと、くちゃくちゃがいい・・・(泣)
長男としては、こんなにぴかぴかに片付けられない。もう少し、くちゃくちゃにお片づけをしたい・・・。こんな気持ちだったのでしょう。
あまりにも整理整頓されている様子に、少しプレッシャーを感じちゃったんですね。笑まじめでしっかり物の長男らしい!
でも、2日たった今は、なかなかいい調子で使っていますよ。「こんなおもちゃも あったんだー」という感じで、色々なおもちゃを出してきて、兄弟なかよく、時々けんかしながら、よく遊んでいます。
片付けも出来ています。もちろん子どもなので、完璧ではないですが・・・
さて、好き嫌いについて書きますね。
我が家では、長男(5)の好き嫌いが激しく、ごはん以外は、進んで手をつけようとしません。お互い、手を焼きますね・・・
何とか、食べてほしい!とムキになればなるほど、逆効果なんですよね。
“もう・・・どうすればいいの~!?”って思っておられる方も多いですよ。たくさんの方が、悩んでいます。
以前にも書きましたが、子どもは好き嫌いがあるのが普通です。
今日、急に好き嫌いが直ったり、急に食べられなかったほうれん草を、わしゃわしゃ食べ始める・・・
こんなことは、ありえないのですから、長い目で、ぼちぼちやって行きましょう~!
まず、こんな事から始めてみてはいかがでしょう。子どもが嫌いなお惣菜は、
ほんの少~~しだけ盛り付ける。
こんなふうにね!
これ、小さいココット皿です。どんだけ小さく切ってあるかと言うと、子どもの爪ほどの大きさ!!
元のお料理はこれ。
パプリカとたまねぎのマリネ
嫌いな食べ物を、目の前にモリモリに盛り付けられたら、小さな子どもにとっては、とてもとても太刀打ちできない。そこで、グッとハードルを下げてやる。
こんなにちょっと?これなら、食べられるかも・・・。こんな風に、思ってくれたら、こちらの思うツボ!
がんばって食べてくれたら、思いっきり褒めることを忘れずに!そして、褒めるだけでなく、「お母さんうれしいよ!」の言葉も。
お母さんが喜んでくれるなら、また頑張っちゃおっかな・・・これで、作戦大成功。
ひとつのお料理の味のデータが蓄積させたのです。味のデータについては、こちら をご参照くださいね。
嫌いなものは、ほんの少~し大作戦でした。
ところが、ほんの少しでも、食べてくれない場合もあるでしょうね。そんな時は、「これ、食べてみる?」ときいてみて、
「いらな~い!」と言われたら、
「そっか、いらないか。」とお子さんが言った言葉と同じ言葉を繰り返して、あげましょう。(わかったよ、お母さん、ちゃんと聞こえたよ。って感じでね。)
そして、他のものを食べられたことを認める。「でも、ごはんは食べられたね。」
さらに、この作戦のポイント
①ごくごく小さく切ること
②でも、きれいに切って、美味しそうに盛り付けること
③お皿も小さいと、ままごとみたいで、子どものテンションが上がること
(小さいお皿は、100円ショップにもあるよ!)










