本日から、ユトリロさんにお借りしたLPレコードのMacへの取り込み作業に取り掛かりました。
数枚を終え、カラヴェリの1976年日本公演のレコードの取り込みを始めたところ、「ん? 何か変だぞ」と違和感を覚えました。
弦楽器が右から、管楽器が左から聞こえてきたのです。さらにもう少し進むと、ピアノが右から...
カラヴェリの公演には何回か行っていますが、弦とピアノは左で管は右。ポール・モーリアもルフェーヴルもみんな同じです。
「まさか76年のカラヴェリは逆だったのか?」と思って、ジャケットの写真を見ると、やはりそんなことはありません。
「もしや」と思い、【プレーヤー→フォノイコライザー→デジタルオーディオプロセッサー】の接続をチェックしたところ、案の定、オーディオケーブルを挿し間違えていました。フォノイコライザーからの出力のLとRが逆という、単純かつ初歩的なミスを犯していたのです。
このことは、3月のフォノイコライザー更新後に取り込んだ約30組のレコード全部が、左右反対に取り込まれてしまったという意味でもあります。
ソフトで修復できないかとネットで調べましたが、Garageband(Mac標準の音楽編集ソフト)には左右の音を入れ替える機能はないようで、30組の再取り込みを覚悟しかけました。
最後の望みで、取り込みに使っているAudacity(フリーの音楽編集ソフト)の機能を調べたところ、「ステレオチャンネルの左右をスワップ」というコマンドで左右の入れ替えができることが判明。早速やってみました。
できました(喜!)
念のため数枚の音を確認してみますが、30組の再取り込みを回避することができそうです。
正にAudacity様様といったところでした。
このソフト、フリーなのにとんでもない多機能のようです。Mac版だけでなくWin版もあります。