大きな嘘の木の下で | 大阪在住の韓国人男性の日常

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いつまで続くか分からへんけど、
自分の人生の痕跡を残すところにしていく

もう9月の中旬、日曜日の余裕のある昼に。

引っ越してきて、もう2週間経つし、転職してからの3ヶ月までも、後2週間。
時間って本当に早いと感じる。何より時間が価値があるというふうに意識するようになってから、ずっと時間が経つのって早いと感じるようになった気がする。その時間を少しでも楽しく送るために、土曜日始まりの一週間を自分の中で実施しているが、さらに一週間が早いと感じてくるようになったが、以前よりかなり余裕を感じるようになったし、これからも自分のカレンダーは土曜日始まりにしたい。

というところで、今回読んだ本は、OWNDAYS社長の田中修治さんの本。破天荒フェニックス以降の新作で、2作目とのこと。どちらもNewsPicksBookで、破天荒フェニックスは、結構なボリュームのある本だったが、結構面白かったし、この本もそれに負けないくらい結構面白く読んだ。

仕事をする中で、よく上司や先輩などから聞く話で、ちょっと違うなと自分なりに違和感を感じたことが、この本にも書いてあって、それは嘘ってはっきり言ってくれて、内容にすごく共感を感じた。例えば、失敗してもいいよという言葉。失敗から学ぶとかをよく言うが、失敗で学ぶこともきっとあると思うし、それはそれで正しいかもしれないが、成功して学ぶことも多いはずだ。失敗するか成功するかは、結果であり、個人的には失敗していいことはないと思う。何かをやり始めたら、成功したい。結果的に失敗したとしたら、そこから学べばいいが、悔しいやろうし、いいことはない。最初から失敗をしていいと思うのではなく、結果的に失敗したときに、失敗した人に対して、どう接するかが大事だと思う。失敗してもいいと言う人こそ、失敗したときに、待ってたように、厳しく叱責する人が多い。できるなら、成功したほうが良い。

それ以外にも、他の本の著者なども言ってたように、不安は、誰もが常に持っているようだ。未来は分からないので、不安に思うと思うが、その不安とどう付き合うのかが大事だろう。よく考えてみると、私も留学に来る前に不安しかなかったし、日本に来てからも、大学に入ってからも、就職活動をしてたときも、最近は転職活動をしていたときも不安しかなかったと思う。日本に留学に行けなかったらどうしよう、大学に入れなかったらどうしよう、就職できなかったらどうしよう、転職できなかったらどうしよう、転職ができた今も成果が出せずにクビになったらどうしようと、ついつい不安に思ってしまうのだ。そういった不安の中でも、自分は諦めずに何とか乗り越えて来ているし、今の自分がいると思うので、これからも何とかなると思ったら、少しは不安がなくなるが、完全に払拭することはできない。また、何かを決めたときには、周りでは意外と良いことは言ってくれないということも分かる。逃避留学ではないか、歳をとって大学に入っても意味がない、就活で歳の多い韓国人はほしがらない、外資系はすぐクビになる等々、心配をしてくれてそのようなことを言ってくれているかもしれないが、せっかく何かを決意したのに、そういうことを聞くと諦めたくなるし、自分にプラスになることはない。今の会社でもそれは一緒だ。周りの人に左右されずに、自分が正しいと決めたことは、後悔しないように、周りに左右されずにやっていこう。

本の話からは、少しずれてしまったが、こういうことを自分自身に改めて考えさせてくれたし、他の人にも読んでもらいたいと思うくらいこの本は良かったと思う。

今この投稿を見ている人は、ぜひこの本を少し読んでほしい。もし、未来の自分がこの投稿を今読んでいるなら、少し本を開いて改めて目を通してほしい。


以下は、メモ!

そもそも「幸せ」という言葉は「状態」を表すものではなく、瞬間、瞬間に感じる「感情」を表すものなのだ。

「幸せ」ではなく「豊かさ」を基準に考える

お金は「交換ツール」でしかない

世の中の全ては「交換」で成り立っている

お金は「手に入れて失い、失ってもまた手に入れられる」。しかし時間は「ただ失うこと」しかできないのだ。

あなたの貴重な時間を、お金とだけ交換するのなんて絶対にやめてほしい。人脈や経験、技術に知識など、お金以外の「何か」もプラスにして手に入れなければいけない。

表面的な「ものの価値」でしか判断できない人は、一生自分に有利な交換などできないのだ。

時代はモノ消費からコト消費へと移り変わり、今は「ヒト消費」の時代に突入したのだ。

大切なのは、勝ち方を考える前に、負けそうな要素を片っ端から潰していくようにすることだ。

みんな不安を抱えて生きている。

人が選択に意味があると思ってしまうのはなぜか。それは「自分は選択を間違えただけで、努力が足りなかったせいじゃない」と思いたいからだ。

そもそも、誰も何も不満がない状態なんてありえないのだ。

出世していくことを「上に立ちたい」ではなく「中心に近づきたい」

僕は絶対に「失敗してもいいからやってみろ」などと言わない。「失敗しない為にどうしたらいいか、徹底的に考えて万全の準備をするように」と言う。

自信は全部あとからついてくる。順番は逆なのだ。

要するに「まだ自信がない」というのは、問題を先送りする為の体のいい逃げ言葉なのだ。