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廃バス美貌録

廃バスたちの勇姿

トヨタ・ハイエース

 

愛知県にて。

 

サビサビのトタン住宅の前に置かれていた初代ハイエース。

 

物置として利用されていました。

スライドドアになっているので、後期型のようです。

 

住宅の解体に伴い、ハイエースも姿を消しました。

 

ダイハツ・ハイゼットアトレー

 

滋賀県にて。

 

滋賀県内を移動中、偶然見つけた草ヒロです。

 

通称「マユゲ」のアトレー4WDでターボ車という豪華仕様でした。

 

ボディは錆コーティングもバッチリですが、タイヤは失われ、グリルもなくのっぺらぼう状態になっていました。

 

去り際に滋賀県らしい山々とのどかな耕作地帯を背景に1枚。

 

先日ストリートビューを確認してみたら、撤去を確認しました。。

 

なまず号

 

鳥屋野交通公園にて。

 

新潟交通のいすゞ・LV314Qの静態保存車です。

 

フロントマスクの特徴から「なまず号」と呼ばれていました。

 

年式は1988年式で、ボディ架装は北村製作所製でした。

屋根下に保存されており、状態はおおむね良好に見えます。

 

車内も入ることができます。

車内。

 

銘板。

 

車号は904でした。

 

当時物の運賃表。

 

バスの隣には消防車も静態保存されていました。

 

日産ディーゼル製で、救助工作車と呼ばれていました。

こちらも車内が見られるようになっています。

 

平成8年式でした。

 

「鳥屋野交通公園」

 

住所:新潟市中央区女池南3丁目6番3号

 

駐車場:隣接する鳥屋野運動公園の駐車場を利用のこと

 

備考:2024年1月1日の能登半島地震により現在公園は閉鎖中。2025年中までに復旧予定だそうです。

 

三菱ふそう・B623

 

岐阜県にて。

 

とある民家の裏庭に置かれていた廃バスです。

 

岐阜バスのB623でした。

豚の鼻を思わせる全面方向幕の窓が印象的。

 

バンパーはなぜか破損していました。

屋根上の「ハチマキ」状の広告取付ステーも残っていました。

 

うしろ。

 

後ろドアにも方向幕窓が付いています。

車内。

 

座席はごくわずかですが残されていました。

当時のナンバープレート番号もわかる状態でした。

 

ちなみに年式は昭和50年式で、ボディ架装は呉羽車体製でした。

 

廃車されたのは車検ステッカーからの推定ですが昭和59年頃と思われます

当時物の広告。

 

観光バスの車種が時代を忍ばせます。

系統案内図も残っていました。

 

岐阜市内の路線で活躍していたということでしょう。

素晴らしい廃バスでしたが2021年には姿を消しました。

 

スズキ・キャリイ

 

愛知県にて。

 

とある民家の敷地にあった草ヒロです。

 

塀の切れ目から丸見えの状態で、それなりに有名な草ヒロでした。

 

ジウジアーロキャリイとも呼ばれるこのモデルも、旧車イベントなどで見かけることすら稀になりました。

 

この草ヒロもいつの間にか姿を消してしまいました。

日産ディーゼル・U20

 

愛知県にて。

 

とある公園に置かれていた廃バスです。

 

かつては物置や休憩場所として使われていたものと思われます。

現役時代の局番が残っていました。

 

ワNR-116とあり、現役時のナンバープレート番号は「名古屋22か14-96」と推定されています。

 

このバスは桜の木の下にあって、見ごろの時期は花見にうってつけの場所でもありました。

 

2021年~22年には姿を消していたそうです。

 

合掌。

ダットサン・ブルーバード

 

岐阜県にて。

 

住宅街の一角に残されていたのは、510ブルーバードの草ヒロでした。

 

グリルには1600のエンブレムが付いているのでL16エンジンを搭載した、1600デラックスと思われます。

 

ブルーバードの歴史の中でも最も人気でバリエーションも豊富な510は草ヒロの世界でも見かける機会の多い存在です。

 

というのもすでに過去の話で、現在はこの草ヒロも撤去され510ブルの草ヒロは希少な存在になっています。

いすゞ・CLM470

 

長野県にて

 

かつて存在した伊那バスの廃車体です。

 

現在は撤去済みで、今回記載する画像は撤去直前に撮影したものとなります。

いすゞ+北村の車両で前中ドアでした。

 

撮影の少し前まで方向幕も残っていたようですが、なくなっていました。

車番は56641。

 

撤去前のためガラスはすべて外されています。

 

紅葉の里山とともに。

 

いすゞ・リフト付きバス

 

東京都町田市にて。

 

町田市といすゞが共同開発した日本初の車いすリフト付き福祉バス。

 

「やまゆり1号」の名前で呼ばれていました。

 

ベース車両はいすゞエルフハイルーフで、車両後部ドアに車いす用リフトが付いています。

横から。

 

一見すると、ウォークスルーバンのような見た目ですが、れっきとしたバスの保存車です。

 

左ドアも独特の形をしています。

サイドマーカーと「HI-ROOF」のエンブレム。

 

実用一辺倒な商用車のはずですが、細かい部分も造りこまれている印象です。

説明看板もあり、大まかな来歴も知ることができます。

 

やまゆり1号の隣には、D51の静態保存車も置かれていました。

 

「すみれ会館」

住所:東京都町田市中町2丁目13番14号

 

駐車場:なし

マツダ・ポーター

 

愛知県にて

 

ポリバケツの色のポーターバンが草ヒロになっていました。

 

道路からは一段低い場所で、意外と見つかりにくい存在でした。

 

雪の日に再訪したときの写真。

 

これが最後の訪問となって、翌年には撤去されました。