参考資料712 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

時間の暗号
「古代の予言者の記述における数の重要性は広く認められている。けれども、予言者が歴史の重要な事件を予言し、またその予言が成就する正確な年を示していることを知ったら、多くの人びとは仰天するだろう。
 第一次世界大戦におけるアレンビー将軍のエルサレムでの勝利を、予言者ダニエルは二千五百年以上前に予言したのだ―――くわしくはあとの章で述べよう。
 1948年のイスラエル共和国建国も、やはり二千五百年以上前に予言されていた。
 十九世紀末ごろ、何人かが古代の予言者たちの記述に隠された日付の解読に成功している。先述したように、イギリスの数学者グラタン・ギネス博士は1887年に有名な『最後の審判の真実』を著した。その中で博士はこう述べたものだ。
《この1917年という年まで生き長らえる人が、こうした終わりの時代の中で最も重要かつゆゆしき事態に遭遇することは、絶対まちがいない》
と。
 その十一年後の1898年、アルダースミス博士という人物が『世界諸国民の運命』と題された著作を発表し、その中でこう述べた。
《異邦人の時代が完了し、エルサレムが抑圧から解放され、正統的な所有者の手に帰るのはいつかという点で、予言研究者たちの意見は一致している。この期間は、1917年ごろに終わるだろう。答えは時間だけが知っている》
 史実を考えれば、知ったかぶりとは言えないはずだ。だが両博士は、この重大な年、地球史の終末の時代がはじまるこの1917年という年をじっと待ち受けていた大勢のうちのふたりに過ぎなかった。ふたりとも、古代の予言者が明示した日付にもとづいて予言したのである―――自分が予言能力を持っているとはけっして主張していないのだ。」
「Ⅴ・ダンスタンの終末大予言(上)」ヴィクター・ダンスタン著・幸島研次訳より

感想
>《この1917年という年まで生き長らえる人が、こうした終わりの時代の中で最も重要かつゆゆしき事態に遭遇することは、絶対まちがいない》
>《異邦人の時代が完了し、エルサレムが抑圧から解放され、正統的な所有者の手に帰るのはいつかという点で、予言研究者たちの意見は一致している。この期間は、1917年ごろに終わるだろう。答えは時間だけが知っている》

後の章を読むと、「ルカによる福音書」第21章24節の、
「人々は剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれる。異邦人の時が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる。」

という予言を他の部分の年号解読で予測したらしい。結果だけ見れば、20年も30年も前に「バルフォア宣言」を予言していて見事である。ただし、はっきり言ってただのシンクロニシティーである。それは前後を読めば「終わりの時」の予言だからである。

「エルサレムが軍隊に包囲されるのを見たならば、そのときは、その滅亡が近づいたとさとりなさい。そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ、市中にいる者は、そこから出て行くがよい。また、いなかにいる者は市内にはいってはいけない。それは、聖書にしるされたすべての事が実現する刑罰の日であるからだ。その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。地上には大きな苦難があり、この民にはみ怒りが臨み、彼らはつるぎの刃に倒れ、また捕らえられて諸国へ引きゆかれるであろう。そしてエルサレムは、異邦人の時期が満ちるまで、彼らに踏みにじられているであろう。
 また日と月と星とに、しるしが現れるであろう。そして、地上では、諸国民が悩み、海と大波とのとどろきにおじ惑い、人々は世界に起ろうとする事を思い、恐怖と不安で気絶するであろう。もろもろの天体が揺り動かされるからである。そのとき、大いなる力と栄光とをもって、人の子が雲に乗って来るのを、人々は見るであろう。これらの事が起りはじめたら、身を起し頭をもたげなさい。あなたがたの救が近づいているのだから。」
「ルカによる福音書」第21章20節~28節

また、計算は「7倍罰の期間」というのを7年と考えるらしく「予言日は一年」という法則で360年×7=2520年(旧暦は1ヶ月30日で1年で360日)。これをエルサレムがバビロニア軍に征服され、ユダヤ人が捕虜となった紀元前603年に加えると、-603+2520=1917年という何とも言えないもの。
ちょっと調べたら、この紀元前603年も怪しそうである。http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n146883(念のため、607年説を信じている訳ではない。)
http://www.stopover.org/lib/Kanazawa/Shuen/chapter07.html(何か良く分からないが、丁度100年後の昨年辺りから「終わりの時」の始まりか。五島勉氏の2017年5月15日説もあるしね。念のため、私はあったとしても2034年ぐらい派。)
http://tokkenn.exblog.jp/8076878/

補足:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12014135753.html(下の方。)

おまけ