高等部になる頃には落ち着いてきます リメイク版 | hkhk123のブログ

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知的の特別支援学校に勤めていました。高等部が長く、進路に関わってきました。お役に立てるような経験をお話していけたらなと思っています。

よく障害を持った小さいお子さんのお母さんは、将来どうなっていくか

不安があると耳にします。

高等部に上がる頃には、どうかわっているか紹介いたします。

 

前に知り合いの特別支援学校の

小学部のベテラン教員と高等部が長かった私で

授業や全校集会の様子を比較してみました

中学校特別支援学級の生徒さんは、特別支援学校高等部に進学してきます。

 

(授業)

小学部  授業時間45分

      基本的にクラス担任が授業を行う。

 

 

 

     ・チャイム 鳴ったと同時に待たせず授業スタート。待つことが難しいため。

      チャイムではじまりをわからせないと、他ではわからない。

     

     ・ウォーミングアップ 5~10分 

            ちょっとした学習に関する遊びで興味をひかせる

     

     ・課題は3つ 1つ10分 長い時間一つの課題ができないので、切り替えていくのが

                 集中させるコツ

     

     ・まとめ 5分

 

     隙間なく行っていくことで気を散らさず取り組める

    逆に言えば、こうしないと集中が続かない

     教室からでていかないように施錠することもあるとのこと。

 

 

高等部  授業時間50分

      教科担当制なため、授業ごとに教員が入れ替わる。

      休み時間が5分。教員も生徒を教室を移動させたりしてから

      次の授業に向かうため、チャイムが鳴っても教員が全員揃えないこともしばしば。

 

 

 

 

    ・チャイム  生徒は基本的にはじまりから、座って待っている

           

     教員が揃った時点で、授業スタート          

    

    ・本時の内容を確認 5分  静かに聞いている

    

    ・黒板で学習を説明 10分 静かに聞いている

    

    ・プリントなどで一人一人が学習する 20分  落ち着いて行う

 

    ・答え合わせ 10

    

    ・まとめ 3分 

 

          最初から最後まで座っていられる

   合間の待ち時間も多く、待っていられる

   高等部の場合はどんな学習グループでも標準スタイル

 

  

 

 

(全校集会)

小中高の全員で始業式、終業式などを行う

 

小学部 ・クラスごとに横1列でイスに座る座らないと児童が動いてしまう。

     ・できるだけ両端に教員が座わる

     ・逃げたり、走ったり、姿勢が崩れないように常に児童を見る

      ※教員は児童の様子を見ることに集中するため、

       お話の内容が入らないこともあるという。

     ・全体的にわさわさと体が動いている

 

※実際に小中高併設の特別支援学校で、全校集会の小学部の様子を見ていると、

 体がよく動いています。先生も落ち着かせるよう、指導します。

 

 

 

高等部 ・クラスごとに立って縦1列に整列

     ・教員は近くで見守り

     ・ほとんど体は動かない

     ・重度重複学級の生徒は、体が揺れたりするので、ベンチに座ることも。

 

 

 

 

いかがでしょうか。

高等部に来る頃には大部分の生徒さんが落ち着いているのです

今、幼稚園、保育園、小学生の癇癪や多動のあるお子さんも

大多数は年齢とともに落ち着いていきます。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。