言葉に傷ついてしまう自分を癒すには。 | ダブルケア・介護と子育てにがんばるあなたが気楽になれる場所

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15年の介護と子育てのダブルケアを経験した介護コンサルタント野嶋成美がダブルケアを楽にするヒント、孤独になりがちな毎日から解放されるヒントを、肩の力が抜ける遊び心を交え提案します。

 

こんにちは。

札幌のダブルケア介護コンサルタントの野嶋成美です。

 

 

 

 

「すごいね」と言われたらあなたはどう思いますか?

ふだん何気なく使っている人も多いと思います。

特に問題のない言葉だと思っていたのですが。

 

 

とある日友人から「すごいと言われると傷つく」と言われました。

訳を聞くとどうやら小さい頃のことが原因のようです。

二人姉妹の彼女、幼い頃よくお姉さんと比較されたそうです。

自分が「すごいね」とほめられるとお姉さんから辛く当たられたとか。

「すごいね」は彼女にとってほめ言葉ではなくなっていました。

 

 

何気ない言葉でも傷ついちゃうことがあるんですね。

相手をほめたつもりでも本人のコンプレックスだったり。

応援してるつもりでも責められると感じたり。

 

 

そういう私もダブルケアのときは言葉に傷つくことが多かったです。

不安を抱えているので些細な事でも傷ついてしまうのです。

まわりは敵ばかりだと思っていました。

傷ついたときは自分の殻にこもって傷が癒えるのをじっと待っていました。

だいたい傷が癒える前に、さらに別の言葉に反応して傷が深くなっていたような気がしますが。

 

 

今だから言えるのですが、言葉に傷つくのは相手のせいではなく自分の問題がほとんどでした。

 

「お父さんのお世話大変だね」

  (病院にお任せしているの責めてる?)

「親の介護やってえらいね」

  (私はえらくない)

「今日はお父さんのところに行くの?」

  (行かない日があるとかわいそう?)

 

いや、もう書いてみるとひどいですね。

こんな言葉に傷ついてしまうほど、自分の理想とする完璧な介護を出来ていない自分を責めていたんです。

 

 

「すごいね」と言われて傷ついていた友人は「どうして傷ついてしまうのか」を知り、今では傷つくことも受け入れているそうです。

傷ついちゃうことを話してくれた友人に感謝してます。

彼女を見習い、私も相手を責める前に、自分に傷ついた原因を聞いてみようと思います。

傷ついたことを癒せるのは自分自身だけなのだから。