叩き込み  千秋楽 ●朝青龍(13-2)-白鵬(13-2)○ (優勝決定戦)


実際に取り組みを見られた方は驚きというか、あまりのあっけなさに困惑したことと思います。白鵬は琴欧洲を難なく降しましたが、朝青龍は千代大海を相手に、何と立ち合いの変化で叩き込んだのです。そのあとに決定戦が控えているから、客もがっかりはしませんでしたが、その決定戦で事が起きました。


制限時間いっぱいで館内が盛り上がると、今度は何と白鵬が立ち合いの変化。朝青龍は前に出た勢いで左手がつき、勝負あり。本当に何と言って良いかわからない一番でした。この両者の対戦はどうしても期待が大きくなってしまうので、それだけに適当な言葉が見つかりません。朝青龍は相手に立ち合い変化されても、いつもなら冷静に対処するのに、やはり決定戦ともなると対応が間に合わなくなるのですね。


それにしても、今場所良い相撲を取り続けていただけに、決定戦の勝ち方が悔やまれるところです。白鵬はもったいないことをしたのではないでしょうか。これまで積み重ねたものが、全て流れたような感覚になります。せっかく実力もついてきているのに・・。朝青龍のいる場所で優勝できたとはいえ、非常に複雑な気持ちです。


合宿前最後の出勤、昼の混みようは尋常ではありませんでした。あまりの多忙さに、意識が遠のいたり、あと少しで倒れそうになったほどです。給料日後ということもありますが、店のすぐ隣でイベントが行われ、人だかりが絶えないものですから、これは本当に参りました。夜は客足が引いたので、夜からの相方に任せて早上がりできました。


明日から三泊四日で合気道の合宿。初めのうちはハードになりそうですが、何とか乗り切って、技術を磨いていきたいと思います。ということでしばらくブログはお休み。今度は合宿の報告から始めます。


引き落とし  14日目 ○朝青龍(12-2)-白鵬(12-2)●


今場所の大一番、横綱の落ち着きが一枚上手でした。白鵬は少し焦ってしまったかもしれません。立ち合いから若干白鵬のペースでしたが、相手をよく見ていた朝青龍がきれいに放り投げました。やはり終盤の朝青龍に敵はないようですね。ふがいない大関陣、琴欧洲に千代大海は琴欧洲が勝ってようやく勝ち越し。破れた千代大海は、五分の星で朝青龍戦を残すのみですから、今場所は自力で取りきって負け越しということになりそうです。


今日は、わが街が誇る音響の札幌コンサートホールで、札幌交響楽団の定期演奏会を聴きにいきました。ニールセンにグリーグ、全く知らないトゥビンという、北欧のプログラムです。指揮のクリスチャン・ヤルヴィも北欧のエストニア出身だそうで。狙いはグリーグのピアノ協奏曲です。グリーグ初期の作品ながら、寒々しく叙情的なメロディがあまりにも美しい名曲です。ピアノは小川典子で、多少ミスタッチがありながらも、それほど問題はない弾きぶりでした。ただ、ヤルヴィのテンポ取りがあっさりしているせいで、盛り上げられるフィナーレもするっと通過してしまいました。生を聴くのは初めてでしたが、これは失敗でしたね。


一曲目、ニールセンの「アラディン組曲」というのは知らないな、と思っていたのですが、第一曲だけは聞いたことがありました。最近ネットラジオででも流れていたのでしょう。インパクトのある激しい曲。後半、トゥビンの交響曲第4番「抒情的」。これはわかりませんでした。弦が美しく奏でていましたが、メロディの進み方が面白くなかったのです。これを聴いて思ったのは、グリーグは北欧の中でも際だっている作曲家だな、ということでした。演奏頻度の違いはこういうところに現れるようです。



押し出し  13日目 ○朝青龍(11-2)-琴欧洲(7-6)●


今場所の状況からの偏見かもしれませんが、今、大関の地位にふさわしいのは白鵬のみだと思います。魁皇は年齢的に引退しないのがおかしいし、千代大海は相撲がつまらないのは仕方ないとしても、序盤白星を重ねて終盤にばたばたと落とす。栃東は場所によって調子がまちまちで、安定した強さがない。琴欧洲にも似たようなことが言えますが、ほんの一時期の快進撃だけで、この地位まで上ってきてしまったわけです。当時は自分も「琴欧州は大関にふさわしい」と思っていましたが、まさかここまで存在感がなくなるとは、思いもよらなかったですね。


白鵬は「優勝したい」と意思をはっきりと表すところや、先場所あたりは「大関は10勝が勝ち越しだと思う」と発言するところもあり、それに準じる戦績に安定しているため、信頼できるのですね。今場所は横綱と比べてしまうほど無難な動きを見せています。なんだかこれだけ書くと、明日の朝青龍-白鵬戦がいっそう楽しみになってきました。がっぷり組むなりして、魅力ある相撲を見せて欲しいものです。


・・さて、合宿のしおりが完成しました。先輩方と協力して、難なく作り上げられました。この作業はきっと、楽しい思い出となって残るでしょう。その後の活動も、楽しみながら取り組むことができました。ただ、合気道の技術としてはまだまだ不足が多いです。これは合宿でしっかり磨いてくることにします。



寄り切り  12日目 ○朝青龍(10-2)-魁皇(5-7)●


退屈な大関戦ですね。朝青龍、ものすごい勢いのようですが、これで寄り切りなんですね。結び以外の取り組みの結果は全く知らないので、明日ビデオを見て確認してみます。しかし、魁皇は八百長なしで三連勝もできないでしょう。某報道以来、厳しい目で見られていますから、順当に負け越すのでしょうか。その点、今場所は面白みが増している気もします。横綱の八百長などはあり得ませんが、この報道は非常に大きな成果を出したといえるでしょう。


仕事の話。今日はご飯が足りなくなるというアクシデントがありました。仕方がないので、隣の飲食店より拝借してきたのですが、さんざんに怒られましたね。もう少し先を見据えて行動しなければ、ということを痛感しました。厳しい職場ゆえの、良い勉強となりました。


来週の月曜より、合気道の合宿が始まります。自分はしおり係に当てられているため、明日の練習前、係三人が集まって作業することになっています。12時からのアルバイトに出勤する日と同じ時間に家を出ることになりますが、行き先が違う分、ものすごく気が楽です。が、眠くなってきたので今日はこれにて。



上手投げ  11日目 ○朝青龍(9-2)-栃東(8-3)●


なかなか見応えはありましたが、さすがは横綱。先の先まで読んでいる。何もしていないかのように、相手の体勢が一瞬で崩れました。白鵬に豊真将の対戦は絶好調の白鵬が制しましたが、今日はそれほど下半身の安定が感じられなかったように思います。横綱の地位はまだまだ遠い気がしますね。時天空は体がついてくれば、千代大海は倒せるようになるでしょう。


一日休養日でしたので、特に書くことはありません。のんびり過ごしました。ためにためたネットラジオの音源整理、それでも半分と終わらなかった・・。明日の終日勤務を終えれば二連休、つらい一日になりそうですが、行くしかないので我慢します。