こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ

 

11月最後の休日となっています。

 

午前中は冷たい雨の降っていましたが、午後からは空も少しだけ明るくなってきたような気もします。

 

暦の二十四節気では「小雪(しょうせつ)」となっていますので、これからは、日々、寒さが厳しくなるのも仕方がないことかもしれませんね。

 

皆さまの体調は、いかがでしょうか?

 

 

今回は、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」についての話題にしてみたいと思います。

 

 

「セロトニン」は、主に脳内で生成される神経伝達物質ですね。

以下にその主な特徴を挙げてみたいと思います。

 

1)気分の調節

「セロトニン」は、気分を安定させる効果があります。「セロトニン」の不足は、うつ病や不安障害と関連していると考えられています。

「セロトニン」は、「ドパミン(喜び、快楽など)」や「ノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)」を制御し、精神を安定させる働きがあるのですね。

 

「セロトニン」が低下すると、これら2つのコントロールが不安定になりバランスを崩すことで、攻撃性が高まったり、不安やうつ症状を引き起こすといわれています。

 

 

2)睡眠調節

「セロトニン」は、睡眠の調節にも関わっており、特に睡眠のリズムやサイクルを制御するのに重要と考えられています。

 

3)食欲制御

食欲と満腹感の調節にも影響を与えます。

 

4) 痛みの感覚制御

痛みを感じる「閾値(しきいち)」に影響を与えることがあると考えられています。

 

この「閾値(しきいち)」というのは、生理学の用語でして、刺激によって、感覚受容器の細胞が「静止状態」から「興奮状態」へ反応する最小の刺激の強さを意味します。

 

つまり、「セロトニン」の量が少ないと・・・

 

ちょっとした刺激でも「痛み」を強く感じてしまう可能性があるということになります。

 

5)消化器系の機能調節

「セロトニン」の多くは、腸内で生成され、消化器の系臓器の動きや機能を調節する役割を果たしています。

 

「セロトニン」のレベルは、食生活、運動、光線暴露などの日常生活の要素によっても影響を受けます。

 

 

私自身は「線維筋痛症(せんいきんつしょう)」のより効果の高い治療はないものか?・・・という立場で、以前から「セロトニン」をみてきたわけですが・・・

 

最近、興味深いニュースがありました。

 

米ペンシルベニア大学医学大学院(PennMed)の研究チームが、科学誌『cell』(セル)に、新たな研究結果を発表したのですね。

 

その内容は、「新型コロナウイルス後遺症」のひとつとして知られる「ブレインフォグ(脳の霧)」やその他の認知機能の低下は、「セロトニン」の減少が関連している可能性があるというのですね。

 

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」にかかった成人の

約5人に1人が、その後の「後遺症」に悩まされているわけですが、感染後に残る一連の症状について、その原因は明らかになっていません。

 

研究チームが発表したニュースリリースによると、チームは複数の臨床研究のために収集された血液と便のサンプルと疾患モデルの小動物を使用し、それらと後遺症の関連性について評価を行ったのだそうです。

 

その結果、感染から数カ月が経過しても後遺症がある患者の便のサンプルに「新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)」の痕跡を確認したのだそうです。

 

これは、感染から長期間が経過した後も、一部の患者の腸内には

ウイルスの構成要素が残っているということを示唆していると考えられているようです。

 

研究チームは、「こうしたウイルスがその患者の免疫系に、ウイルスと闘うタンパク質のの構成要素が、インターフェロン(サイトカインの一種)の放出を促している可能性がある」としている。

 

「インターフェロン」が炎症を引き起こしていることにより、消化管からの「トリプトファン」の吸収が妨げられていると考えられる」と述べているのですね。

 

「トリプトファン」は・・・「セロトニン」をはじめとするいくつかの神経伝達物質をつくることが知られていることから、重要な必須アミノ酸とされているのですね。

 

 

「セロトニン」に関与する抗うつ剤には、「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」と「SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)」は、どちらも抗うつ剤になります。

 

どちらの薬剤も線維筋痛症には、一定の効果がある場合が多い薬剤なのですが、新型コロナウイルスの後遺症にも有効ではないのか?・・・と考える研究者もいます。

 

ただし、「新型コロナウイルス後遺症」に積極的に投与していくというのは、時期尚早(じきしょうそう)かもしれない・・・と私は思います。

 

ジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターの上級研究員、アメシュ・アダリヤ医師は「新型コロナウイルス後遺症」の一部は、

セロトニンの欠乏によって説明が可能だろう」と述べており、効果があるとすれば、「セロトニン」の働きを増強する抗うつ薬「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」の使用が後遺症の治療に有効な可能性はある・・・と述べているわけです。

 

それを証明するには「臨床試験」が必要であり、後遺症の原因がはっきりしていない現時点では、SSRIの使用は「避けておくのが賢明だろう」とも述べているそうです。

 

なあ〜んだ、結局は何も進展しないのか?・・・とガッカリする方が多いかもしれませんね。

 

私は、そんなこともない・・・と思っています。

「新型コロナウイルス後遺症」という病態の一部が、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」が関与している可能性があることが示されたことは、大きいと思いますし・・・

 

感染から長期間が経過した後も、一部の患者の腸内には、ウイルスの構成要素が残っている可能性を示せたのは、大きな前進なのだと

思いますね。

 

そして・・・原因不明の難病と言われる「線維筋痛症」の新しい治療を考えていく時に一筋の光明(ひとすじのこうみょう)になるかもしれない・・・と思っています。

 

「幸せホルモン」と呼ばれるだけあって、この「セロトニン」をコントロールすることができれば・・・より多くの「幸せ」を作り出せるのかな〜 なんて、思っています。

 

 

素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ

 

それでは、またバイバイ

 

参考)

1.  25ansヴァンサンカン記事より

2.  e-ヘルスネット(厚生労働省)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

< ブログ後記  > 11月28日

 

あと数日もしますと、12月になりますね。

今更(いまさら)ではありますが、月日(つきひ)が経つ(たつ)のは、早いものです。

 

今回は、新型コロナウイルス後遺症の病態の形成に関与しているのではないかと報告されている「セロトニン」についてのお話をさせていただきました。

 

喜びや楽しみ、やる気といった幸福感を与える物質が「幸せホルモン」と呼ばれるもので代表的な物質として、「セロトニン」、「オキシトシン」、「ドーパミン」の3種類があるとされていることは、以前のブログ内でもご紹介したとおりです。

このうち、「セロトニン」について詳しく(くわしく)見て見ますと、次のようになります。

 

必須アミノ酸である「トリプトファン」から「5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)を経て,「セロトニン」が作られます。

 

通常の場合、ヒトの体内に約10mg存在し、消化管粘膜に90%、血小板中に8%、脳内の中枢神経系に2%程度存在します。脳内では神経伝達物質として自律神経調整に関与しています。

消化管に90%以上の「セロトニン」が存在するなら、欠乏する心配はないのでは・・・と考える方も多いのではないでしょうか。


実は・・・腸管で作られた「セロトニン」は、脳内の中枢神経に達することができないのです。


その理由は、脳内に入るには「脳血液関門(のうけつえきかんもん)」というバリアがあり、「セロトニン」がこのバリアを通過できないからという理由となります。

これに対して、「セロトニン」の前駆体にあたる「トリプトファン」というアミノ酸は、「脳血液関門」を通過できます。

 

さらに言えば・・・「トリプトファン」は、ヒトの体内で生成することができないのですね。

 

このため、「トリプトファン」は食事などで外部から摂取する必要があるというわけです。

このように体内で合成できず、食事などで摂取しなければいけないアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼びます。
 

本文内でご紹介した報告は、新型コロナウイルス感染から数カ月が経ってもウイルスが残っており、この残存するウイルスが免疫系を刺激することで、「インターフェロン」というサイトカインが放出されます。

この「インターフェロン」自体が引き起こす炎症で、消化管での「トリプトファン」の吸収が低下すると・・・「セロトニン」濃度が低下することが判明したというのですね。 

消化管の「セロトニン」は、脳内に達することがない・・・としても、「トリプトファン」は脳内に達して、「セロトニン」産生の材料となることに変わりはありません。
 

なので・・・消化管での「トリプトファン」の吸収が低下してしまえば、脳内の「セロトニン」の産生量が低下してしまうことは、矛盾のない話ということになりますよね。

では、この状態を改善するために抗うつ剤のひとつである「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」による治療が有効と考えられるのは、なぜなのでしょうか?

「SSRI 」の作用機序は、次のようなものになります。

 


(図はお借りしました)


上の図のように・・・「セロトニン」は、神経細胞で合成され、

神経終末(前シナプス)に運ばれてシナプス間隙に放出されます。

 

放出された「セロトニン」は、後シナプスの受容体に結合し、情報伝達を行います。


放出された「セロトニン」の一部は分解されますが、一部は神経終末(前シナプス)に再取り込みされ、再利用されます。

「セロトニン」の再取り込み部位(セロトニントランスポーター)の働きを阻害して、前シナプスと後シナプスの間(シナプス間隙)のセロトニンの量が増加し、後シナプスにある「セロトニン受容体」に対する刺激が長く持続します。
 

これにより、「セロトニン」の効果が強調される・・・というわけです。こうした状況であれば、産生される「セロトニン」の状況が少なくなっているとしても、それをカバーできる可能性がある・・・というわけですね。

「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」は、「セロトニン」のみのシステムに特異的に作用するため、他の多くの抗うつ薬
と比較して副作用が少ないとされています。


新型コロナウイルス感染症の後遺症は、「Long Covid(ロングコビット)」とも呼ばれるわけですが・・・米疾病予防管理センター(CDC)のデータによれば、米国成人の13人に1人が「Long Covid(ロングコビット)」の症状を経験していると報告されています。


これは、新型コロナウイルス感染症にかかった人の5人に1人に相当するそうです。しかし、確立された治療法はなく、研究者らは
いまだに原因解明に取り組んでいる状況なのですね。

新型コロナウイルス感染症の後遺症「Long Covid(ロングコビット)」の各種の症状が、「セロトニン」の問題だけで解決すればよいのですが、実際には、まだまだ、クリアしなければならない問題があるかも
しれない・・・と個人的には思います。

ただし、新型コロナウイルスの感染後、どこに残っているのかについては諸説ありましたが、どうやら腸管に
その多くは残っていそうだ・・・ということが明らかになりつつあることは朗報(ろうほう)ですよね。

なぜ、ヒトにとって異物であるウイルスが腸管に残ってしまうのか?・・・ということは、疑問に思う方も多いかもしれません。

 

その理由は、ヒトの免疫を回避しているから・・・ということになるのですが、このような現象は、エイズウイルス(HIV)における「Nefタンパク」などにも認められる現象であり、一部のウイルスが持つ性質であり、珍しいことではありません。

この話をすると長くなりますので・・・またの機会にしたいと思います。

今回も最後までお読みいただきまして
誠にありがとうこざいましたお願い
 

 

   (六本木けやき坂イルミネーション:筆者撮影)

 

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こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ

 

暖冬であると聞いていても、最近では寒さを感じることが多くなりました。

 

暦に目をやりますと、七十二候(しちじゅうにこう)では

「金盞香(きんせんかさく)」となっていることに気がつきました。

 

「金盞(きんせん)」とは、黄色い冠を持つ「水仙(すいせん)」の別名なのですね

 

水仙の学術名は「ナルキッソス」と言うそうですが、これはギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスにちなんで名付けられたそうです。

 

神話の「ナルキッソス」は、池の水に映る自分の美しい容姿に恋して水に抱きつき、池に落ちて死んだとされ、これが「ナルシスト」の語源になっているのだとか。

 

 

皆さまの体調は、いかがでしょうか?

 

 

 

 

さて、今回は「生姜(しょうが)」について、お話をしてみたいと思います。

 

「生姜(しょうが)」は、英語では「ginger」ですが、昔から世界各地で香辛料や生薬として利用されてきた歴史があります。

 

ちょっと前になりますが・・・

 

「生姜(しょうが)」は、自己免疫疾患に関連する体内の炎症のコントロールに役立つかもしれない。自己免疫疾患のマウスや健康なヒトを対象とした研究の結果、ショウガ成分は、白血球の一種である好中球の機能に影響を与えることが判明したというのですね。

 

米コロラド大学医学部准教授のKristen Demoruelle氏らの報告で、「JCI Insight」に2023年9月22日掲載されています。

 

この研究では、免疫を司る白血球の一種である好中球が活性化したときに生じる、「好中球細胞外トラップ(NET)」形成という現象に着目したそうです。

 

「好中球細胞外トラップ(NET)」は、好中球から排出される微細なクモの巣状の構造物なのですが、過剰に形成されると炎症や血栓形成を促進し、抗リン脂質抗体症候群(APS)や関節リウマチなどの自己免疫疾患の病態悪化の原因になるのではないかとも考えられているのですね。

 

健康なヒトが1週間にわたり1日1回、100mgのショウガ抽出物(ジンゲロール約20mg含有)を服用すると、好中球の内部でcAMPという化学物質の増加が認められた。この高レベルのcAMPは、疾患に関連する刺激に対するNET形成の反応を抑制したと論文の中では報告されています。

 

上に示した論文に限らず、「生姜(しょうが)」には、多くの健康効果があると言われています。

 

どのような作用が報告されているのでしょうか?

以下に「生姜(しょうが)」の効果をご紹介したいと思います。

 

 

1)消化促進作用

生姜に含まれるジンゲロールとショウガオールが消化を助け、胃腸の動きを活性化させます。

 

2)抗炎症作用

生姜の抗酸化成分が炎症を抑制する効果があります。これは関節炎や筋肉痛の緩和に役立つ可能性があります。

 

3)吐き気の軽減

妊娠中の悪阻や手術後の吐き気、乗り物酔いに対して生姜が効果的であるとされています。

 

4)免疫力アップ

生姜に含まれるビタミン、ミネラル、抗酸化物質が免疫力を高めるのに役立ちます。

 

5)血行促進作用

生姜は血流を改善する効果があり、冷え性の改善にも効果的です。

 

6)抗菌作用

生姜には自然な抗菌作用があり、口腔内の健康維持に役立ちます。

 

 

多くの「生姜(しょうが)」の持つ効果に驚かれた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そして、「免疫」のバランスの調整効果についても多く報告がされているのですが・・・

 

このお話は、「生姜」を含む漢方薬エキス製剤のご紹介と併せて、後日の話題にしたいと思います。

 

 

素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ

 

それでは、またバイバイ

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<ブログ後記>11月21日

 

暖冬であると聞いていても、朝晩の冷え込みが気になる日もあると感じるのは、私だけでしょうか?

今回は「生姜(しょうが)」についてのお話をさせていただきました。
「生姜(しょうが)」は、古くから生薬(しょうやく)として様々な疾患の治療に用いられてきた
歴史がありますよね。

「生姜(しょうが)」には、多くの有益な成分が含まれています。主な成分は以下の通りです:

1) ジンゲロール 
生姜特有の辛味成分で、抗炎症作用や抗酸化作用があります。

2)ショウガオール 
生姜を乾燥または加熱すると、ジンゲロールが変化してショウガオールになります。
ショウガオールには、消化を助ける効果があるとされています。

3) テルペノイド 
生姜に含まれる芳香成分で、リラックス効果や抗菌作用があります。
これに加え、ビタミン類やミネラル、食物繊維などが含まれています。

では、「生姜(しょうが)がヒトの体を温める効果があるのは、なぜなのでしょうか?


これは、上記にあげた「ジンゲロール 」に体内の血行促進作用があるからと考えられています。
血流が良くなると、体温が上昇し、体が温まるということになりますね。

また、生姜の各種成分が代謝を活性化させることも、体温の上昇に寄与しています。
代謝が活発になると、体内でのエネルギー消費が増え、それに伴って熱が発生し、体が温まるというわけですね。

さらに免疫細胞の活性化や調整機能では、多くの報告がされています。


いくつかの「生姜」に含まれる「ジンゲロール」や「ショウガオール」は、炎症を引き起こす物質である「プロスタグランジン」や「ロイコトリエンかの合成を阻害することで、抗炎症作用を示します。 これにより、関節炎や筋肉痛、歯肉炎などの炎症性の疾患の痛みや腫れの緩和が期待できます。


実際に自己免疫疾患のひとつである「関節リウマチ」に「生姜」を投与し、その効果を検討した論文もあります(以下の論文1.)

その論文の内容は、活動性リウマチ患者における生姜サプリメントの免疫および炎症関連遺伝子の発現への影響を調査したものです。
 その方法は、ランダム化二重盲検プラセボ対照試験で、70人のリウマチ患者に毎日1500 mgの生姜パウダーまたはプラセボを12週間投与した結果、「生姜」を投与した群では、「FoxP3遺伝子」の発現が有意に増加し、「T-bet遺伝子」と「RORγt遺伝子」の発現が有意に減少させることが確認されたそうです。これにより、「生姜」がリウマチの疼痛症状を改善させる可能性が示唆されたというものです。

抗酸化作用も報告されています。「生姜」の摂取は、「グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)活性」を有意に増加させ、全抗酸化能(TAC)を有意に増加させるというものとなります。

最後に「生姜(しょうが)」を含む漢方エキス製剤のいくつかをご紹介したいと思います。東洋医学では「生姜(しょうきょう)」と呼ばれています。

1. 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう:生姜(しょうきょう)の量 1.0g/7.5g  (1日分の漢方薬の量)

2. 呉茱萸湯 (ごしゅいんとう;1.5g/7.5g)
3.  真武湯(しんぶとう:1.5g/7.5g)
4.  六君子湯(りっくんしとう:0.5g/7.5g)
5.  大建中湯(だいけんちゅうとう:5.0g/15g)
6.  柴胡桂枝湯(さいこけいしとう:1.0g/7.5g)
7.  当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう:1.0g/7.5g)
8.   加味逍遥散(かみしょうようさん:1.0g/7.5g)
9.  半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう:1.0g/7.5g)
10. 補中益気湯(ほちゅうえっきとう:0.5g/7.5g)
11.  葛根湯( かっこんとう:2.0g/7.5g)
12. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん:0.3g/7.5g)
13. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう:1.0g/7.5g)

とまだまだ、「生姜(しょうが)」を含む漢方薬は存在するのですが・・・書ききれないので、
またの機会にしたいと思います。
JTKクリニックでは、「ツムラ」のものと「太鼓堂(たいこどう)」の漢方薬を日々の診療で用いている
のですが、上記の1日分の漢方薬の量は、「ツムラ」のものでご紹介しました。

以上のように、生姜には多くの医学的な効果がありますが、摂取量や方法には注意が必要です。 
 

一般的に「生姜」は、一日に3~10g程度が適量とされています。 

 

また、生姜は加熱すると、ジンゲロールがショウガオールに変化し
、辛味や体温上昇効果が強くなります。 そのため、生の生姜は血行促進や発汗作用に、加熱した生姜は体の冷えや消化促進に効果的です。 

 

しかし、生姜には血液をサラサラにする効果もあるため、血液の凝固を阻害する薬を服用している人や、出血性の疾患がある人は、摂取量を控えるか、医師に相談する必要があります。 また、妊娠中や授乳中の人も、生姜の摂取には注意が必要です・・・ということは、最後に付け加えておきたいと思います。

 

 

今回も最後までお読みいただきまして

誠にありがとうございましたお願い


参考)
1.Gene. Vol. 698, 25. 2019, Pages 179-185
The effect of ginger supplementation on some immunity and inflammation intermediate genes expression in patients with active Rheumatoid Arthritis.
Naheed Aryaeianら

2. J Food Biochem. Vol.45, February 2021
Effect of ginger (Zingiber officinale) supplementation on oxidative stress parameters: A systematic review and meta-analysis
Mojgan Morvaridzadeh ら

 

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こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ

 

月日が経つ(たつ)のは、早いものですね

11月も中旬になろうとしていますね。

 

天気予報によれば、この時期としては強い寒気が流れ込んでいるのだとか。

 

寒さを感じるはずですね。


皆さまの体調は、いかがでしょうか?

 

 

これからの冬の時期は、空気の乾燥がひどくなる季節ですね。

 

眼(め)の乾燥の悪化を訴える方が多くなる・・・と眼科医の先生から、お話を聞く機会がありまして・・・その時にある疾患が話題になりました。

 

今回は、眼科医の先生との話の中で話題となった「シェーグレン症候群」についての話題にしてみたいと思います。

 

「シェーグレン症候群」という名前を初めてお聞きになった方も多いかもしれませんね。

 

「シェーグレン症候群」とは、「眼の乾燥」と「口腔内乾燥」があり、さらに「関節痛」などを生じる「自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)」ということになります。

 

1933年にスウェーデンの眼科医である「 ヘンリック・シェーグレン博士」が論文を報告したことにちなみ、「シェーグレン症候群」と呼ばれるようになった疾患です。 

 

「シェーグレン症候群」は、他の自己免疫疾患と合併することも多いです。そうした病態を「二次性シェーグレン症候群」と呼び、

そうでないものを「原発性(げんぱつせい)シェーグレン症候群」と呼びます。

 

話を少し戻しますと・・・「シェーグレン症候群」の主な症状は「眼の乾燥」と「口腔内乾燥」ですので、眼科的な診療では「ドライアイ」と診断されることが多くなるのですね。

 

「口腔内乾燥」は「ドライマウス」とも呼ばれます。

 

 

「口腔内乾燥(ドライマウス)」は・・・と言いますと、今の日常生活や社会では、皆が「ペットボトル」を手元に置いて水分補給ができる環境なので、「口腔内乾燥」を自覚できる方は少なくなっているかもしれませんね。

 

しかしながら、もう少し詳細に聞いていきますと「口腔内乾燥(ドライマウス)」がありそうだな・・・ということが分かってきます。

 

「口腔内乾燥(ドライマウス)」は、 口が渇く・唾液が出ないなどという症状がメインなのですが・・・さらには、味がわからない・などの症状や鼻腔内の乾燥症状が認められることも多くあります。

 

その他の症状としては・・・全身症状として 発熱・頭痛・疲労感・関節の痛み・記憶力低下が特に多く、 集中力の低下・めまい・気分の変調・うつ傾向などの症状が現れる方もいます。

 

「シェーグレン症候群」の原因は不明とされているのですが・・・

 

 遺伝子的要因・免疫学的異常・ウイルスなどの環境要因・女性ホルモンなどの4つの要因が複雑に関係しあって、「シェーグレン症候群」が発症するのではないか・・・と考えられています。

 

また、「シェーグレン症候群」を発症しやすい年齢と言いますと・・・40歳から60歳までが多いとされており、男女別では、

女性の方が多いとされています。

 

また、採血データでも特徴があり、「白血球(WBC)」の数が減少傾向にあったり、「血小板(Plt)の数が少ない傾向」にあったり、IgGなどの「ガンマ・グロブリン」が増加するなどのデータが認められたりします。

 

また、「シェーグレン症候群」に認められる特徴的な自己抗体としては「抗SS-A抗体」や「抗SS-B抗体」などがありますね。

 

ただし、「抗SS-A抗体」陰性の「シェーグレン症候群」なんてこともあるので、注意が必要です。

 

さて、このような特徴を持つ「シェーグレン症候群」を持つ方が、最近、増加しているのではないか?・・・という指摘もあります。

 

この理由は、どのようなところにあるのでしょうか?

 

続きは、後日の話題にしたいと思います。

 

素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ

 

それでは、またバイバイ

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< ブログ後記 >11月14日

 

今回は、自己免疫疾患、いわゆる膠原病(こうげんびょう)の疾患のひとつである「シェーグレン症候群」のお話をさせていただきました。

 

自己免疫疾患とは・・・本来ならウイルスや細菌など外敵を攻撃するために働くはずの免疫細胞が、自分自身の臓器を攻撃してしまうことにより発症してしまう疾患の総称です。

 

「シェーグレン症候群(Sjögren's syndrome)」は、主に唾液腺や涙腺などの「外分泌腺」という部分が自己免疫の機序により障害
されてしまう疾患です。

 

このような「外分泌腺」の障害により、唾液や涙の分泌が減少し、口の乾燥(口腔乾燥症)や目の乾燥(乾性角結膜炎)などの症状が起こります。
「シェーグレン症候群」の患者数の推移を見てみますと・・・

 

1993年に行われた特定疾患自己免疫疾患調査研究班の結果では、年間の患者数17,000人でした。
2002年では年間78,000人となっています。しかし、この数字でも諸外国より明らかに低いそうで、診断がされていない潜在的な患者さんが相当いるのではないかというのが一般的な見方となっています。

「シェーグレン症候群」の症状は、口の乾燥(口腔乾燥症:ドライマウス)や目の乾燥(乾性角結膜炎:ドライアイ)ばかりでなく、「関節痛」,「皮膚の乾燥」,「慢性的な疲労」などの自覚症状を認めることがあります。
 

このなかでも「関節痛」が出現する場合には、かなり痛みが強いのが特徴ですが、「関節リウマチ」のように関節の変形が生じることはありません。しかしながら、「シェーグレン症候群」の関節痛は、ときに「関節リウマチ」の関節痛よりも痛いこともありますので、どのようにこの「関節痛」を改善させていくかは、リウマチ膠原病医の腕の見せどころになるかもしれませんね。


次に「シェーグレン症候群」に多く認められる「抗SS-A(/Ro)抗体」や「抗SS-B(/La)抗体」は、どのようなものかを少しだけ、お話をしてみたいと思います。

「抗SS-A(/Ro)抗体」と「抗SS-B(/La)抗体」は、ともにシェーグレン症候群の診断に有用な検査となっています。
 
「抗SS-A抗体」は、「シェーグレン症候群」の70~90%と最も高頻度に検出されますが、疾患特異性は高くありません。なぜなら、他の自己免疫疾患、例えば、「全身性エリテマトーデス(SLE)」や「強皮症(SSc)」,「混合性結合組織病(MCTD)」,「関節リウマチ(RA)」などでも広く陽性となります。


「抗SS-A抗体」は、RNAと蛋白の複合体に対する自己抗体で、対応抗原は細胞質に多く存在するため「抗核抗体(ANA) 」が陰性であっても、「抗SS-A抗体」が陽性になることがあります。
 
 一方、「抗SS-B抗体」は、「シェーグレン症候群」の30~40%に検出され、特異性が高く、「抗SS-B抗体」陽性の場合は、必ず「抗SS-A抗体」も同時に陽性となります。「抗SS-B抗体」だけが陽性になることはない・・・ということになりますね。かつ、「抗SS-B抗体」が陽性であれば、「シェーグレン症候群」であると診断できる可能性が大きいと言えます。

 

診断基準の詳細は、またの機会にさせていただきますが・・・「抗SS-A抗体」が陰性であっても、「シェーグレン症候群」と診断されるケースも多くあるということになります。

ところで、「シェーグレン症候群」に合併する疾患には、どのようなものがあるのでしょうか?

最も注意しなければいけないのは、「間質性肺炎」でしょうか。

いわゆる「肺線維症」で、空咳や息切れ、呼吸困難の症状などで発症します。

放置しておくと肺が線維化が増悪して、低酸素血症をきたすことがあり、こうした場合は、ステロイド・免疫抑制剤の全身投与により、治療を行う必要があります。

 

「特発性間質性肺炎」という難病と違って、早期であれば「シェーグレン症候群」に伴う間質性肺炎は、ステロイド剤や免疫抑制剤の投与により、改善することが期待できると考えられています。


「シェーグレン症候群」は、数多くある「自己免疫疾患」の中で、最も「たちが良い(?)」とされるのですが、上に示したようなことが起きてくることもあるので、注意が必要です。

さらに加えますと・・・「シェーグレン症候群」に合併しやすい疾患に「原発性胆汁性胆管炎(PBC)」というものがあります。

PBC は、肝内胆管の進行性の破壊を特徴とする疾患で。胆汁うっ滞や肝硬変を起こす疾患です。
以前は、「原発性胆汁性肝硬変(PBC)」と呼ばれていました。

 

日本においては、「原発性胆汁性胆管炎(PBC)」の約20%に「シェーグレン症候群」を合併すると考えられています。


同疾患に特異的な自己抗体「抗ミトコンドリアM2抗体」を高率に認め、その場合は、血清胆道系酵素(ALP、r-GTP)の上昇を認める場合が多いと言われています。

「シェーグレン症候群」と診断されている方で、お酒を飲む習慣がないのに、検査データで、血清胆道系酵素(ALP、r-GTP)のデータ高値になっている方がいらっしゃるとすれば・・・


「原発性胆汁性胆管炎(PBC)」の合併がないことをチェックするために「抗ミトコンドリアM2抗体」を調べてみることも必要かもしれませんね(もちろん、腹部エコー検査なども必要ですね。

 

まだまだ、お話を続けたいところですが・・・続きは、またの機会にしたいと思います。

 

これからのブログでは「自己免疫疾患」についての話題にも、ときどき、触れていきたいと思います。

 

 

今回も最後までお読みいただきまして

誠にありがとうございましたお願い

 

 

    (日本海側の山地の紅葉:クリニックスタッフ撮影)

 

 

 

    (バカラのシャンデリア:恵比寿ガーデンプレイス)

                 筆者撮影)

 
 

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小笠原  均  (Hitoshi Ogasawara)   

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こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ

 

曇り空となっているわけですが、11 月にしては気温が高めになっていますね。

 

暦の七十二候では、「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」となっています。もみじや蔦(かえで)が色づいてくる頃だとか。

皆さまの体調は、いかがでしょうか?

 
 

 

さて、今回は話題となっている「エクソソーム」を話題にしてみたいと思います。

 

私も詳細は分からないのですが・・・何かしらの事故があったようで、先週は、「エクソソーム」による治療はリスクが高いのでは・・・という質問を多く受けた1週間となりました。

 

結論から申し上げますと、JTKクリニックで使用している「エクソソーム」は、米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)の認証を受けているものですので、まったく問題はありませんし、また。科学的に決められた最適な方法で投与を行なっていますので、問題はないと言えます。

 

FDAは、アメリカ合衆国保健福祉省(DHHS)の下にある政府機関となります。

 

今回は「エクソソーム」とは、どのようなものなのか?・・・というお話をしてみたいと思います。

 

「エクソソーム」の歴史を振りかえってみますと、次のようになります。

 

「細胞外小胞(EV)」とも呼ばれる「エクソソーム」が発見されたのは、1940年代にさかのぼります。

 

この小さな小胞「エクソソーム」は長い間、細胞の「ゴミ箱」であると考えられ、無視され続けていました。

 

そして・・・ 「エクソソーム」が、細胞間の情報伝達を可能にする「メッセンジャー」であることが再発見され、2000年代半ばになってようやく大きな注目を集めるようになったのですね。

 

2000年代半ば(なかば)は、「エクソソーム時代の幕開け」といっても過言ではないと言われています。

 

この表現は、決して大袈裟(おおげさ)なものではありません。その証拠に過去から現在までの海外の論文が全て掲載されている「PubMed(パブメド)」のサイトでは、2018年と2019年に、「エクソソーム」と関連するテーマに関する論文が毎年3,000件以上発表されているのですね。

 

ですから・・・今の時代になって「エクソソーム」などというものはマヤカシだと主張する輩(やから)がいるとすれば・・・ちょっと、勉強不足なんじゃないの・・・と思ってしまいますね。

 

さて、本題に入りますと・・・

 

「エクソソーム」は、ほとんどすべての「真核細胞」から放出されているのですが・・・その大きさは30 nM(ナノメートル)から150 nMの範囲であるとされています。

 

通常の細胞からも「エクソソーム」は放出されていることは分かっているのですが・・・さまざまな疾患の治療に有効であると考えられているのが・・・幹細胞由来の「エクソソーム」ということになります。

 

現時点においても、幹細胞由来の「エクソソーム」、いくつかの側面で魅力的な治療の可能性を秘めていると考えられているのですが、

その中でも期待されているのが、「間葉系幹細胞(MSC)」という種類の「幹細胞」ということになります。

 

 

現在、米国では「間葉系幹細胞(MSC)は、治療用の「エクソソーム」の最も望ましい供給源である・・・と考えられているのですね。

 

 

というのも・・・「間葉系幹細胞(MSC)」自体が、過去10年間の膨大な臨床データに基づいて安全であると考えられているからだそうで、その安全な「間葉系幹細胞(MSC)」から放出される「エクソソーム(MSC-エクソソーム)」は、ろ過をするjことによって滅菌することができ、既製品として製造することが可能というのが・・・

 

「間葉系幹細胞(MSC)からの「エクソソーム」が治療に用いるものとして最も望ましいとされている理由なのですね。

 

では、「間葉系幹細胞(MSC)から放出された「エクソソーム(MSC-Exos)」には、どのような物質が含まれているのでしょうか?

 

「エクソソーム(MSC-Exos)」には、生理活性分子に加え、304種類以上のタンパク質と150種類以上のマイクロRNAが見つかっていることが報告されています。

 

これらの生理活性分子はすべて、幹細胞の維持と動員、アポトーシスの抑制、免疫調節、血管新生の刺激などによって、傷害された組織を回復する有望な治療効果を示していると報告されています。

 

       「エクソソーム(MSC-Exos)」の構造

            図はお借りしました)

 
では、このような「間葉系幹細胞(MSC)から放出された「エクソソーム(MSC-Exos)」は、どのような疾患に有効性を示す可能性があると考えられているのでしょうか?
 
動物モデルにおいては、てんかん 、パーキンソン病 、脳梗塞後の後遺症などの神経関連疾患でその有効性が実証されているようです。
 
さらに多発性硬化症、関節リウマチ、1型糖尿病な どの自己免疫疾患の動物モデルにおいて、免疫調節効果を発揮することが確認できているそうです。
 
さらに、「エクソソーム(MSC-Exos)」は、心臓、肝臓、腎臓の再生にも有効であることも報告されているようです。
 
 もちろん、動物疾患モデルにおいて「エクソソーム(MSC-Exos)」の有効性が実証されたとしても、すべてがヒトにも有効と言えない可能性もあるわけですが・・・「間葉系幹細胞(MSC)から放出された「エクソソーム(MSC-Exos)」ヒトの様々な疾患に対する有望な治療アプローチとなる可能性があると考えられているのですね。
 
そして、実際にヒトにおいても、「間葉系幹細胞(MSC)から放出された「エクソソーム(MSC-Exos)」を投与により、疾患の病勢をコントロールしようという試みがされているようです。
 
 
その疾患は、2022年9月までの症例で、性呼吸窮迫症候群(ARDS)、腎臓病、移植片対宿主病(GvHD)、変形性関節症、脳卒中、アルツハイ マー病、1 型糖尿病などとなっているようです。
 
 
もちろん、「間葉系幹細胞(MSC)から放出された「エクソソーム(MSC-Exos)」には、真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を産生する「線維芽細胞」の炎症を抑制したり、「線維芽細胞」の老化を遅らせる効果があることも報告されています。
 
「エクソソーム(MSC-Exos)」を用いた新しい再生医療が、今後はどのように進化していくのか?・・・とても楽しみですね。
 
 
素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ
 
それでは、またバイバイ
 
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<ブログ後記>11月7日

 

今回は、幹細胞から放出されるエクソソーム のお話をさせていただきました。


機能的・器質的に障害された臓器や組織の改善や修復を目指す医療を「再生医療」と言いますが、「エクソソーム 」投与による治療は、
そうした「再生医療」のひとつであると言えるかもしれません。

「幹細胞」には、いくつかの種類かありましたが、その中でも「間葉系幹細胞(MSCs)」は、強力な免疫調節作用と再生作用を持つとされています。
 

このためなのか、「エクソソーム」についても「間葉系幹細胞(MSCs)」から放出された「(MSC-)エクソソーム」に多くの効果は確認されるとされています。

「間葉系幹細胞(MSCs)」から放出された「エクソソーム」の効果をまとめますと、次のようになります。

1. 細胞の再生・修復促進作用


「エクソソーム」に含まれる成分は、細胞の増殖や分化を促進する働きがあります。これにより、損傷した組織や臓器の再生や修復が可能になるとされています。

2. 炎症の抑制作用
 

「エクソソーム」には、抗炎症性の成分が含まれており、炎症反応を抑制する効果があります。これにより、慢性炎症性疾患の治療や症状の軽減が期待されます。

3. 免疫調節作用
 

「エクソソーム」は、さまざま免疫応答にも関与しており、免疫細胞の活性化や抑制を調節することができます。
これにより、自己免疫疾患の治療や移植片拒絶反応の抑制が可能になるかもしれないと考えられています。

4. 細胞外シグナル伝達作用


「エクソソーム」は、細胞間の情報伝達に重要な役割を果たしています。これにより、細胞の機能調節や組織のホメオスタシスの維持が可能になります。

上記さまざまの効果を利用して、「間葉系幹細胞(MSCs)」から放出された「エクソソーム」は、近い将来、再生医療において
様々な疾患の治療や組織の再生・修復を促進することが期待されているのですね。


また、「間葉系幹細胞」から放出された「エクソソーム」は、そのユニークなmiRNA、lnRNA、および酵素の含有量を通じて、「抗老化効果」をもたらすとも考えられています。

 

この内容は驚くべきもので、「老化細胞」から発生する

細胞老化関連分泌形質(SASP)の産生を減少させることで、近傍にある正常な細胞が傷害されることを防ぐというのですね。
 

その結果として、各種の臓器が「老化」するのを防ぐのではないかと考えられているわけですね。

また、皮膚の局所においては、「間葉系幹細胞(MSCs)」から放出された「エクソソーム」は、多彩な機能を発揮しているのではないかと考えられています。

 

多彩な機能とは、以下のような機能になります。

 

炎症を調節し、免疫細胞、線維芽細胞、ケラチノサイトを含む様々な細胞の遊走や増殖を活性化し、さらには瘢痕形成を改善する能力を持つため、皮膚の創傷治癒の過程にその能力を発揮すると考えられているのですね。

また、「間葉系幹細胞」由来の「エクソソーム」には、線維芽細胞の増殖と分化を促進する因子が含まれます。

 

例えば、TGF-β1、PDGF、EGFなどの成長因子や、VEGFなどの血管新生因子です。これらの因子の作用により、線維芽細胞は増殖して数を増やし、コラーゲンやエラスチンなどの線維性タンパク質を産生して分化し、傷ついた皮膚を修復・再生すると考えられています。

そればかりでなく、この「エクソソーム」の優れたところは、「線維芽細胞」の老化を遅らせる因子も含まれるのではないか・・・

 

例えば、AMPK、SIRT1などのタンパク質です。これらの因子の作用により、線維芽細胞は老化による機能低下を抑制し、若々しさを保つことが可能になるのではないか・・・と考えられているそうです。

 

 

ある論文の中では、次のように記載されています。

 

皮膚の局所だけをみても・・・免疫抑制、DNA変異、活性酸素産生、炎症の引き金となるさまざまな皮膚障害があり、現在、これらの障害と闘い、その結果を回避できる代替療法として、

「エクソソーム療法」が挙げられる。

 

この治療は、細胞間の情報伝達を行い、組織修復などの生理的プロセスを制御する・・・と紹介されています。

 

もちろん・・・治療に用いる「エクソソーム」のクオリティーが高いことが条件なわけですが・・・ね。

 

 

今回も最後までお読みいただきまして

誠にありがとうございましたお願い

 
参考)
1.Cells.2020 May; 9(5): 1157.

Mesenchymal Stem/Stromal Cell-Derived Exosomes for Immunomodulatory Therapeutics and Skin Regeneration

Dae Hyun Haら

 

2.Front Cell Dev Biol. 2023; 11;1029671.

Bioengineered MSC-derived exosomes in skin wound repair and regeneration

Hangxing Zhaoら

 

3. Cells.2023 Apr; 12(7): 1018

Frontier Review of the Molecular Mechanisms and Current Approaches of Stem Cell-Derived Exosomes

Liang-Yun Chenら

 

 

(以前のphoto:筆者撮影)

 

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こんにちは、内科医 ひとちゃんですニコニコ

 

10月最後の休日となりました。

朝には、雨が降っていたのですが、午後からは青空が広がりました。

 

暦の七十二候に目をやりますと、「霎時施(こさめときどきふる)」となっていることに気がつきました。

 

さあっと雨が降ったかと思えば、すぐにやみ、青空が顔をのぞかせる。そんな様子を「霎時施(こさめときどきふる)」というようです。

 

秋から冬にかけて降るこのような雨を「時雨(しぐれ)」といい、この時期の空模様のひとつなのだそうです。

 

皆さまの体調は、いかがでしょうか?

 

 

最近は、インフルエンザウイルスの感染が拡大しているようですね。
 
今月22日までのインフルエンザの患者数は8万1160人でした。
今週は、前の週からさらに2万6000人あまり増え、9週連続で増加しているようです。今年は、早めのワクチン接種が望ましいのだと思いますね。
 
ということで、今回は「インフルエンザウイルス」についてのお話をしてみたいと思います。
 

「インフルエンザウイルス」は、「オルソミクソウイルス」というグループの、大きさが100nm(1mmの1/10000)の中型ウィルスです。中心にRNA(リボ核酸)という遺伝子を持ち(右図の真中の8本のまだら紐のようなもの)、外側には、NA(ノイラミニダーゼ)HA(ヘマグルチニン)という2種類のとげ(スパイク蛋白))と呼ばれます)が林立しています。その他に、M2という蛋白質(も存在します。

インフルエンザウイルスは、RNAウイルスで、A型、B型、C型の3つの主要なタイプがあります。このウイルスは、人間だけでなく、鳥や豚などの動物にも感染します。

 

特にA型インフルエンザウイルスは、その表面のタンパク質である

「ヘマグルチニン(H)」「ノイラミニダーゼ(N)」の組み合わせにより、さまざまな亜型が存在します。

 

これらのタンパク質はウイルスが宿主細胞に侵入する際に重要な役割を果たします。

 

同一の亜型内でも、ウイルス遺伝子に起こる突然変異の蓄積によって、HAとNAの抗原性は少しずつ変化するのですね。

 

現在、流行しているインフルエンザA型は2種類あるようです。

それは、「A型H1」と「A型H3」です。

 

「H3が流行して途切れることなくH1が増えてきた」と言われています。

国内の今回のワクチンが、どのようなものであったのか?・・・と言いますと・・・次のようなものでした。

 

 2023~2024年シーズンは以下の4株がワクチン製造株として選定されました。

 

A型株

  • A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)

  • A/ダーウィン/9/2021(SAN-010)(H3N2)

B型株

  • B/プーケット/3073/2013(山形系統)

  • B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)

 

なので、「A型H1」と「A型H3」のインフルエンザの重症化は、避けられそうですね。

 

 

では、ワクチンを打っている場合と打っていない場合では、免疫の応答にどのような違いがあると考えられるのでしょうか?

 

 

A.インフルエンザウイルス感染した場合にを接種していないとどのような免疫応答が起こるのか?

 

1)初期の非特異的応答  

      

 インフルエンザウイルスが体内に侵入すると、最初に非特異的な免疫応答が活性化されます。これには、自然免疫細胞(例:マクロファージ、樹状細胞、NK細胞)が関与し、ウイルスの増殖を抑えるために活動します。

 

2)炎症反応

 

ウイルスの侵入を検知すると、免疫細胞は炎症を引き起こすサイトカインケモカインを放出します。これにより、感染部位に更なる免疫細胞が集まり、ウイルスと戦うことができます。

 

3)特異的な免疫応答

 

インフルエンザウイルスの特定の部分(抗原)を認識するT細胞B細胞が活性化されます。活性化されたT細胞は、ウイルスに感染した細胞を攻撃し、B細胞はウイルスに特異的な抗体を産生します。

 

4)抗体の産生

 

B細胞が産生する抗体は、ウイルスの増殖を阻害し、感染を制御する役割を果たします。特に、ヘマグルチニンやノイラミニダーゼといったウイルスの表面タンパク質に対する抗体が重要です。

 

 

ワクチンを接種していない場合、初回の感染時にはこれらの免疫応答が時間をかけて進行します。つまり、回復に時間がかかり、重症化するリスクもあるかもしれませんね。

 

 

しかし、ワクチンを接種することで、ウイルスに対する免疫応答が予め準備され、感染時に迅速な反応が期待できるわけです。

 

B.インフルエンザウイルス感染した場合にを接種していると、どのような免疫応答が起こるのか?

 

1)迅速な抗体応答

 

ワクチン接種により、ウイルスの特定の部分(抗原)に対する抗体が既に体内に存在します。これにより、感染直後からウイルスの増殖を阻害する抗体が迅速に作用します。

 

2)免疫記憶の活性化

 

ワクチン接種により、ウイルスに対する免疫記憶が形成されています。感染が発生すると、これらの記憶細胞(特に記憶T細胞や記憶B細胞)が迅速に活性化され、ウイルスに対する効果的な応答を開始します。

 

3)強化されたT細胞応答

 

ワクチン接種者のT細胞は、ウイルスに感染した細胞を効果的に攻撃し、感染の拡大を防ぐ役割を果たします。

 

4)効果的なB細胞応答

 

記憶B細胞が迅速に活性化され、大量のウイルス特異的抗体を産生します。これにより、ウイルスの増殖と拡散が迅速に抑制されます。

 

 

ワクチンを接種している場合、上記のような迅速かつ効果的な免疫応答の結果、感染しても症状が軽くなるか、無症状であることが多いのですね。

 

さて、あなたは、どちらを選択しますか?

 

 

素敵な1週間をお過ごしくださいキラキラ

 

それでは、またバイバイ

 

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<ブログ後記>10月31日

 

今回は「インフルエンザウイルス」を話題にさせていただきました。

 

報道も多くされているように、今年は「インフルエンザウイルス」が早い時期から流行しています・
現在の流行しているインフルエンザウイルスは、主に「A型 H1」と「A型 H3」の2種類があります。

同じA型でも2種類が混在していることから、同じA型のインフルエンザウイルスでも2回感染する可能性があると言われているわけですね。

もちろん、「インフルエンザウイルス」に対するワクチンを接種していないとしても・・・

 

「インフルエンザウイルス」の感染が判明した時に「タミフル」などの抗インフルエンザ薬などの投与や吸入薬などを用いれば、問題はないだろう・・・と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

ワクチンを接種すると「インフルエンザウイルス」に感染しないということではなく、迅速に( じんそくに)免疫細胞が働くことにより重症化のリスクが低下する・・・というのが、正確な表現ということになりますね。

 

「インフルエンザウイルス」の感染様式は「飛沫(ひまつ)感染」

や「エアロゾル感染」ですので、感染予防のためには「手洗い」,「うがい」,「換気」をこまめに行うことが重要になりますよね。

 

ひとつ、私が気になった論文の内容について、お話をしたいと思います。2022年の論文で、次のような内容が書かれています。

 

 

「A型インフルエンザウイルス」の感染による急性呼吸器疾患の重篤(じゅうとく)な経過は、しばしばその後の「細菌重感染」と関連しており、治癒は困難である・・・と説明されています。

 

ちょっとだけ複雑なメカニズムなのですが、次のようになります。

 

「A型インフルエンザウイルス」感染は、肺組織を損傷し、サイトカイン応答の変化を通じて「細菌」のコロニー形成を促進し、さらに細菌の過剰感染の発症につながる・・・可能性が高くなるというのですね。

 

この原因は、「A型インフルエンザウイルス」を構成するNA、PB1-F2、NS1などのウイルスタンパク質の影響によるもので、こうしたタンパク質が多く産生されてくると・・・「自然免疫」をはじめとする免疫応答がうまく機能しない可能性がある・・・というのですね。

 

こうした現象は、「A型インフルエンザウイルス」感染と同時に細菌感染も増悪させる。

 

こうした状況では、「免疫反応」と「炎症反応」の混乱をきたし、感染宿主(者)の抗ウイルス反応を引き起こすことができない原因となっている・・・というのですね。

 

このような理由から「A型インフルエンザウイルス」の感染に「細菌感染」を合併してくる可能性が大きく、そうした場合には治療が困難になるケースが多い・・・ということを論文は述べているのですね。

 

ウイルス関連の学術誌の中では、トップクラスの学術誌の中にありました論文ですので、少し大袈裟(おおげさ)であると思いながらも

頭のスミには、その内容を置いておく必要があるかなあ〜なんて、思っています。

 

そのように考えますと・・・少なくとも、高齢者、小児、基礎疾患の持つ方は、インフルエンザに対するワクチンを早めに接種しておいた方がよいのだと思いますね。

 

 

今回も最後までお読みいただきまして

誠にありがとうございましたお願い

 

参考)

1.Viruses.2022 May; 14(5): 1064.

The Contribution of Viral Proteins to the Synergy of Influenza and Bacterial Co-Infection

Miriam Mikušová

 

     (レインボーブリッジと東京タワー:筆者撮影)

 

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