参考資料774 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

こんなにあった!当たらなかった世界滅亡・大異変予言オンパレード3
1999年
 イギリスのピラミッドロジスト、ピーター・ラメジャラーは、1977年の著書『大ピラミッドは語る』の中で、大ピラミッドの通路の寸法を元に、1999年2月21日に人類は滅亡すると予言していた。

 16世紀フランスの予言者ミシェル・ノストラダムスの著書『予言集』の中に、「1999年7の月、恐怖の大王が空から降りてくる」という一節があり、これを人類滅亡や大異変の予言だと解釈する者が大勢いた。日本では1973年に五島勉『ノストラダムスの大予言』(祥伝社)が大ベストセラーになって以来、1999年までの間に何百冊というノストラダムス本が出版された。
 また、1999年の8月19日には、冥王星以外の7つの惑星と月と太陽が、地球を中心として十字形に並ぶ珍しい星の配置、いわゆる「グランドクロス」があり、これが地震などを起こすとして、ノストラダムスの予言と結びつけられた。
「恐怖の大王」の正体としては、第三次世界大戦、地軸の移動による地殻変動、彗星または小惑星の地球衝突とする説が多かったが、他にも、「2億人の悪魔的宇宙人が攻めてくる」(浅利幸彦)、「9月27日午前5時半にイタリアのベスビオ山が噴火する」(池田邦吉)、「人体のツボが乱れて“オーラ怪獣”が大量発生する」(内田秀男)、「地球を囲むバンアレン帯が裂け、巨大な宇宙光線が降り注ぐ」(大川隆法)、「モンゴルに反キリストが生まれる」(鬼塚五十一)、「木星の衛星イオが爆破される」(川尻徹)、「風速100メートルの烈風が吹き、地震や洪水が頻発」(高橋良典)、「月が地球に落ちてくる」(並木伸一郎)、「土星探査機カッシーニが落ちてくる」(堀江健一)、「地球の自転速度が1分間に30回転になる」(山内昌)、「日本でいくつもの火山が噴火し、本州、北海道、四国、九州が地続きになる」(ドロレス・キャノン)、「サダム・フセインが生物兵器をイスラエルに対して使用」(ゲリー・ボーネル)、「ロシアの宇宙ステーション<ミール>がパリに墜落」(パコ・ラバンヌ)などといった説があった。無論、どれも当たらなかった。

 アメリカの有名な超能力者クリズウェルは、1968年の著書『クリズウェルは予言する』の中で、「1999年8月18日に黒い虹が現れ、地球上の酸素を吸いこんでしまい、すべての生物は死に絶える」と予言していた。

 ウガンダ西部のカヌング村では、「神の十戒復古運動」の創設者ジョゼフ・キブウェテレと女性司祭のクレドニア・ムウェリンデが、「1999年の大晦日、人類の大半が死ぬ」「世界の終わりに聖母マリアが迎えに来る」と説いて、4000人の信者を集めた。中には家や牛など全財産を売り払った者もいた。
 入信者は、男と女と子供に別れて生活するよう命じられ、家族であっても接触が許されなかった。全員が緑のユニフォームを、6人の男性使徒と6人の女性使徒は黒のユニフォームを着用した。石鹸の使用や性交渉も固く禁じられた。また、「人間は嘘をつく」という理由から会話も禁じられ、彼らは手話で意思疎通を行うことを強要された。」
「検証 予言はどこまで当たるのか」ASIOS・菊池聡・山津寿丸著より

感想
>イギリスのピラミッドロジスト、ピーター・ラメジャラーは、1977年の著書『大ピラミッドは語る』の中で、大ピラミッドの通路の寸法を元に、1999年2月21日に人類は滅亡すると予言していた。

この人はノストラダムス研究家としての方が有名だね。http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/196.html
尤も、例の「恐怖の大王」の詩は「天の主計指導者」と解釈(翻訳)していて私の見解とは全く異なるが。
「2行目 deffraieur については、d'effrayeur と読むことが長い間通説化してきた。ただし、20世紀末以降、ピーター・ラメジャラーのように deffraieur を支持する論者も現れるようになっている。」
引用元:http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/41.html
因みに、私は「d'effrayeur」派。版によってどっちもあるらしい。

「deffraieur」派の人の意見。「 deffrayeur ないし deffraieur は、de(s)frayeur ないし de(s)fraieur の変形または誤植と考えられる。そして、de(s)frayeur / de(s)fraieur は、現代フランス語では défrayeur と綴る。現代ではあまり使われない語であり、『仏和大辞典』にも載っていないが、『新仏和中辞典』には「支払人、立替人」という語義が載っている(動詞形の défrayer はたいていどの辞書にも載っている)。 」
引用元:http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/202.html

また、「d'effrayeur」は「de effrayeur」の縮約形だが、「effrayeur」がフランス語の現代語にも古語にもない。しかし、私はノストラダムスは1行目と3行目,2行目と4行目で韻を踏ませるので「effrayeur」の語尾は4行目の「heur」に合わせて変形していると思っている。
L'an mil neuf cens nonante neuf sept mois
Du ciel viendra vn grand Roy deffraieur
Resusciter le grand Roy d'Angolmois .
Auant apres Mars regner par bon heur .
引用元:http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/41.html

ただし、これに対しても反論があるようだ。
「なお、有名な恐怖の大王の詩(第10巻72番)では行末に置かれており、韻を整えるための変形であるかのようにも解釈できるが、高田勇が指摘していたように、百詩篇での8回の登場のうち、脚韻に用いられているのは第6巻81番と第10巻72番の2回だけで、初版本の用例などではいっさい脚韻に用いられていない。このため、脚韻のための変形と見るのは不適切だろう。」
引用元:http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/152.html

私の見方では10巻72番以外にも前例があったのかという感想。(念のため、1行目と3行目,2行目と4行目で韻を踏ませるのはどの詩でもそうなっている。)
http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/167.html

個人的には「支払い係りの王」ならまだいいが、「支払い係りの偉大な王」はあり得ないと思っている。(念のため、ラメジャラー氏の説を否定している訳ではありません。)

>また、1999年の8月19日には、冥王星以外の7つの惑星と月と太陽が、地球を中心として十字形に並ぶ珍しい星の配置、いわゆる「グランドクロス」があり、これが地震などを起こすとして、ノストラダムスの予言と結びつけられた。

私はずっと1999年8月18日だと思っていたが8月19日なのか。因みに、下に「アメリカの有名な超能力者クリズウェルは、1968年の著書『クリズウェルは予言する』の中で、「1999年8月18日に黒い虹が現れ、地球上の酸素を吸いこんでしまい、すべての生物は死に絶える」と予言していた」とあるが。
まぁ、天体の事だから1日,2日ずれたってほとんど変わらないだろうし。そこで、1999年8月17日のトルコ大地震を取り上げるとトルコの人達だけに関しては的中か。

補足:http://on-linetrpgsite.sakura.ne.jp/column/post_154.html
余談だが、1999年8月17日はちょうど33歳6ヶ月だったなぁ。因みに、2月17日はノアの大洪水が始まった日。
http://indoor-mama.cocolog-nifty.com/turedure/2007/02/post_8d55.html
双子だし。(双子が生まれる確率は1/100らしい。)http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11088142449.html
念のため、子供じゃないので変なものに成りたがる気質は全くありません。むしろ、そんなものに選ばれた奴には同情するね。面倒臭そう。(昔からの見解。)

おまけ