久々にミチオ・カクさんの本を読んだ。
日本語訳版は、「人類、宇宙に住む」というタイトルで、韓国語訳版は、「人類の未来」というタイトルだ。
韓国語版は、原作のタイトルを直訳したと思い、日本語版は、意訳が入っていると思うが、内容的にはどちらのタイトルでも問題ないと思う。
今回私は、ミチオ・カクさんの過去の作品と同様に韓国語版で読んだが、スケールも大きく非常に読みやすいし内容だった。宇宙の本らしく、たまに理解が難しい理論の話も出てくるが、一般の読者にも理解しやすくするために、その目線に合わせて説明をしてくれたと思う。
内容は、タイトルの通り、我々の人類の未来について述べていて、いつか来る地球の滅亡に向けて、人類がどのように地球から宇宙に進出し、その宇宙でどう生きていくか等の内容が書かれている。
本の前半には、イーロン・マスクやジェフ・べゾス等の最近の巨富たちの宇宙進出事業に関する内容も書かれていて、今の時代を生きている人としての実感できる内容であって、中盤から後半までは、SF映画の話から始まるが、その内容は、まるでSF小説を読むような内容で飽きることなく、読むことができたと思う。その内容は作者の想像だけではなく、実際の理論に基づく内容で、いつかは実現できそうな内容で、自分の目でそれが実現できる時代に生きていたいと思うくらいだ。恐らく自分は永生を獲得することができないので、その未来を自分の目で見ることはできないのが虚しく感じる。
このようなスケールの大きな内容の本を読むと、今悩んでいることや苦しいと思うことが、どれだけ小さいことで、悩んで苦しむ価値もないことであると感じる。また、人間の人生は宇宙的なスケールでは、本当に一瞬であり、自分自身の小ささが分かる。このような本を読むと自分の日常を忘れるくらいで、ストレスや悩み等も忘れることもできる。自分を振り返ってみることもできるし、謙虚になり、いろんなことを考えさせてくれる。
改めて思うが、ミチオ・カクさんは、すごい人で既に70歳を超えているが、いろんなことを教えてくれて、本当に感謝したい。彼自身が予測した未来を少しでもたくさん見れるように、長く生きていてほしいし、また新しい本が出ることも期待したい。
以下は、メモ!
テラフォーミング 惑星を改造し、人間が生存できるようにする作業
コンスタンチン・ツィオルコフスキー
「地球は人類のゆりかごである。しかし人類はゆりかごにいつまでも留まっていないだろう(Планета есть колыбель разума, но нельзя вечно жить в колыбели)」





