参考資料773 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

予言時計真夜中一分前
「本章では、“予言者の時計”が存在し、古代の予言者の言葉に対してほぼ偏見のない考えを持つ人には、何がいつ起こるかすぐわかるようになるという意見を披露しよう。
 正統的ユダヤ教徒や、イスラム教徒やキリスト教原理主義者(ファンダメンタリスト)ほど、宗教的意見の異なる人びともないが、にもかかわらず、最近わたしがエルサレムで語りあう機会を持ったこの三宗派の人びとはみんな、われわれがなじんでいる世界が終末に近づきつつあると考えていた。
 ユダヤ教徒によると、最初の救世主の到来が間近だという。キリスト教徒は、救世主の再臨が間近だと確信し、イスラム教徒は、マホメットがすぐにも地上へ帰還をはたすと信じていた。
 三信徒とも、その信念の根拠は、彼らの宗教の言う“最後の審判の日”を示す“時代のしるし”が出そろったからだという。また人類が馴れ親しんだ地上の“時”の終わりが、どれほど近づいたかを告げる“予言者の時計”が存在することを、彼らは等しく信じていた。
 こうした意見の一致に勇気づけられて、わたしはさまざまな宗教宗派の信者と話し合った結果、漠然と人類史の“分岐点”としかいいようがない何かに、われわれはいま近づきつつあるのだという点で意見が一致した。この合意は、なんらかの大異変が起こりつつあるという、ほとんど人類の深い本能的予感に根ざしているようだ。
 さきに、古代の予言者の予言や、じつに不気味なその実現の記録について見たことはまだ記憶に新しい。今度は“予言者の時計”について、もっとくわしく見てみよう。地上の時の終わりはどれだけ近づきつつあるのか。真夜中を告げる鐘の音が、いまにも高らかに鳴り響こうとしているのではないか。まだ多少の時間はあるのだろうか。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(上)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>ユダヤ教徒によると、最初の救世主の到来が間近だという。キリスト教徒は、救世主の再臨が間近だと確信し、イスラム教徒は、マホメットがすぐにも地上へ帰還をはたすと信じていた。

•ユダヤ教徒にすれば、イエスやムハンマドはメシアを騙る偽物であり、本当のメシアはまだ現れていない。
•キリスト教徒にすれば、ユダヤ教徒はイエスを偽物だと決めて迫害した仇、メシアであるイエスの以後に預言者を名乗ったムハンマドは偽預言者。
•イスラム教徒にすれば、ムハンマドという最後の預言者が現れたのだから、ユダヤ教徒もキリスト教徒もイスラム教徒に改宗すればいいと思っている。
引用元:http://d.hatena.ne.jp/gypsophila315/20120127

因みに、イスラム教でもイエス・キリストに当たるイーサーが再臨する事になっているらしいのだが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC#.E5.86.8D.E8.87.A8
因みに、私はノストラダムスが最後の預言者と思っているのでキリスト教徒もイスラム教徒も新たなキリスト教(別のキリスト教)を作ればいいと思っている。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10637020959.html
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10640752425.html

>三信徒とも、その信念の根拠は、彼らの宗教の言う“最後の審判の日”を示す“時代のしるし”が出そろったからだという。

「時代のしるし」って何だろうね。普通、聖書ではこんな感じだけど。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%8D%E8%87%A8#.E4.B8.96.E3.81.AE.E7.B5.82.E3.82.8F.E3.82.8A.E3.81.AE.E3.81.97.E3.82.8B.E3.81.97彼らが言うのは、もっと具体的な事なのかな。(出揃ってないしね。)

例えば、出口王仁三郎の予言では「ミロクの世」には「電話やテレビが腕時計型になる」とかね。今はまさにそうだよね。
念のため、私は現在が「終わりの時」とは全く思っていません。

おまけ