研究して良かった、引き出しも増えた | hkhk123のブログ

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知的の特別支援学校に勤めていました。高等部が長く、進路に関わってきました。お役に立てるような経験をお話していけたらなと思っています。

私は最近、ABA応用行動分析を研究しています。

本を読んだり、ビデオを見たり、会に入ったり

元教員だった自分にも、非常に参考になります。

※宣伝ではないですよ(笑)

 

学校でのABAは、問題行動(注目行動)に対する対処が主です。

学校での研修会もその内容が多かったのですが、

実際に手にとってみると、

・問題行動に対する対処法

・学習

・発声から受け答えのコニュニケーション

・遊びと社会性

・自立と運動

と多岐にわたって、指導していきます。

あいまいさがなく、明確で、発達に対する体系化した優れた指導法といえます。

現役時代に深く知っていれば、きっと役に立つ場面が多くあったなと思いました。

 

読むほどに感じるのは、ABAはどちらかというと、

学校より、家庭の方がより向いているなと思いました。

ごほうびをあたえることなど、学校では様々な制約があるからです。

 

そして、

誤解がないように申し上げますと、どんなに優れた方法にも、必ず短所もあります。

優れたABAにも、苦手な部分はあると思います。

 

実際に教員時代も、子供の様子をみながら

一つの方法を使う場合もありましたし、

短所を補強するために2つの方法を組み合わせたり、

時には3つの方法を使うこともありました。

 

引き出しは、多い方がよいというのは経験から言えます。

療育の考え方

ABA

スモールステップ

学校の考え方

シール法

自閉症に特化した指導法

などなど。

他にも、方法がありますし、

ブログでコメントしてくださるお母さんたちの経験談などは非常に参考になります。

それ自体が実践した指導法とも言えるのです。

                                          

 

より多く知っていると、次へのヒントが見えてきたり、

いきづまりを打開してくれますよ。

「お子さんのことで迷うなら、方法を調べたり、

 他の方からアドバイスをいただく時間につかいましょう」

 

                             

個人で取り組むには限界があります。私もよく壁にぶつかり、

その都度周りの人に聞いたり、新しい指導法を探しました。

 

例 特別支援学校の現役教員時代、かなり昔になりますが、

  他害のかなり多い強度行動障害のお子さんを指導した時、

  最初はまったくうまくゆかずに困っていました。

  それから、自閉症の指導法を知って取り入れ、半年試行錯誤して

  シール法やその他の方法を組み合わせて、他害がほぼなくなった経験があります。

  あの時は新しく知った指導法に助けられました。

     

方法や実践をより知れば、取り組みや対処の引き出しが増えいくのです。